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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3491
ピスコ峰 ペルーアンデス Cordilleras Blanca(ブランカ山群)5752m
山行種別 積雪期一般
ぴすこほう 地形図


■山行期間 2003年7月11日〜21日
■コースタイム 7月11日 成田空港発(15:55)=ヒューストン(13:55)=リマ(16:00)→リマ(22:32)
7月12日 リマ(9:30)→ワラス(17:30)長距離バスで約400kmを8時間で移動
7月13日 高所順応(日帰り)@ワラス近郊で3500m程度(クルスの丘周辺散策)
7月14日 高所順応(日帰り)Aパストルリ(5300m) ワラス→駐車場(4800m)→頂上5300mまでトレッキング(2.5時間)
7月15日 登山ピスコ@ワラス→登山口3900m→ピスコBC4600m(登山口からロバ・アリエロを使い約2時間)
7月16日 登山ピスコAピスコBC4600m→ワンドイとピスコのコル5260m→頂上5752m→BC4600m (約12時間)
7月17日 登山ピスコBBC4600m→登山口3900m→ワラス(BCからロバ・アリエロを使い登山口へ約1時間)
7月18日 ワラスで観光(モンテレイ・アンカシュ考古学博物館など)ワラス22:00→(長距離バスで約400kmを8時間で移動)
7月19日 リマ(6:00)着(日中:休憩、観光など)リマ23:55→
7月20日 →ヒューストン(6:26,10:40)→機中
7月21日 →成田(13:50)
■写真
ホテルの窓から見たワラスの町 パストルリ遊歩道入口駐車場 パストルリ山頂直下
パストルリ山頂からの遠望 氷河の洞窟 セボーヤパンパからBCへ向かう
ピスコ湖とモレーン ワンドイとピスコの間のコル 右に見えるのが山頂
山頂からチョピカルキとワスカラン 山頂での記念写真 トラバース・下には口を開けたクレバス
ピスコ峰 花1 花2
花3 花4 ピスコ峰

■行動記録
7月11日
成田15:55→ヒューストン13:55/16:00→リマ22:32→ペンション山本0:30
 コンチネンタル6便で成田を出発。アルコールを飲んで早くねようと考えていたが、アルコールが有料と聞いてびっくり、イスラム圏の航空機を除いてアルコールが出るものと思っていたのだが?ヒューストンで入国審査の後荷物をターンテーブルで受け取り、税関申告の後、乗り継ぎの荷物預かり所で預け直しをする。イラク戦争の影響なのか、成田から何回もパスポートのチェックが入る。
 リマのホルヘ・チャベス空港に到着後、入国審査の後荷物を受け取り、何もなく税関申告の場所も通り抜け、外へ出て迎えのMツァーを捜すがいない。しばらく待ってみるが現れる様子がないので、怪しげな客引きがたくさんいる出口を避け、空港内のタクシーを頼んで宿へと向かう。25分ぐらいでペンション山本に到着し、ビールを頼み用意してあったおにぎりで無事の到着を祝う。(実は迎えは頼んでいなかった。当初の予定では頼むことになっていたが、最後の支払い時にその費用が抜けていたので不思議に思っていたとのTくんの話) 

7月12日
ペンション山本8:30→CRUZ DEL SURバスターミナル8:40/9:30→Huaraz(ワラス:3080m)17:30→Oscar`s Hostal(オスカーズ オスタル)17:45
オスカーズホステル

