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No4895 |
湯殿山
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1500m標高点 |
山行種別 |
山スキー |
ゆどのさん |
地形図 |
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山行期間 |
2013年12月23日(月) |
コースタイム |
志津温泉(9:04)→ネイチャーセンター(9:32,9:38)→石跳川渡渉(10:25)→森林限界(11:32)→湯殿山(12:20,12:53,ロス時間含む)→石跳川渡渉(14:10)→ネイチャーセンター(14:30)→志津温泉(14:51) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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除雪終了点の駐車スペース |
志津温泉をスタートする |
雪に埋もれたネイチャーセンター |
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石跳川沿いに歩く |
石跳川の右岸斜面を登る |
樹林帯を登る |
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樹間の広いブナ林 |
森林限界を抜ける |
上下左右白一色 |
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ホワイトアウトの湯殿山山頂 |
離れるとすぐ見えなくなる |
Fさんの滑り |
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山スキー3回目のUさん |
往路を戻る |
車を置いてきた志津へと向かう |
行動記録 |
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この3連休最終日は湯殿山へと向かった。途中でカメラを忘れたことに気付きがっかりする(今回の画像はすべてIさん撮影)。奥羽山脈を日本海側へ抜けると、いつものことながら太平洋側とは段違いな積雪量に驚く。志津温泉には8時過ぎに到着。除雪終了点手前の駐車スペースにはすでに6〜7台駐車してあり、皆さん登る準備をしている。
車を止めると隣に見覚えのあるお方。Gさんだった。今日は湯殿山に登ろうと思っているという。後から到着したAさんとそうそうたるメンバーで即席パーティーを組むと、湯殿山へと登っていった。そうこうしているうちにも続々と車が上がってくる。少し遅れたIさんが車を止めると、ほぼ満車となった。
支度をして午前9時過ぎにスタート。今日は2つの山岳会混成の7名パーティー。Uさんは山スキーが今日で2回目となる。しっかりトレースが出来ているので、有り難くお借りする。しばし歩くとネイチャーセンターが見えた。すっぽり雪に埋もれている。この時期にこれほどの積雪量はさすが月山である。雪にストックを突き刺すと、あっさり1mも入ってしまう。今日はトレースを外さずに登った方がよさそうだ。石跳川左岸を小1時間も登ると、トレースは左に曲がり雪に埋もれた沢を渡る。右岸の急斜面に取り付くとジグを切って登る。尾根に上がったところで休憩とした。急斜面を登ってUさんもホッとした表情。彼女はまだ山スキー3回目だが、着実に進歩している。
ブナの樹林帯を登っていく。風もなく穏やかな好条件なので、できればピークを踏みたい。7人もいるのにいつまでもトレースを借りるのではと、左にそれてトレースのない斜面に踏み出す。尾根は風で叩かれ雪が締まっているようだ。そのため15センチほどのラッセルなので、それほどきつくはない。しばらくトップでラッセルしていると、後続が離れてしまった。セカンドのkaさんが体調不良のようだ。結局、ブナのツリーホールでツェルトを被って待ってもらうことにする。標高1250mほどで森林限界となる。樹林帯を抜けるとオープンバーンのはずだが、今日はガスでよく見えない。まだある程度視界が効くので、しばらく登り偽ピークの上までくると、ガスの中からスキーでひとり滑り降りてきた(S氏か?)。ここから上はほとんどホワイトアウトのようだ。我々の後からも数名登ってきていたが、皆偽ピークで滑り降りるようだ。
リーダーよりストップがかからない。そのまま白一色のガスの中へ登っていく。目をこらすと時折おぼろげに斜面が見えることもあるが、ほとんど手探り足探りで登っていくしかない。斜面の具合と、時々確認するGPSで山頂を目指していく。直登が無理なところは左右にジグを切らなければならないが、斜面の見えない状況で左右に大きく動くことは緊張の連続だ。斜面が平坦となり、GPSで山頂に到達したことを確認する。あたりはすべて真っ白で、我々だけが色のある存在だ。この時期の湯殿山としては穏やかな方とはいえ、風もあり寒気も厳しいので早々に下山する。
シールを付けたまま自分がトップで下り始めたが、なんと方向を誤り登り返すという失態。あらためて下り始めるが、しばらくは階段登高ならぬ階段下降で高度を下げる。かろうじて視界が効くようになったのでシールを外して滑り始めるが、ガス酔いのようになり転倒者が続出。ようやくニセピークの上まで降りてひと息つくことができた。そこから樹林帯までは、うっぷんを晴らすかのように気持ちよく滑降する。雪質が良くてスキーが走り思わず声が出る。樹林帯に入り、待っていたkaさんと無事合流。往路をたどると車へと戻った。既に下山した人が多いようで、駐車スペースの車はだいぶ少なくなっていた。
湯殿山は晴れていても、風に阻まれピークを踏めないこともある。今日はホワイトアウトではあったが、なにより風が穏やかで雪も良い条件だったので山頂まで登ることができた。滑ることを楽しむのなら山頂を踏む必然性はない。しかし、パーティーのメンバーはこの時期に山頂を踏めたことに満足そうであった。(K.Ku) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
より大きな地図で 2013.12.23_湯殿山 を表示
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