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No.4309
安達太良山
奥岳〜くろがね小屋往復
山行種別 山スキー
あだたらやま 地形図 安達太良山

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山行期間 2009年12月21日(月)
コースタイム 奥岳(9:40)→烏川橋(10:05,10:10)→八の字(10:56,11:02)→勢至平・峰ノ辻分岐(11:40)→くろがね小屋(12:25,12:39)→峰ノ辻分岐(13:21)→八の字(13:34)→烏川橋(14:16,14:23)→奥岳(14:36)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
奥岳から歩き始める スキー場から馬車道へ入る 烏川橋を渡ってから一服
八の字まで上がるが、風は思ったほど強くなかった 峰ノ辻分岐からの道はブッシュがまだ邪魔をしている くろがね小屋方面へ向かって歩く
くろがね小屋が見える 小屋にある「くろがねの鐘」 山は雪雲に覆われているがスキー場まで来ると晴れ間が顔を出す

行動記録
天候 曇り上部は雪
 ようやく雪が降った。子供と同じで、天気が良くなるのを待ちきれずに出かけることにした。今日は靴を新しくしたので装備の調整と積雪状態の確認が目的、のんびりと福島を出発した。
 奥岳に着いたのが9時ちょっと前、風は強いが歩けないほどではない。勢至平より上は雪雲に覆われている。身支度をして車の中で少し風が弱まるのを待った。9時40分、多少晴れ間も見えてきたので歩き始めた。
 パトロール詰所の前を通り、ゲレンデから離れて馬車道に入った。前日のトレースの上に20cmぐらい新しい雪が積もっている。今日は月曜日で誰も山に入っていないようだ。気温はマイナス7度、以前ケガをした左の指が痛む。まだ厳冬期でも無いので着けたくはないのだが、暖まるまでオーバー手袋の上にミトンを被せた。少しだが雪も降っている。
 雪が着かないように薄いアウターを着ているのだが、登りはじめると、すぐに汗が噴き出してきた。どうも私は夏も冬も関係なく汗かきで困ってしまう。我慢して烏川橋まで行く。烏川橋を渡ったところで小休止を取り、アウターを脱いで体温調整をした。
 いよいよ勢至平への登りにかかる。登山道はスキーで登るに支障無い程度に雪がついていた。湯樋からの急斜面を登り切ると八の字に着く。烏川橋から45分ほどかかった。馬車道にもしっかり雪は着いている。このぐらいだったら、雨でも降らなければ1月の訓練合宿は予定通り安達太良山でできそうである。
 八の字からはトレースも無くなり、雪が深くなってきた。山は貸切なので気持ちは良いがラッセルも一人でしなければならない。勢至平は雪雲にすっぽと覆われ雪はやむ気配を見せない。このまま降り続ければ最高のコンデションになるのだがと思いながら勢至平を進む。峰ノ辻分岐には11時40分に着く。八の字から40分近くもかかってしまった。
 条件が良ければ本山へ登る予定だったが、風もあり雪もやみそうもないので、くろがね小屋を往復して戻ることにした。峰ノ辻から小屋までは馬車道の水平移動になる。深いところもありラッセルも楽ではない。湯樋の脇は空洞になっていて、湯樋に寄るとはまってしまう。途中で腰まではまってしまった。
 鉄山の壁は雪雲に覆われて見ることは出来なかった。小屋の手前の銀明水の所は雪が切れていて、不用意に渡ってしまいシールを濡らして雪が団子になってしまった。40分以上かかって、ようやくくろがね小屋へ着いた。
 小屋の中には赤々と燃えるストーブがある。が、お財布を車に置いてきてしまった。小屋の冬期休憩料金は200円也。たいした雪でもないので表で休憩した。サンドイッチを頬ばり、暖かいコーヒーで一息ついてから戻ることにした。
 シールをつけたままで塩沢分岐を過ぎ湯樋まで登り返す。ここでようやくシールを外す。雪が締まっていれば、推進滑降でなんとか滑っていけるのだが、今日は行きも帰りもラッセルである。
 峰ノ辻分岐まで来てもスキーは滑ってくれない。勢至平の緩斜面の下りもラッセルである。それでも登りよりは早い。八の字の手前だけが、かろうじて歩かないで済んだ。
 八の字からの登山道は滑るだけの雪は無いので、馬車道に入る。馬車道のショートカットコースは笹がまだ顔を出していて滑れない。あと50cmは欲しいところだ。滑らない馬車道をラッセルしながら烏川橋まで下った。いつもだと休まないで降りてしまうところだが、下りのラッセルでくたびれてしまい、烏川橋で一息入れてからゲレンデへと登り返した。誰もいないゲレンデをひと滑りして駐車場へと戻った。(I.I)


概念図



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