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No5089
磐梯山・丸山 1359mピーク
山行種別 山スキー
ばんだいさん・まるやま 地形図

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山行期間 2015年4月6日(月)
コースタイム 福島(7:30)=裏磐梯スキー場駐車場(8:58,:9:16)→ゲレンデトップ(9:48,9:53)→銅沼(10:03)→休憩(10:30,10:38)→中ノ湯(11:02)→丸山(11:18,11:31)→中ノ湯(11:38)→休憩(11:46,12:06)→銅沼(12:23)→ゲレンデトップ(12:31)→裏磐梯スキー場駐車場(12:38)=福島
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
クローズした裏磐梯スキー場 誰もいないゲレンデ ゲレンデトップのリフト終点
登山口となる磐梯山の案内板 銅沼の案内板 銅沼から中ノ湯を目指す
ダケカンバの林もある 目指す丸山はガスの中である 沢沿いに急斜面を登る
中ノ湯の斜面を登る 廃虚となった中ノ湯 丸山へと向かう
雪庇の発達した尾根を進む 山頂は目の前 丸山の山頂はガスが取れた
磐梯山櫛ヶ峰はガスにすっぽりと覆われている 丸山からの下り 下部は緩やかな斜面
中ノ湯を右に見て滑り降りる 中ノ湯前の快適なバーン 雪原から銅沼へと向かう
ゲレンデトップから見た桧原湖 ゲレンデは私たちの3人占め スキーセンターの建屋

行動記録
 初心者の深○さんの休みに合わせて山行を企画することになったが、このところ天候が落ち着かない。気圧配置ももめまぐるしく変わって予定が立てられないでいた。前々日までの雨の予報が曇りに変わったので、風の影響が少ない磐梯山の丸山に出かけることにした。
 丸山は磐梯山の中ノ湯の脇にある1359m標高点のピークである。本当に特に目立たない山ではあるが、地形図にも山名が記されている。夏道があるわけでもなく、訪れる人は全くと言って良いほどいない。
 まずは登山口となる裏磐梯スキー場を目指す。時間にして福島から1時間半ほどの道のりである。なお、裏磐梯スキー場は3月31日で営業を終了している。裏磐梯スキー場の駐車場に着くと1台の車も駐まっていない。後片付けでスキー場関係者ぐらいはいるのかと思っていたが、人の気配が全くない。上空は厚い雲が立ちこめ、薄暗い感じさえする。身支度をし、スキー場の中を登って行く。スキー場トップには30分ほどで着く。次に銅沼(あかぬま)を目指す。シーズン中には、イエローフォールへ向かうたくさんのスノーシューの足跡があるのだが、先月末の時の足跡だろうか微かに踏跡らしきものが残っていた。
 銅沼から夏道沿いに中ノ湯へと向かう。西側の窪から急斜面を登ると上の台地に出る。しばらくは夏道沿いに歩く。このあたりは地形が複雑なので慣れない人は十分注意したい。雪原に出たら沢状の凹を登って行く。一旦平らになったら、次に中ノ湯への急斜面に取り付く。上部は扇状に斜面が広がり沢が枝分かれするので少し左に進み、すぐに右の中ノ沢の登山道がある窪へと入る。11時02分、登り始めて2時間弱で中ノ湯に着く。中ノ湯は営業をやめて久しい。建物も朽ち果てて廃墟となっている。
 中ノ湯から丸山へ向かうには、少しゴールドラインの方面へ進んでから右に入る。夏道から離れ林の中を進む。適当に木々の間が空いていて歩きやすい。山頂手前から東側に雪庇が発達している。緩やかな尾根に発達した雪庇なので、極端に端に寄らなければ崩落の心配はない。15分ほどで丸山の山頂に着く。上空は強い風が吹いているのだろうが、標高1359mと低い丸山は、風も無く穏やかである。正面に磐梯山・櫛ヶ峰を見上げるが、ガスに覆われて見ることは出来ない。シールを剥がして滑る準備である。山スキーが初めてと言う深○さんも度胸を決めて滑り出す。ボーゲンとシュテムターンで器用に下ってくる。余程の急斜面でなければ問題は無さそうだ。
 中ノ湯の脇の急斜面は猫の額ほどだがオープンバーンになっている。風を避けて林間に入ってからお昼を取ることにした。林間に入っても適当に樹間があるので滑りやすい。あっと言う間に高度を下げる。雪原への最後の斜面の手前でノンビリと休憩を取った。佐○さんはカップラーメンとおにぎりで昼食だ。暖かい食事は身体が温まる。最近はまっているメニューだ。
 食事を済ませてから裏磐梯スキー場へと向かう。銅沼まで滑り降り、裏磐梯スキー場へと方向を変える。ざらめ雪なので重いが滑ってくれる。ゲレンデトップまで来ると、桧原湖が見下ろせる。相変わらず雲は厚い。誰もいないゲレンデをひと滑りして駐車場へと戻った。このコースは、風が強い日でも比較的穏やかで、行動時間も往復で4時間とかからない。風が強くて山には入れないときに使うことが多い。途中に複雑な地形や急斜面もあり、初心者にとっては結構勉強になると思う。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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