 和食の朝食を済ませ、山本さんに予約して貰ったタクシーでクルス・デル・スル社のバスターミナルに行き、手続きの後荷物の計量をしたら荷物は一人20sまでということで超過料金を10s払い引換券を受け取る。
 途中バスの中で簡単な昼食(料金込み)を食べただけで、バスから降りることもなくワラスへと向かう。初めのうちはリマの町並みや景色を見ていたが、海岸線を走る頃より眠ってしまった。昼食後もウトウトしていたが、途中4,080mの峠に差し掛かる手前からは、雪のかぶった山々が眼前に広がるようになり、ようやくアンデスに来たんだという実感が湧いてくる。昼食時にでたインカコーラは、コカコーラとは全く味が異なり自分にはうまいとは思えなかった。
 ワラスのバスターミナルにもホテルなどの客引きがいたが、さっさと外に出て地図を見ながらオスカーズオスタルへ向かう。フロントでインターネットで予約した旨をTくんが話すが、予約は入っていないと言われる。それでも空き部屋が2室あり何とか泊まれることになる。空港の迎えといい、「トラベルはトラブルだ」というTくんの言葉に納得できない自分は堅すぎるのかななどと思えてきてしまう。夕食は近くのレストランでポロ(鳥の炭火焼き?)料理を食べるが、2分の1(11s)を頼んだのに量が多くて食べきれなかった。
 オスカーズは、いつでもお湯が使え、シャワー・TVもあり、屋上に洗濯物も干すことができる快適なオスタルで、料金もツインで1泊30s(2人で)とホテルに比べたら非常にリーゾナブルな満足できるオスタルであった。また、英語が少しは通じるオーナーの人柄が非常に親しみが持て、家族の対応も大変良かった。

7月13日
Oscar`s Hostal 11:30→クルスの丘の上部(3,450m付近)13:30→Oscar`s Hostal 14:30
クルスの丘

 今日は10時からガイドとの打ち合わせの予定であったが、いくら待ってもガイドが来ないためガイドの契約先であるチャビンツアー(オスタルのすぐ近く)に行く。言葉が通じず混乱するが、何とか16時にガイドが来ることになる。
 時間があいたので、当初の予定どおり、高所順応を兼ねて、大きな十字架が見えるクルスのある丘を目指して、ワラスの町中を歩き出す。途中で道を聞きながら歩いていくと大きな墓地に出る。途中で民族衣装を着て音楽を鳴らして歩いている宗教的な雰囲気の行列にあったが、日本でいうお盆みたいな行事なのか、それともこちらの人は信心深いのか墓地の入口付近にもたくさんの人がいた。
 そこを過ぎて、舗装されていない道を進むと、トレッカーのグループが降りてきた。十字架のある丘では2、3パーティの人が休んでおり、チュルップなどの雪をかぶった山々が目の前に見える。時間も早いのでさらに上へと続く道を進んで行くと、トレッカーのグループや子供達が降りてくるのとすれ違う。景色も良いので人気のあるハイキングコースなのかもしれない。さらに道は続いていたが、丘の最上部で引き返すこととする。
 15時40分頃には、ガイドのAlex Cuadro(26歳)がオスカーズホステルへ来て明日からの打ち合わせを片言の英語を使って行う。ここでもトラブルがあり、アレックスが勘違いをして私たちを別のパーティと勘違いをして、ポーターと食事が付いているので必要はない旨の話がある。自分たちもその話を疑いもせず、日本から持参した食糧に手を付けてしまう。翌日別のパーティと勘違いしていたことが判明し、食糧はアレックスが手配し、料理もすることになる。

7月14日
Oscar`s Hostal 8:40→Pasto Ruriの駐車場 11:00/11:15→洞窟11:45/11:55→Pasto Ruri(パスツルリ:5,300m)頂上12:54/13:00→氷河末端13:15→Pasto Ruriの駐車場13:40/13:50→Oscar`s Hosta15:00
プヤ・ライモンディの木 パスツルリへの途中の氷河湖

