Fukushima toukoukai Home page
No5245
吾妻山・冬合宿
西吾妻山 2035m標高点
山行種別 山スキー
あづまやま・ふゆがっしゅく 地形図

トップ山スキー>吾妻山・冬合宿

山行期間 2016年1月9日(土)→11日(月)
コースタイム 1月9日
福島(7:00)=スキー場(9:20,10:50)=ゴンドラ終点(11:10)→ゲレンデトップ(11:48)→テン場(12:05)
1月10日
テン場(8:08)→西大巓(9:45,10:00)→西吾妻山(11:07,11:13)→西吾妻小屋(11:27,11:57)→西大巓(12:40,12:53)→テン場(13:32,13:50)→登り返し→1,860m(14:25,14:35)→テン場(14:52)
1月11日
テン場(8:05)→西大巓(9:29,9:55)→東斜面滑降→登り返し(10:05)→西大巓(10:16,10:26)→テン場(10:57,12:07)→スキー場(12:37)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
ゲレンデを登る 樹林帯へと入る テン場の整地作業
設営完了 雪温測定 10日朝のテン場
テン場を出発 西大巓を目指す 西大巓山頂
大○さん仕事のため早め下山 西吾妻山を目指す 西吾妻山の山頂はGPSで
西吾妻小屋 西大巓に戻る パウダーの新雪を楽しむ
林間を滑降 登り返してもう1本 3日目の朝
昨日のトレースを追う 西大巓の東斜面を滑る テン場を撤収

行動記録
1月9日(土)
 福島市内で7時に集合してR115を西進。グランデコスキー場へ近づくとノロノロ運転になり、駐車場着は9時20分になったが予定の範囲内。駐車場(平日以外1000円)の係員に3日間の山行である旨伝え、一番奥に停めさせてもらう。センターハウスでゴンドラ分のリフト券2枚(1040円)を購入し登山届けを提出する。遅刻者がいたりゴンドラ待ちの行列があったりで、結局ゴンドラに乗ったのは10時50分を過ぎていた。10分ほどで1390mまで運んでもらい、その後はゲレンデをシール登高する。今シーズンは雪不足のためか第4クワッドリフトが動いてないのだ。今日泊まる9人に加え、日帰りサポート隊の4人もいるので計13人の大パーティーだ。30分ほどでゲレンデトップに近づくと右手の樹林帯に入る。積雪不足でブッシュがうるさいが、ほかの山域に比べたらかなりましな方だろう。あまり上まで行く必要は無いので、テン場を探しながらゆっくり登っていく。傾斜が緩くなり頃合いの場所があったのでテン場に決定。標高は1630mほど。昼食を済ませてから雪の踏み固め作業。この善し悪しがテント生活の快適度に大きく影響するので、これでもかというほど入念に踏み固める。今回の合宿には冬山のテント泊初体験が3人いる。やることなすことすべてが新鮮であり経験になるだろう。かく言う自分も6年前は何も知らない初心者だったと懐かしく思い出す。もっとも今だって大して進歩したわけでは無いが。人数がいることもあり1時間半ほどでテント2張り設営完了。3日間の食材を担いでくれたサポート隊の4人は14時過ぎに下山していった。その後は雪温測定、雪質観測、ピットチェックなどの実技講習を行う。テントに入ると雪から水を作りながら夕食の準備。今回の合宿での食事担当は自分で、1日目の夕食はイノシシ肉と餅入りの煮込みラーメンとした。ほろ酔いでの四方山話が楽しい。19時半過ぎと早めの就寝。
1月10日(日)
 5時半頃起床。昨夜の残りスープで餅入りおじやの朝食。支度をして8時過ぎにテン場を出発。今日は西吾妻山を目指す。昨夜の新雪は10センチくらいか。ブーツの高さほどのラッセルが続くが、人数が多いのでサクサク登ることができる。テン場では青空も見えて時折日も差したが、登っていくと徐々にガスがかかってくる。西大巓山頂には9時45分に到着。眺めは無いが風がさほど強くないので助かる。ここで大◯さんと和◯さんが下山する。大◯さんは前半2日間の参加で、和◯さんは大◯さんを下まで見送り、後半2日間参加の河◯さんと再び登ってくるのだ。我々8人はシールを貼ったままコルへと下ると、そのまま西吾妻山を目指す。西吾妻山の山頂は平坦で目印も無いので、GPSで山頂到達を確認。昼食休憩は西吾妻小屋で取った。いつもは小屋に入らず外で昼食なのだが、今回は初めて小屋の中に入ることにした。積雪が少ないのでこの時期に1階から入ることが出来たのは驚きだ。
 西大巓に再び戻り登ると、山頂には東斜面狙いと思われる7〜8人がいた。我々はシールを剥がしてテントへと滑り降りたが、思った以上にパウダーの滑りが気持ち良い。和◯さん達はまだ登ってきていなかったので、もう1本滑ろうと登り返すことを提案。手を上げた鈴◯・渡◯・金◯との4人で3時までに戻ることにして登る。1860mまで登って再び樹林帯を滑り降り、満足してテン場へ戻ると程なく和◯さんと河◯さんが到着。ビーコン訓練を1時間ほど行ってからテントに入る。夕食はガーリックパスタにしたが、茹で方がちょっと失敗したようで食感が今ひとつ。まあまあ食べられるので良しとしよう。担ぎ上げた酒をすっかり飲み干して21時過ぎに就寝。隣の軽いいびきを聞きながら、意識が山の夜に融けていく。
1月11日(月)
 合宿最終日。ハムサンドの朝食をすませて8時過ぎに出発。西大巓に登ると相変わらず視界は無いが、風がほとんど無くて穏やか。東斜面のガスもなんとか滑ることが出来る程度だ。ピットチェックを行い大丈夫だろうと判断しドロップすることにした。新人も臆すること無く斜面に飛び込んでいくのには舌を巻いてしまう。ノントラックの斜面にシュプールを描きパウダーを味わう。シールを貼って山頂まで登り返し、再びシールを剥がすとテン場まで30分ほどで滑り降りる。新人さん達も慣れてきて、滑降を楽しむ余裕さえあるのだから大したものだ。既に登ってきていたサポート隊の菅◯・柏◯の2名と合流。昼食後にテントを撤収しパッキングすると、山に別れを告げて下山だ。重いザックで賑わうゲレンデを滑り降り、センターハウスに下山報告。帰路では横向温泉で3日間の汗を流してさっぱりし、無事3日間の合宿を終えた。(K.Ku)

ルート GPSトラック ( 9日:黄緑 10日:水色 11日:赤 )

 トップ



Copyright(C) 2016 福島登高会 All Rights Reserved.