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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3951
吾妻山・若女平コース 西吾妻山 2035mピーク
山行種別 山スキー
あづまやま・わかめだいらコース 地形図 天元台、吾妻山、白布温泉


■山行期間 2007年3月4日
■コースタイム 福島(7:30)=天元台・湯元駅(8:45,9:12)=リフト終点(9:56,10:12)→かもしか展望台(10:30)→凡天岩(11:02,11:08)→西吾妻山(11:27,11:48)→西吾妻小屋(11:58,12:12)→若女平(13:53)→小坂(15:02)→スカイバレー入口(15:34)天元台・湯元駅から車回収=福島(17:50)
■写真
天元台ロープエィ・山麓の湯元駅 リフト3本を乗り継ぐ 稜線へ出る
広い尾根を凡天岩を目指す 凡天岩で休憩 西吾妻の山頂
大きな表面霜 西吾妻避難小屋 竜崎沢の下降に入る
標高1500mで尾根に戻るとツア
ーコースの標識が出てくる
ダケカンバの林の中を滑る 重い雪に苦労しながら林間縫っ
ていく
造林地の中は滑りにくい 雪が少なく藪がひどい 小坂より下部も雪が少ない
藤右エ門沢の橋を渡る スカイバレーに出る スカイバレーを滑って白布へ

■行動記録
 福島を7時30分に出発し天元台を目指す。米沢も今年は呆れかえるほど雪が少ない。福島から車で1時間ちっとで天元台スキー場の駐車場に到着する。身支度をしてロープエィに乗り込み、リフト3本を乗り継いで「つがもりゲレンデ」の上部へは1時間ほどで着く。ここで標高はすでに1820mになっている。
 リフト終点の監視所に計画書を提出し、歩き始める。最初は中大巓への急な登り。シールを利かして「かもしか展望台」を目指す。急な登りも20分ほどで終わり稜線に出る。稜線は広く、背の低い樹氷が美しい。今日の天気予報は晴れだったが、稜線には少しだがガスが残っている。
 中大巓と凡天岩のコルまで一旦下り、凡天岩を目指して登り返す。凡天岩までくると、なだらかな西吾妻山が目の前に見える。西吾妻付近の主稜線は尾根が広く、吹雪かれた時など非常に迷いやすいので注意が必要だ。ガスも薄いので西吾妻を目指す。悪天時にどうしても歩かなければならない場合は、凡天岩を確認したら、コンパスを西に振り天狗岩の祠まで移動してから西吾妻避難小屋を目指して雪原を南南西に向かうと良いだろう。小屋が見つけられなくとも、若女平に降りるには、その地点から北西にルートを取れば赤滝のある竜崎沢の源頭に下りることができる。
 西吾妻山の山頂で写真を撮って、シールをはずし小屋まで滑り下りる。途中で表面霜を見つけたので写真に納める。小屋で休んでから、いよいよ若女平への滑降へ移る。最初は緩斜面だが徐々に角度を増してくる。樹林の間を縫って滑るのだが重い雪で快適な滑りとはいかない。
 なんとかコントロールしながら下りていくと、竜崎沢(赤滝沢)の源頭に出る。普段だと、ここまでくると樹林も邪魔にならなくなるのだが、今年は雪が少なく沢の形がそのまま残っている。途中で沢が顔を出している(1550m地点)ところもある。標高1500m地点で右の尾根に戻る。
 尾根にはツアーコースの標識がしっかり付いている。若女平のダケカンバの林を抜け、急斜面を下りるとやせ尾根となる。右側は小和須知沢に向かって切れ落ちているので充分注意したい。カラマツ林をくぐり抜けると、三角の105標識。次に造林地の中の小沢にづたいに下り、造林地を抜けたら「小坂」である。急斜面をトラバースするように下りていく。再び造林地の中を滑り、林道に飛び出す。最後に藤右エ門沢を渡り西吾妻スカイバレーの道路に出て、このコースも終わりになる。車を置いてきた天元台スキー場の駐車場まで登り返し、福島に戻る。雪は少なかったが何とか下りて来れた。コースタイムは多めにかかった。慣れた人だともっと短時間で下りることができる。(I.I)

 
■概念図


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