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No5084
吾妻・栂森 1628.2m三等三角点峰
山行種別 山スキー
あづま・つがもり 地形図

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山行期間 2015年3月28日(土)
コースタイム 福島駅(8:05)=JR奥羽本線=峠駅(8:35,9:00)→886m標高点(10:00)→小休止(10:19,10:30)→小休止(11:50,12:00)→小栂(12:46)→98番標識(13:30)→栂森(14:18,14:26)→小休止(14:39,14:59)→吾妻山麓放牧場建屋・林道(16:50)→大沢駅(17:28,17:56)=福島駅(18:30)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
赤ペンキのマーク 886m手前の錆びた標識 雪庇上を登高する
登ってきたルートを振り返る 栂森を望む 雪が消えている所ではスキーを担いだ
眼下に滑川温泉が見える 大滝も望めた 栂森の山腹をトラバースする
98番の標識、もう少しで山頂だ 栂森山頂部から見る県境稜線 栂森の山頂部を進む
今日の滑走ルートを望む。中ごろの真っ白い雪面が茂皮平 茂皮平を見下ろす。中ごろに小屋が見える 資材置場の倉庫跡

行動記録
 今日は電車を使って吾妻山・栂森のコースを計画した。自宅からバスで福島駅へと向かい、8時05分発山形線(奥羽本線)の米沢行きの電車に乗った。峠駅へ到着は8時35分。ホームには、力餅の販売員さんが待ち構えていた。
 旧峠駅ホームまで歩き、9時ちょうどに登り始める。登っていくとアカマツの混じる雑木林の尾根となり、木の幹に赤ペンキを見つける。間違いなくルートに乗っているようだ。天気も良く、気持ちの良い尾根を登高する。
 錆びた三角形の標識を見つけると広い斜面となり、10時ちょうどに886m標高点の尾根に合流する。ここからは、ひたすら尾根の雪庇上を登っていく。途中、雪が切れた箇所がありスキーを抱えて歩く。前方には、どっしりとした栂森が見え、振り返ると鉢森山、栗子山、遠くは蔵王連峰、朝日連峰となかなかの眺めである。さらに、向かって左(東)方向には、滑川温泉が見えた。次いで、大滝沢の切れ込みの先に高度差100mとも言われる大滝を見ることができた。
 次第に尾根はダケカンバに変わり、12時46分、小栂と呼ばれる小ピークに達する。いったん下り、栂森の急斜面の山腹をトラバースする。ここがルートとはいえ、気持ちが良いものではない。トラバース後、急斜面に取付いて登っていくと13時30分、尾根上に98番標識を見つける。そのまま登ってコメツガ、オオシラビソの山頂部に至る。さらに三角点のある地点まで進み14時20分、栂森山頂到着とした。目の前には、県境稜線が連なり、雄大な景色である。目を転じれば、信夫山、信夫盆地が見えることに驚く。
 下山にかかる。滑走ルートを茂皮平にとるため、まず、栂森北西の小ピークのコルから大小屋川源頭を覗いてみるが藪がひどそうで急だ。やむなく、登ってきた尾根の方向にトラバースぎみに1482m地点まで下りる。さらに雪庇を下りる。前方には真っ白な茂皮平が見える。ここで、尾根の左斜面に藪を突っ切って入っていくと、シメタ!急ながら真っ白い雪面が続いている。慎重を期して斜滑降を繰り返したが、スキーの腕と雪質がもう少し良ければ、連続ターンの滑降となったか。
 これに続くなかなか良い斜面を滑り下り、1265m標高点を巻き込んで再び尾根上を滑走していくと、伐採された真っ白な茂皮平が目の前に現れる。雪面には、スノーモービルの跡が幾筋も残っている。中ほどには、資材置場の小屋がぽつんと建っていた。ここは、一気の直滑降で縦断して牧場に滑り込んだ。さらに、牧場も一気に滑って16時50分林道に出る。電車の時間が次第に気がかりになり、林道も休まず滑って17時12分、大沢駅への分岐に着いた。大沢スキー場跡を通り、17時28分大沢駅に到着した。17時56分発の電車に乗り18時30分に福島駅に到着した。(K.S)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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