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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3306
浅草岳
山行種別 山スキー
あさくさだけ 地形図 守門岳


■山行期間 2002年4月12日夜〜13日
■コースタイム 4月12日 福島市(20:00)→五味沢(24:00)
4月13日 浅草山荘(7:10)→滝(9:20,9:30)→二俣(9:50)→前岳(11:17)→浅草岳(11:30,12:10)→林道(13:10)→五味沢(ホテル)(13:45)
■写真
浅草山荘 ムジナ沢を登る 滝は左岸を巻く
稜線への取り付き 前岳手前の雪庇 振り返って前岳を見る
浅草岳山頂から守門岳を見る 早坂尾根の下部
樹林の中の滑降
■行動記録
 浅草山荘駐車場で都職山の会の6人と合流し、宿の人の指示した場所に車を駐車し、シールを着け登り出す。枝尾根を巻くようにトラバースをして行く、最後の枝尾根を巻いたところで沢に下降する。先行したテレマークのパーティはだいぶ上の方をトラバースしていたが、この先で合流したので我々のルートが正解のようである。
沢の中はところどころ雪が切れており、ここを戻る際は注意が必要である。地図の滝マークの地点は左岸を巻き、上部をトラバースする。再び沢に降り、二俣から少し進んだ地点から尾根に取り付く。先行のトレースは沢沿いに続いており沢をつめることも出きるようである。苦しい登りを終え稜線にでると、守門岳、燧ガ岳、越後駒ヶ岳、飯豊連峰がきれいに見え、ゆっくりと山頂を目指す。前岳のカール状の斜面はスキーには絶好の斜面であるが、今日は早坂尾根を下る歩き主体の山スキーなので来年は必ず滑ろうと思う。
 山頂で小休止をしていたら、先週山スキーネットで同行した新潟のAさんに会い、ネットの広がりに思わず感心する。コースの概要などを聞いて、ムジナ沢を下降するAさんと別れ、北に向かう早坂尾根を下降する。山頂直下から直ぐに滑り始めたため最初はうるさいほどではないが灌木があり、その間を抜けて快調に滑る。しばらく滑った後振り返ると、なんと東側に真っ白な斜面が!山頂からしばらく東側(只見側)に進んでから滑り出せば無木立の大斜面だったかもしれない。
 広い尾根の東側を滑っていくと緩斜面となり枝尾根を確認しながら歩いたり滑ったりを繰り返す。広い早坂尾根の末端付近で894mのピークを目指し傾斜のある枝尾根に入る。雪が少ないせいか藪を避けようとして、早めに沢を下ったせいか尾根の左側に降りてしまう、しばらくトラバース気味に西に向かって地図上の湿地のマークの先で林道に合流する。林道は滑らないと聞かされていたが、思ったより滑りやすく、1カ所雪が消えた橋の上を通る時以外は快調に滑り降りることができた。除雪終了点の五味沢のホテルまではあっという間であった。 
 今回は歩きも交えたルートであったが、滑りを楽しむならばムジナ沢の源頭、特に前岳直下のカール状の斜面の方がスキー滑降を充分楽しめると思う。また、我々は滝の手前で左岸を巻いたが、それより手前で右岸から前岳に続く尾根に取り付くルートもあるとのこと。併せて、浅草山荘は冬季の営業はしていなかったが、ここまでは除雪していて地元の人はここから入山しているとのことなので、今度は厳冬期に来てみたいと思った。(M.K)

■概念図


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