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No5772
安達太良山・迷沢
鉄山 1709.4m四等三角点峰
山行種別 山スキー
あだたらやま・まよいさわ
地形図
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山行期間
2018年2月24日(土)
コースタイム
箕輪スキー場・ホテル(10:00)=Bリフト=Aリフト降り場(10:16,10:23)→仏沢(10:50)→鉄山避難小屋(11:24,11:58)→コル(12:15)→小休止・標高1280m(13:18,13:23)→迷沢地竹取り道(13:39)→迷沢徒渉点(13:54,14:07→国道115号駐車箇所(14:27)
写真
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レストハウスからホテルまでシャトルバスで移動
箕輪山西面の標高1550mにある冬コースの導標
若手2人は余裕でついてくる
掃き掃除をしてから小屋の外へ
ホワイトアウトの中を滑る
どう写っているか見えないが適当にシャッターを押す
このホワイトアウトの中をよく滑ってくるものだ
標高を下げても視界が利かない
迷沢地竹取り道に降りる
地竹取り道を滑って迷沢に向かう
迷沢徒渉点に発達する氷柱
仏沢の橋を渡る
作業道入口にある道迷い注意の看板
国道115号の道路標識が見える
雪は降り続き車もすっかり雪化粧だ
行動記録
日本海にある低気圧が太平洋側に移動し前線がまともに通過しそうである。どこまで天気が持ってくれるだろうか。夜勤明けの若手2人を待ってホテルへ移動するシャトルバスに乗り込む。いつもはレストハウスからCリフトを利用して箕輪山を目指すのだが、今日は体力温存と少しでも時間を短縮するためにBAリフトを乗り継ぎ、鉄山避難小屋を目指すことにした。ゲレンデトップには10時16分に着き、シールを付けて歩き出す。箕輪山の西斜面はうねっていて低木にエビの尻尾が付いているので登りづらい。標高を1550mのラインまで上げると冬コースの△の標識がある。横移動をして仏沢に降り立つ。モンスターがガスの中に何とか見える。このぐらいの天気で鉄山避難小屋まで持ってもらいたいものだ。
仏沢を登り始めるとホワイトアウトは更に酷くなった。足元がかろうじて見える程度だ。高度を上げると風も強くなってきたが、箕輪山の風としてはこんなものかと小屋を目指した。11時21分、鉄山の西尾根に出るが小屋が見えない。先行していたパーティが小屋を捜しているようだったが、お先に行させてもらう。エビの尻尾の付いているので方角を確かめ東に向かって進み小屋に到着する。時間短縮のため小屋では休みたくなかったが、この時点で時間は11時24分、風も強く外で休憩できる状態ではない。昼食休憩のためシールを剥がして下りの準備をしてから小屋に入った。天候の回復は望めないので早々と昼食を済ませて下山に移る。
小屋を出ると西風がまともに吹き付ける。視界が無いので、うねりとエビの尻尾が酷い夏道沿いのルートを避けて尾根の南斜面をトラバースしてコルまで下ることにした。南斜面はうねりも無く雪も柔らかくバーンも固まっていない。視界が無く足元がかろうじて見える程度。下りすぎないように慎重に夏道と平行して下降する。コルから迷沢の源頭に入るのだが1642m標高点ピークの斜面が見えない。かろうじて左手に傾斜を感じて沢に入る。天気が良ければ尾根に乗るのだが、しばらくは沢伝いに下降を続けた。途中から尾根に戻り標高1500mあたりで滑りやすいオープンバーンに出る。今日の天気ではGPSが無ければとても下降できそうもない。標高1400mでもう一度現在地を確認し、顕著な窪を滑り降りると緩斜面のオープンバーンに出る。ここまで来ればまずは一安心である。雪が降り続き視界も悪いので更に高度を下げる。標高1280mまで下げてようやく視界が利いてきたので休憩を取った。今年からスキーを始めた若手2人は、このホワイトアウトの中を遅れもしないでついてくる。その体力とバランスの良さに感心してしまう。
1080mコルからは左の沢に降り、迷沢地竹取り道を滑ることにした。地竹取り道に一旦下ってしまえば狭い林間を下らなくて良いので初心者には楽である。途中ショートカットしながら迷沢の徒渉点には13時54分に着いた。歩き出しが30分早かったのでほぼ時間通りに下ったことになる。時間は充分あるので迷沢でシールを貼り直し休憩を取った。迷沢の氷柱は今年も見事なできばえである。次に作業道を歩いて国道に向かう。途中の仏沢に架かる橋はいつもだと1m以上の雪が堆積しているのだが、自然落下したのか誰かが落としたのか雪が無くなっていた。ここまで来ると道路はすぐである。駐車地点に戻ると車の上には10cmほどの雪が積もっていた。今日の天気は現在地確認の良い練習にはなったものの、よほど慣れていなければホワイトアウトで視界が無くなった仏沢の時点で引き返すのが順当だろうと思う。(和)
概念図
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傾斜量区分図(雪崩)
トラック
登り=赤
下り=青
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