 背丈の高い(2〜12mになる)プヤ・ライモンディ(パイナップル科)の木や川を見ながら草原のようなパンパを進む、この北海道の丘陵を大きくして茶色く染めたような景色は日本では決して見られない風景だと思った。途中、公園管理事務所があり一人5sの入園料を支払い、山腹の山道を進むと標高4,800m付近にある駐車場へ着く。
 パストルリの駐車場からは、通常、観光用の遊歩道の終点より、氷河を登るとのことである。しかしながら、今回は高度順化を兼ねているため途中から北の方向へ分かれ、氷河が解けてできた氷河湖と氷河に開けられた洞窟を見てから、アイゼンを付けて氷河の末端から登り出す。
 足下には小さなクレバスがあり、少し離れたところの大きなクレバスの付近ではアイスクライミングやレスキューの訓練を行うとのことで、1組が取り付いていた。登りは順調で、特に高度障害も出ず、快調に山頂付近(山頂は岩場であるが、雪のある地点で終了)に到着する。5,200mを超えても高度障害が出なかったので何となく明日以降も途中までは行ける自信がついたような気がした。下りは、一般のルートを降りる。アイスクライミングの練習をしている人を見ながら、アイゼンを外し、遊歩道を歩いて駐車場に到着し終了。宿に着いたあと、Tくんが頭が痛いと少し休んでいる間に自分は洗濯をして屋上に干す。

7月15日
Oscar`s Hostal 8:00→Cebollapampa(セボーヤパンパ:3900m)10:50/11:15→BC (幕営地:4600m)13:05
 迎えに来たトヨタハイエースに乗り込み、出発。ワスカラン山を見ながら、1970年の大地震で発生したワスカランの雪崩に2万人の人が旧町とともに一瞬にして埋まったというユンガイ(Yungay)の町でアリエロ(ロバ使い)を乗せて、ユンガイ谷の右岸に付けられた道を進むと、ワスカラン国立公園管理事務所とゲートがある。60sを支払い、ノートに名前とパスポート番号などを記入し通過する。トレッキングの場合は記入するページも異なり、料金も安いようであった。
 雪に覆われたワスカランの下でエメラルド色に染まるLags Lianganuco(ヤンガヌ湖)の2つの湖を見ながら、未舗装の道を進みセボーヤパンパが見える場所で車を降りる。セボーヤパンパは景色も良く、見るからに良さそうなキャンプ地であった。アリエロがロバをつれてくるまでしばらく待つが、結構のんびりした雰囲気である。
ワスカラン公園管理事務所 道路終点から見たヤンガヌ湖 BCとチョピカルキ

 食料と水程度の軽い荷物で、少し急な斜面にジグザグに付けられた登山道を登って行くと一旦平らになり、小休止とする。BCへ向かう北東方向には滝の上にピスコ峰が、北西方向にはワスカランが見える。時期がずれているのかもしれないが、登山道の両側のところどころに色々な花が咲いている。
 休んだ地点からしばらく登ると視界がひらけて、色とりどりのテントが張られたBCとなるが、日本人は我々だけであった。キャンプ場の端には公衆トイレはあるが、パーティ専用の携帯用トイレのためのテントを張ったグループもあった。キャンプ場から約100m上には、山小屋があり食事付きで宿泊できるとのこと。
 テント設営後、Tくんは明日の偵察ということで、モレーンの上まで出かける。加藤は明日のために体力を温存するということで、昼寝とする。夕方近くになって、山頂からスキーで滑ったというフランス人のパーティが降りて来る。夕食はアレックスが作ってくれたスパゲッテイを食べ、明日に備えて早々とシュラフに入る。頭痛などはしなかったが、念のためということでダイアモックスを飲むが、かえってどきどきして眠れなかった。

7月16日
BC 12:45→モレーン上部1:16→モレーンキャンプとの分岐 2:35→氷河末端 3:05/3:40→ワンドイとピスコのコル(5,260m)4:48/5:00→Nev.Pisco(ピスコ山頂::5,752m) 7:43→ワンドイとピスコのコル10:00→氷河末端 10:25/10:55→モレーン上部12:08→BC (幕営地)12:20
モレーンの先の氷河に取り付く 氷河の取り付き・ザイルを付ける
頂上直下クレバスの脇を登る 山頂からのワンドイ

