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No4751
高曽根山
1443.2m三等三角点峰
山行種別 山スキー
こうぞねやま 地形図

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山行期間 2013年3月30日(土)
コースタイム 福島(6:00)=駐車地・種苗生産施設手前(8:55)→尾根末端(9:20)→1231m地点(11:00)→尾根合流点(11:10)→岩場直下(11:35,11:40)スキーデポ→山頂直下・尾根合流(11:11)→高曽根山頂(12:17,12:28)→山頂直下・尾根分岐(12:37)→岩場直下(13:35,13:55)→尾根分岐(14:05)→1100m付近(14:23)左へトラバース→曽根太郎(14:27,14:52)→沢・スノーブリッジ(15:04)→橋(15:16)→橋・最終除雪地点(15:28)→駐車地(15:55着)=福島
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
スタート、積雪は50〜60cm せまい尾根を登る 小枝に霧氷がつく
山頂が見えた 雪庇が現れる 最後の登り
平坦な高曽根山 北側の尾根 青空が顔を出す
霧氷が美しい 曽根太郎(ブナ太郎) 小沢を渡る
最初の橋を渡る この橋を渡れば除雪された道路に出る 除雪された道路の脇を推進滑降で車に戻る

行動記録
ブナ太郎 磐梯高原から時計回りで桧原集落を目指すが、あとわずかで到着というところで冬季通行止めになっていた。予備調査不足である。急遽反対回りで桧原集落へと向かった。桧原湖半周の予定が、ほぼ一週してしまった。集落より大川入川に沿って走って種苗生産施設手前の路肩に駐車する。道路付近では積雪が60cmくらい。この時期にしては多いのか少ないのか?
 予定よりほぼ1時間遅れで出発する。アプローチに時間がかかってしまった。天気はあまりよくないが、風がなく見通しがそれほど悪くないのがせめての救いである。ほぼ平坦な畑?を進み、登る尾根を目指す。地形は単純だが、小沢の橋やスノーブリッジを渡るタイミングをはずさないよう注意が必要のようだ。
 9時20分、尾根に取り付く。最初は少し急だが、スキーで登るには問題ない。尾根上の立木周囲は地面が顔をのぞかせてる。登るにつれて雪も多くなり、1231m地点あたりになるとブナの大木も多くなる。1231m地点から10分で下山予定の尾根と合流する。さらに登ってゆくと傾斜が増し、1290mあたりに大きな岩が現れる。
 この大岩の下から右にトラバースしながら登ってみるが、雪が硬いので、スキーをデポして大岩の脇を直登する。ここも傾斜はきついのだが、出ていたブッシュをつかんで通過する。精神的な余裕がなく、大岩の写真を撮るのを忘れてしまった。小さな雪庇を越え、左に回り込むように登ると山頂北の肩に到着する。山頂に複数の登山者が見えた。ここから左に大きな雪庇を見ながら登り詰めると山頂だ。先ほど見えた登山者はすでに下山し、トレースだけが残っていた。
 樹木のない山頂は以外に広く、天気さえよければ最高の展望台だが、今日はあいにくモノトーンの世界で残念だ。白い檜原湖に突き出た半島(堂場山)が印象的だが、吾妻の稜線部分はかすんで見えない。晴れてくる気配もないので簡単な昼食をすませ下山にかかる。
 12時28分、山頂をあとに下山開始。岩場の上は左側の斜面を、安全のため補助ロープを垂らして慎重にステップを刻む。実際はそれほどの恐怖感はなかったが、落ちれば谷底まで行ってしまう。デポしたスキーのシールをはがし滑り出す。
 登ってきた尾根に入らず、まっすぐに下って1100m付近まで下る。曽根太郎(ブナ太郎)は標高1070mあたりらしいので、ここから左にトラバースして小沢を回り込むと、大木が現れた。直立する姿から曽根太郎とすぐにわかった。写真を撮り、その姿を仰ぎ見ながらの大休止は至福のひととき。いつまでも佇んでいたい気持ちだが出発しないと・・・・。このあたりには今日のスキーのシュプールが残っていた。
 15時55分、シュプールをたどって滑り出す。曽根太郎から北東に向かって下り、沢の右岸を滑って970mあたりのスノーブリッジで対岸に渡る。この時期は早めに渡らないと靴を脱ぐ羽目にもなりかねない。沢の左岸を滑ってゆくと橋に到着。雪があるのでわからないが、農道か林道のようである。傾斜が緩くなり、推進滑降になるので腕が疲れる。GPSデータを見ると5〜7km/h位のスピードは出ているようだ。15時28分、ようやく橋に到着する。除雪された車道ではなく、脇の雪原を進んで車に戻る。
 15時55分、車に到着する。静かな山と巨木に感激した山だった。山の疲れはそれほど感じなかったが、最後の道路沿いの30分で一気に疲れたような気がした。(K.Ki)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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