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No5775
鉢森山
1003.6m三等三角点峰
山行種別  山スキー
はちもりやま 地形図

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山行期間 2018年2月25日(日)
コースタイム
県道板谷米沢停車場線・送電線下車デポ地(9:13)→鉢森山取付点(10:51)→鉢森山(11:20,11:50)→県道板谷米沢停車場線・送電線下車デポ地(12:28)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
送電線下から登り始める 送電線の下はオープンバーン 栗子スキー場から鉢森山取付点までの作業道(道路)に出る
鉢森山の尾根を登る 急斜面も何とか登り終える 鉢森山にあるパラボラ
秩父宮登山記念碑 山頂での集合写真 いよいよ滑降を開始する
このルートはかつてのツアーコースでもある 駐車地点に戻った ピットを掘って積雪断面観測の講習

行動記録
 今日は山スキー初心者のための講習山行で鉢森山に登ることになった。登路としては県道板谷米沢停車場線の除雪終了点と手前の送電線下からとがあり、除雪終了点の方が歩く距離が短く30分ほど違う。今回は練習なので送電線下から登ることにした。待避所の車寄せにから一段上に上がりスキーを履く。電線下を歩いて送電線のオープンバーンに出る。2ルートの送電線が通っているので切開きの幅も広くまるでゲレンデのようである。途中小沢が入るので右の樹林帯に入るところもあるが概ね送電線下を歩く。
 左に未除雪の県道板谷米沢停車場線を確認したら右にルートを取るのだが、最初の県道との合流点を見逃して100mほど行き過ぎてしまい右にルートを取る。かつてのツアールートは造林されてから年月が経ったこともあってハッキリしなくなっている。途中、急斜面は無く栗子スキー場第3リフト上部の尾根に乗れば良いのでどこを通っても構わない。尾根手前の沢の源頭で小休止をとってから栗子スキー場から山頂パラボラへの作業道のある尾根に出た。車道終点からは勾配がきつくなる。尾根の右側には雪庇が大きく張り出しているので、見通しが利かないときは余り右に寄らない方がよい。急斜面は山頂部まで続く。山頂には大正12年3月11日に訪れたことを記念した秩父宮登山記念碑が立っている。このことからも当時から鉢森山は山スキーのルートとして使われていたことが分かる。三角点は山頂台地の西端にあるが今の時期は雪に埋もれてしまっている。山頂に立つパラボラの建屋で風を避け早めの昼食にした。
 シールを剥がしていよいよ滑降である。登ってきた雪庇のある南東尾根を下るのだが、尾根幅も滑るに支障ない程度ある。雪質も良いので快適に滑ってくれる。作業道の尾根からツアーコースを下り、沢を横切ってから登ってきたルートから外れて右の切り開きに入ってみた。緩斜面を少し登るのだが、その後は勾配がいくらか増すので良く滑ってくれる。すぐに送電線下の切り開きに出る。雪が締まっていたこともあって良く滑る。雪が深いときは、馬場平ツアーコースのルートである県道板谷米沢停車場線の除雪終了点から往復するのが良いと思う。送電線下のオープンバーンは滑ってさえくれれば気持ちが良い。気分を良くして車デポ地点へと戻った。
 鉢森山はゆっくり往復しても3時間ほどなので、山行を終えてから積雪断面観測の講習を行った。山スキーをするうえで積雪内部を知り雪崩の知識を身につけるのは大切なことで、自分の身を守るためには必須である。雪温、密度、雪質、硬度を調べて記録し、コンプレッションテストで弱層判断を勉強して講習を終えた。これからも繰り返し勉強するようにしたい。(和)

概念図

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傾斜量区分図(雪崩)
トラック 登り=赤 下り=青

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