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No.3288
吾妻山・栂森
山行種別 山スキー
あづまやま・つがもり 地形図 天元台、米沢東部


■山行期間 2002年2月10日
■コースタイム JR福島(7:01)=列車=峠(7:30,7:50)→杉林・850m付近(8:30)→1150m付近(9:35)→雪のない斜面(9:50→コル(9:55,10:10)→1201m(10:30)大滝見える→小栂森(11:50)→コル(12:00,12:10)−1482m付近・トラバース終了(12:35)→栂森(13:00,13:15)→砂盛付近(14:00)→牧場上部(14:35)→大沢スキー場(15:30,15:40)→大沢駅(15:50,17:07)=列車=福島(17:37)
■写真
峠駅から細い尾根を登る 栂森が見えてくる 雪庇に注意しながら
古い標識が付いている 栂森が近づいてくる すばらしい青空と白い雲
栗子の山々が間近に見える 青空に樹氷が映える 小雪の舞う栂森山頂

■行動記録
 およそ20年ぶりのJR峠駅はスイッチバック廃止に伴い、ホームの位置が変わっていた。駅はずれのツアーコース入り口はフェンスで囲われ、手前の法面から入ってゆく。歩きやすい右岸の杉林を進み、沢が深くなる頃から尾根近くまで登ると、ツアーコースが現れる。気温は低いが風もなくツアーには最高のコンデションだ。登ってゆくと、右手の沢が消えて、杉林に入る。ここを登りつめるとダケカンバなどの疎林の尾根になる。登るにしたがい尾根がやせてきて、雪庇が張り出してくる。樹木と雪庇の境の狭い尾根筋をつめてゆく。天気もだんだんよくなり、栗子の山々が連なって見える。目的の栂森もだんだん近づいてくる。左には滑川温泉も見える。2人のパーティが追いつき、追い越してゆく。かなりはやいペースで登っていった。1150m位の2つ目のピークからの斜面は雪が切れていて、シールで押さえるようにして通過し、滑り降りる。このコルで小休止。このあたりから天気が良くなり、青空に霧氷が映える。やがて左からの尾根に合流して、右に折れるように登ってゆく。今度は大滝の氷爆が見えた。青空の下、平坦な尾根で小休止。急斜面を登りつめると小栂森で、コルで再び小休止。天気がよくて、のんびりと写真を撮ったり、20年前より体力が落ちているためか1時間ほどペースが遅れている。ここからトラバースして栂森の山頂に向かう。途中無立木の斜面があり、少し緊張したが、間隔をとりながら無事通過してトラバースを終える。このあたりから青空が消え、雪がちらつく。最後の登りは緩やかだが、思ったよりも長い。
 13時、ようやく栂森に到着、記念写真を撮り、シールをはずし、下山にかかる。山頂からの尾根の北側に沿って滑ってゆく。最初は藪が濃くて躊躇したが、下るにしたがい快適な滑りを楽しめた。少し下ると標識が現れる。滑りやすい沢を滑り、砂盛りの東を通過して、右岸の台地に上がる。天元台からの大沢下りの人たちも合流してくる。米沢山の会のメンバーは、10数人いるようだ。昨日は若女平、今日が大沢、そして明日が栂森だという。雪質がいいので、思い思いに滑る。大小屋川の橋を渡り、植林地に入ったところから左に折れると牧場にでる。広い雪原を楽しんで、再び林道へ。雪は充分にあるので、最後まで楽しむことができた。林道から右に折れ、電車の時間があるので大沢スキー場にでてみる。大沢駅に到着し、楽しみの酒を買いにでてみたが、以前あった酒屋はなくなっていた。自販機もなく、重い足を引きずるように駅に戻る。 5時7分、電車に乗り込み、福島へ。20年ぶりの栂森は変わってはいなかったが、確実に遠くなっていた。でも・・・・やっぱりよかった。(K.K) 
■概念図


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