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No.4370
鳥海山・祓川
七高山 2229.9m一等三角点峰
山行種別 山スキー
ちょうかいさん・はらいがわ 地形図 鳥海山

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山行期間 2010年5月9日(日)
コースタイム 祓川駐車場(6:20)→七ッ釜避難小屋(7:30,7:50)→七高山(10:30,11:05)→七ッ釜避難小屋(11:50)→祓川駐車場(12:20)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
ガスのかかる祓川駐車場 祓川ヒュッテ 竜ヶ原湿原の標識
コースにはポールが立っている 七ッ釜避難小屋 小屋より上は視界不良
七高山の山頂 雲の下は天気良好 快適な滑り
滑った斜面を振り返る Sさんのフリートレックに人が集まる 山頂は相変わらず雲の中

行動記録
天候 曇り
 会のメンバーと日程が合わなかったが、会社の山仲間Sさんと休みが合ったので七高山に行くことにした。福島を前日15時30分に出発、飯坂ICから東北道に入り村田Jctから山形道へ、そして山形Jctから東北中央道まではよかったが東根ICから出るときに少し道を間違えてしまった。少々迷い市内に入ったついでに夕食、買出しも済ませた。
 国道13号線を北上し、院内から国道108号線に入り、今回の宿泊場所となった道の駅「清水の里・鳥海郷」には20時00分ごろに着いた。福島からの所要時間は約4時間30分だった。21時頃には就寝。夜中に雨が降っていたようだった。
 朝起きると案の定路面が濡れていた。空模様もあまり良くないようだ。でも天気予報では午後から回復するとのこと、回復するかもしれないと期待しつつ4時45分に「清水の里」を出発し祓川へと向かう。5時30分に祓川の駐車場に着いた。ガスはかかったままだ。のんびりと用意をして6時20分に登りはじめる。祓川ヒュッテより先からは道標になるポールが差してあるので迷うことなく登ることができる。予定の時間よりかなり早く七ツ釜小屋に着いた。20分ほど休憩後出発。
 ここからスキーアイゼンを装着、七ツ釜避難小屋の手前から雪の表面に簡単に砕けるものの氷が付いてきたからだ。出発してすぐ相棒のSさんが転んで6mほど滑り落ちた。Sさんの足元の装備はフリートレックというショートスキーで長いスキーに比べ安定性には欠ける。高度を上げるほどガスは濃くなり、たまに強風に煽られたり、雪に降られたりだった。
 途中で道標のポールもなくなる。どの辺だったかは忘れた。途中、引き返すことも考えたが後続の人も登っていったのでそれに続いた。どこを登っていたか定かではないが山頂直下GPSで高度があと30mぐらいのところでストックが雪に刺しづらくなった。足元の雪も硬くなってきたようだ。雪というより氷かもしれない。登ってきたルートより左の方に行き七高山山頂より北側の窪地になんとか着いた。スキーを外して山頂へは10時30分に着いた。何も見えないが山頂の写真を撮って窪地にもどる。太陽が薄っすらと見え、いくらか暖かく思えたので天気が回復するのを30分待った。
 先程山頂にいた人たちは固い斜面を先行して降りていったようだったが音だけで姿は見えなかった。待ってもガスがなくならないので意を決して降りることにする。斜面が硬いので今年スキー場でしっかり教えてもらった横滑りでなんとか直下の部分を通過した。途中から雪が柔らかくなりどうにかターンができるようになってきた。
 七ツ釜避難小屋より少し上ぐらいから、ようやく見通しが良くなり天気も回復してきた。山頂部は相変わらずガスの中だ。ここから快適な滑りを楽しむことができた。Sさんはスキーが短いこともあり中々バランスをとるのが難しいようだが、それでも快適に滑っている様子。ゆっくりと下ったがそれでも1時間20分ほどで祓川駐車場に着いてしまった。登りでは苦労したのに、下りはあっという間に着いてしまい勿体ない。今回のコンビで晴天は年1回ぐらいしかないが、次回来るときは是非とも晴天であってほしいと願う。(Y.K)


概念図



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