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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3722
飯豊連峰・石コロビ沢
山行種別 山スキー
いいでれんぽう・いしころびさわ 地形図 飯豊山、長者原


■山行期間 2005年6月4日
■コースタイム 6月3日 福島(21:00)→長者原国民宿舎梅花皮荘分岐の車止め(23:30) 泊
6月4日 国民宿舎梅花皮荘駐車場(6:05)→飯豊山荘(7:15)→温身平(7:38)→彦衛門の平(8:35,8:37)→650m地点(9:05,9:25)→滝沢出合い(9:30)→石転び沢出合い(10:00)→梅花皮小屋(12:33,12:45)→石転び沢出合い(13:00)→650m地点(13:15:,13:25)→温身平(14:35)→飯豊山荘(15:05)→福島
■写真
国民宿舎梅花皮荘から残雪の
飯豊稜線を望む
温身平から見た主稜線 滝沢との出合の下から雪が出
てスキーを履く
石コロビ沢を登る。奥は北股岳 辛い雪渓の登り 最後の急斜面に取り付くところ
滑り出して間もなく稜線は雲に
覆われる
適度に腐った雪は滑りやすい 最後は緩斜面になってスキーは
終了する

■行動記録
 今年は飯豊の山形側は雪が多くて(福島側は例年通り)梅花皮荘の所のゲートが開かず飯豊山荘まで一時間の歩きをプレゼントされてしまった。
前回(5月15日)は温身平分岐から彦衛門の平まで登山道を雪が隠していたが今回は殆ど雪が消えていた。でも沢の雪はあまり減っていず前回600m付近から雪渓に降りたが、そこから50m程いった滝沢出合いの少し下から降りることができた。
 気温と周りのブナの様子はもうすでに初夏の様子。雪面も石が多く、汚れが目立つが目を遠くにやれば石転び沢と入り門内沢の雄大な景色が疲れをいやしてくれる。
 振り返って見る景色がまた素晴らしい。雪と木の緑と青い空に浮かんだ雲とが作り出すたおやか雰囲気が厳しい場所にいることを忘れさせてくれる。でも昨年は落石があり、そのコースが読めずあわや直撃という場面に遭遇したので注意は怠り無く高度を稼ぐ。順調に歩を進め、最後の急斜面にかかるが、このころから雲が多くなってくる。梅花皮小屋の少し上に出た所で雨が降って来て慌てたが、シールを外して滑降の準備をしている内にやんでしまった。
 雪の量だけは例年の5月初めの頃と同じで北股岳山頂から繋がっているので一瞬山頂から滑ろうかとも思ったが雪面が割れているのと天気が下り坂なので小屋の少し上から滑り出す。一番面白い沢の中心部の急斜面は雨の溝が激しく、落石で荒れているので滑降不可能。でもそれ以外の場所も雨の溝と石を避けながらの滑降となる。
 石と汚れと雨の溝と凹凸を気にしなければ雪の量は多いのでまだ滑れるとは思うが、滑走面がスチール製のスキーじゃないと可愛そう。疲れはててやっと飯豊山荘にたどり着き、「後一時間の歩きかあ〜」とぼやいていたら丁度飯豊山荘の管理人さんが車で出てきて「乗ってく?」と声をかけてくれる。もう大助かり。地元の山菜取りの人と道路補修工事の人と管理人さんは通行出来るようだ。来週末には道路の補修が終りゲートが開く予定とのこと。(M.M)

■概念図


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