 起きると星がきれいに見える。昨夜はほとんど寝ていないため今日の行動に不安を感じるが、行けるところまで行けば良いと気持ちを切り替える。予定の12時30分より遅れて、12時45分にヘッドランプを点けてテント場を出発。あまり寒さを感じなかったのでフリースは着ないで普段の日本の冬山装備でモレーンを登り始める。30分ほどでモレーントップに到着、少し息を整え、ガレ場を注意して下る。そこからは、月明かりとヘッドランプで踏み後を捜しながら大きな岩がごろごろしたモレーンの中を歩いていく。両側がガレ場になると、モレーンキャンプ場への分岐が現れ、しばらく歩くと、氷河末端の取り付き地点となる。
高度は5,000mぐらいか、ここでアイゼンを付け、稜線に出たときに冷えるかと思いフリースを着る。ここで、アクシデントが発生。Tくんのアイゼンのボルトが無くなっている。仕方がないので、ひもなどでアイゼンを固定する。しかしながら、歩き始めて直ぐに外れてしまい再度固定するまでしばらく待つ。
 雪の上をアレックス、K、Tの順番で登っていくが、アレックスのペースはかなり早めで、時々待ってもらいながら歩く。アレックスの歩き方は、ある程度の早さで休みを取りながら歩くスタイルで、私には合うが、ゆっくり長く歩くTくんは歩きにくそうであった。ピスコとワンドイのコルを過ぎてしばらく登ると、ワンドイに日が差しモルゲンロートとなり、そのすばらしさにしばらく見とれてしまう。
 途中で3カ所ほどクレバスを越した時は、Kがアレックスを確保する。3番目のクレバスは、幅は1mぐらいだが底が見えない深さであった。確保した3カ所のうちの2カ所はピッケルのブレードにザイルを巻いただけという簡単な確保の仕方を指示され、少し不安だった。頂上でも頭痛はしなかったが、登るにしたがって呼吸が苦しくなってきたような気がして、酸素が少なくなるというのはこういうことかなと思った。
 10mぐらいの急な斜面を登り、緩やかな傾斜の尾根を進むと山頂になる。先行していたコロンビアの4人パーティ(男3、女1)と登頂を祝い、握手しようとしたら全員と抱き合うことになる。日本人と違って、喜びの表現の仕方がおおらかだなと思う。無風快晴の山頂で記念写真を撮り合ったりして、もしかしたら最後になるかもしれない高所(5752m)の高さを味わう。
 下りは、登りの逆にT、K、アレックスの順で降りる。Tくんは下りでも2回紐が切れるなどしてアイゼンが外れ苦労する。登りでは暗くて見えなかったトラバース地点の下に広がっているクレバス等が見え、登りのルートを確認しながらの下りとなる。
 昨日、フランス人が滑ったシュプールは、一部急斜面ではジャンプターンを交えたもののウェーデルンをきれいに描いていた。少しオートルートに行った時のことを思い出す。途中モレーンの灰色の中にピスコ湖がきれいに見える。
 氷河の末端でアイゼンを外し、大休止をとるが、日差しが強くなり暑いくらいとなる。登っている途中の温度はかなり低かったらしくザックの中のペットボトルの水は、まだ凍っていた。ここからは、のんびり歩いてBCへと向かう。夕食は日本から持っていった親子丼を食べるが、アレックスはあまりうまいとは感じなかったようで、美味しそうな顔はしなかった。
 ピスコ峰は、数カ所の短い急な斜面を除けば、ほとんど緩やかな斜面を登るだけで、数カ所のクレバス以外には困難な箇所もなくガイドなしでも登れる山である。しかしながら、BCからの日帰りの場合には、暗いうちの行動になるのでクレバスの通過などを考慮するとガイドがいた方が安全であり、安心できると思う。今回はアイゼントラブルで合計1時間30分以上タイムをロスしたと思われるので、BCからの日帰りはもう少しスピーディにできそうな気がする。  

