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No4914
安達太良山
1699.6m三等三角点峰
山行種別 山スキー
あだたらやま 地形図

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山行期間 2014年2月8日(土)
コースタイム あだたら高原スキー場(8:53)=シリウスゲレンデトップ(9:10,9:22)→五葉松平(9:57)→薬師岳展望台(10:09)→仙女平分岐(10:42,10:53)→本山(11:31,11:50)→船明神分岐(12:25)→休憩・滑降準備(12:31,12:52)→峰ノ辻(13:01)→勢至平分岐(13:22)→八の字(13:30,13:45)→烏川橋(14:05)→奥岳・駐車場(14:19)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
ゴールドラインリフトでゲレンデトップへ向かう ゴールドラインリフトの終点 コースはほぼ夏道沿いの登り
五葉松平 薬師岳展望台の祠 仙女平分岐
大斜面の上部へと向かう 本山が見えてきた 本山基部で記念撮影
風の強い牛の背を歩く 船明神分岐が見えてきた 烏川右俣の源頭から滑る
峰ノ辻を越えて勢至平へ 勢至平で小屋泊まりの登山者とスライドする 馬車道と登山道の分岐点「八の字」で遅めの昼食にした
馬車道の滑り 烏川橋を渡る あだたら高原スキー場へと戻った

行動記録
 天候にも恵まれずに安達太良山から足が遠のいていた。2月8日から9日にかけて里雪型の大雪の予報が出たが、崩れるまでに多少時間がありそうなので出かけることにした。
 あだたら高原スキー場の薬師岳までのゴンドラ「あだたらエクスプレス」は今シーズン(冬期)は運転休止である。利用するスキーヤーも少なく、たまに乗る登山者相手では採算も合わないのだろう。そんなわけでブルーラインリフトとゴールとラインリフトの2本を乗り継いで、シリウスゲレンデ(旧烏川ゲレンデ)のトップに出る。なお平日はブルーラインリフトは運転していないので、そのときはオレンジラインリフトから、ゴールドラインリフトに乗り換えることになる。
 ゴールドラインリフトを降りたらシリウスゲレンデトップでシールを付ける。リフト移動とシール装着で30分ほど費やす。ゲレンデトップからはぼ夏道沿いに登ることになる。雪に覆われると、登りづらい夏道も苦にならない。体温調整と装備の不具合調整などもあり五葉松平へは30分ほどかかった。薬師岳展望台まではさらに10分ほどかかる。ゴンドラを使うとシールを付けたままで搭乗できるので、行動まで麓から20分もあれば間に合う。ゴンドラを使用した時と比較するし40〜50分は違ってくるだろうか。
 細かい雪が降り続く。薬師岳展望台は真っ白の雪原だが、スキーの裏に石が当たる。このところ気温が高かったので雪が消え、その上にうっすらと雪が積もっただけのようだ。その感触は仙女平でも同じだった。仙女平を過ぎると、クラフトした雪面に乗った雪は、歩くたびに亀裂が入る。これで今日の振子沢滑降は無くなったようなものだ。本山基部で風を避けて小休止する。雪面は凍っている。今日はアイゼンを持ってきていないので、山頂へは登らずに牛の背から矢筈避難小屋跡へと向かう。
 本山基部のトラバースではバーンは堅くスキーを脱ぐ。牛の背のエビの尻尾は無く、風で石が露出している。烏川右俣源頭まで降りて、ようやくシールを剥がした。弱層テストをすると表面から30cmのところから簡単に滑った。コンプレッションテストの結果はCTE(1)@30cm+だった。振子沢の滑降は最初から諦めていたので、烏川の源頭を一人ずつ通過し峰ノ辻に出る。途中で石の上を滑ったためにスキーの滑走面は傷だらけである。今年の安達太良の東面は雪が少なく、コース取りを旨くしないと滑れたものではない。
 勢至平では、たくさんの登山者とスライドする。皆さん「くろがね小屋」泊まりのようだ。温泉付きの山小屋は県外の登山者には人気があり、すくに予約でいっぱいになると言う。もう我々が泊まれるような小屋ではなくなったようだ。
 馬車道と登山道との分岐点である「八の字」で遅めの昼食を取った。馬車道をショートカットしたいところだが、雪が少なく笹も隠れていない。ほぼ馬車道通りに通り烏川橋に降りた。後はゲレンデに出て、ひと滑りすると駐車場である。今日は細かい雪が降り続いたが、風はあまり強くなく行動できた。今度は天気の良いときに訪れてみたい。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

より大きな地図で 2014.02.08_安達太良山 を表示

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