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No.3326
飯豊連峰・入り門内沢
山行種別 山スキー
いいでれんぽう・いりもんないさわ 地形図 飯豊山


■山行期間 2002年5月25日
■コースタイム 5月24日 福島市(21:00)→飯豊山荘駐車場(23:30)
5月25日 駐車(6:45)→温身平(7:05)→雪渓(8:6/8:26)→石転ビ沢出合(8:55)→上部二俣(10:00)→稜線(11:25/12:15)→石転ビ沢出合(12:34)→スキー終了点→(12:45/13:15)→温身平(14:00)→駐車場(14:30)
■写真
石転び沢出合 入り門内沢出合 稜線直下の登り
北俣岳 門内岳山頂 稜線からの滑り出し

■行動記録
 飯豊山荘の先の駐車場で久しぶりの再会を祝い、軽く乾杯のあと眠りに就く。朝目を覚ますとテントを打つ雨の音が聞こえている。慌てて外に出てみるが、雲は切れ所々青空も見えているので一安心して食事を済ませ、スキーを担いで出発する。
温身平までの林道沿いには、太いブナの木があり、特にこの時期の新緑の季節は何とも言えない雰囲気があり、心が安まる。堰堤の先からは登山道となるが、所々沢筋で雪渓が残っているところは、道を確認し、スキーの引っかかる枝を避けながら、歩いて行く。
 歩き始めて約1時間半で雪渓が沢を埋めていくのが見える。滝沢の500m強下流の登山道が大きく曲がったところから雪渓で埋まっており、今年は雪が少ないという話が嘘のようである。これまで何回か石転ビ沢を滑りに来ているが、今回は雪が多い時と同じぐらいの積雪があると思う。出合から見た石転ビ沢も、結構広い幅の雪渓を保っており、滑りには最適の時期といえると思われた。
 出合を過ぎても、ひたすら登り続ける。途中小休止を1回取っただけで、快調に飛ばし続けるMさんを追いかける。途中から落石が目立つようになったが、特に気にせず進み、急斜面の手前で,クトーを付ける。最後に尾根に抜ける部分は急な斜面となり各自スキーを脱いでキックステップで稜線に立つ。気温が高くなるだろうからとアイゼンを持って来なかったが、足下の雪はかなり締まっており、数回蹴り込みながらの登りとなり少し緊張させられる。
 稜線は、寒気と風のせいか少し寒かったが、門内岳山頂を往復するなどして、下山に移る。出だしは、雪が張り出しているせいか少し急傾斜に感じるが、滑り出すと雪も程々に腐っており、快適な滑降となる。各自思い思いにシュプールを描く、できれば上部の二俣までは、ノンストップで滑り降りればかなりの満足感は得られそう。途中からは落石が登るときよりもかなり増えており、一気に滑り抜ける。登山道に戻る場所で大休止して、スキーを担いで下山、今シーズンの最後の山スキーを終える。
 今シーズンの最後に、念願の入り門内沢を滑ることが出来て大満足でした。次は飯豊の沢を繋いで滑る山行を計画したいと思います。(M.K)

■概念図


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