7月17日
BC (幕営地)10:10→Cebollapampa 11:05/11:55→ Oscar`s Hostal 14:30 
セボーヤパンパと荷揚げのロバ

 昨夜は、ダイアモックスは飲まなかったが、登頂の満足感からかよく眠れた。昨日は見られなかったBCからのワンドイの朝焼けを写真に撮る。ピスコは少し日が差すだけでモルゲンロートにはならなかった。テントや荷物を干して、出発時間の9時までに準備を済ますが、8時頃挨拶したアリエロが山小屋から戻ったのは10時になっていた。
 下りは1時間ほどであっという間にセボーヤパンパに着いて、荷物を背負ったロバを待つ。迎えに来たワゴン車に乗り込み、一路ワラスのオスカーズオステルへと向かう。宿に入ってシャワーを浴びて、洗濯をした後、明日の夜行バスの予約確認を済ませ、Piccol(ピッコロ)でピザとビールで祝杯をあげる。 

7月18日
Oscar`s Hostal 9:00→Monterrey(モンテレイ)9:10/10:30→Huaraz11:00/22:00→
アンカッシュ考古学博物館
 バスの出発時間まで、今回の旅行中唯一観光のできる時間ということで、宿でタクシーの料金(5s)を聞いてから道でタクシーを拾いモンテレイへ向かう。10数分で到着し、入口で3sを支払い入園する。モンテレイは大きなプールが2箇所とシャワーと浴槽が付いた個室になっており、お湯は茶色で濁っているように見える。最初にプールで泳ぐが、一番深いところは頭を出すのがやっとぐらいである。朝早いせいかあまり人はいなかったが、外に出ると少し寒いぐらいだったので、早々に個室へと向かう。
 帰りは、バスに乗るが料金は50センチモで降りる際に支払うシステム。アンカシュ考古学博物館でチャビン文化や発掘されたミイラなどを見る。昼食はインカパブモンテローザでパスタを食べる。その時に初めてピスコサワーを飲むが、甘いのにアルコール度が強くて驚く。夜行のバスは人気があるのか満席になっており、軽い食べ物が出た後、車内灯が暗くなったので、椅子を倒すがなかなか眠れない。

7月19日
リマ5:20→ペンション山本5:40/20:00→ホルヘ・チャベス空港20:20/23:55→
 バスは、予定より早くリマに到着する。ペンション山本で少し寝た後、朝食を食べ、民芸市場にお土産を買いに出かける。昼食は、山本さんのお勧めの店でセビッチェや蟹のスープを食べるが、今回の旅行で一番美味しいペルー料理であった。夕食をペンション山本で済ませ、早めに空港へと向かうと、ヒューストン行きの空港カウンターには長蛇の列ができていた。

7月20日
ヒューストン空港6:20/10:40→成田14:20→福島18:10
 エコノミーの狭い席でうとうとしていると、朝のヒューストン空港に到着。成田行きのコンチネンタルの出発時間まで出発ロビーで小説を読みながら時間を潰す。アラスカ上空では、窓の外に広がる景色を見て次はここにも来たいななどと考える。
 今回は、今後このような休みはなかなか取れないんじゃないかという思いもあって、自分としては事前のトレーニングにも取り組んだつもりであったが、高度に対する漠然とした不安ばかりでなく、1ヶ月前に膝を痛めたこともあり足手まといにならないか心配だった。しかしながら、最後まで高度障害らしきものも無く、快調に山頂にも立て、また海外の高所へ行ってみたいという気持ちが沸いてきた。文部科学省登山研修所での3日間の低酸素室の利用(最高度4600m)が高所順応に非常に効果的であったと思う。
 今回の山行がうまくいったのは、準備をほとんどやってくれたTくんあたたかく休暇を認めてくれた事務所、我が儘を許してくれた妻をはじめとする家族のおかげであることはいうまでもなく、感謝の気持ちで一杯である。(M.K)

 
■概念図


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