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No.4205
月山
1979.5m一等三角点峰
山行種別 山スキー
がっさん 地形図 月山、湯殿山、本道寺

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山行期間 2009年4月19日
コースタイム 福島(5:35)=姥沢(7:45,7:55)→リフト乗り場(8:158:19)=リフト終点(8:30,8:38)→牛首(9:35,9:50)→鍛冶小屋跡(10:23:10:37)→月山(10:55,11:13)→鍛冶小屋跡(11:25,11:30)→1520m地点(11:40,12:00)→姥ヶ岳(12:40,12:58)→コル(13:08)→ネイチャーセンター(13:40)=福島(16:10)
写真
姥沢小屋を見ながらリフト乗り場へ 月山リフトは4月10日から運転をはじめた 牛首へ向かって緩やかに登っていく
鍛冶小屋跡への登り 鍛冶小屋跡に建つ延命地蔵 鍛冶小屋跡から見た牛首
山頂の小屋と神社 山頂から鳥海山が見える 姥ヶ岳から見た朝日連峰
姥ヶ岳は木道が出ていた 姥ヶ岳からの滑り 気温が上がり緩んできた
ほどよく雪が腐り始めた 途中から湯殿山を望む コルから石跳川へ滑り込む
石跳川右岸のデブリ デブリの脇を滑る 斜面も緩やかになりブナ林の中をのんびりと滑り降りる
石跳川はすでに顔を見せていた ネイチャーセンター 楽しかった滑りもここまで
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行動記録
天候 晴れ
 北月山荘への滑りを目論んでいたが、今年は雪が少なくオープン最初の土日は仕事でやむなく断念した。2週目の今日は、鍛冶小屋跡から四ッ谷川へ滑り降りてから姥ヶ岳へ登り返し、石跳川を下降するメジャーなコースをたどってみた。
 姥沢の駐車場に車を駐めるには「月山環境美化協力金」1,000円が必要になる。リフト乗り場までは20分ほど、好天に恵まれて足取りも軽くなる。月山リフトの料金は560円で、1510mの高さまで上げてもらえる。
 リフト終点へは10分ほどで着いてしまう。シールをつけて歩き始めるが、気温がまだ上がらないのでバーンが堅い。牛首まで斜面をトラバースするように緩やかに登って行く。稜線手前で休んでから鍛冶小屋跡への登りに取り付く。鍛冶小屋跡への急斜面はバーンが緩んでいないのでシールを旨く使わないと登るのが大変だ。今日はクトーをつけてきたので難なく登れる。Sさんは苦しくなってスキーを担いでしまった。鍛冶小屋跡で遅れたSさんを待つ。この間にお地蔵さんの写真を撮る。台座には「延命地蔵」と彫ってあった。人間寿命があるのだから無理して延命することも無いかとも思う。最後は周りに迷惑をかけないで死ぬのが理想的かも.....。
 鍛冶小屋跡から上は雪が途切れていてスキーを持って山頂手前の雪原に上がった。山頂に着くと鳥海山が目の前に見える。地元の方に北月山荘への雪のつき具合を伺ったら、コースの取り方さえ知っていけば何とか滑れるとのことだったが、私たちには難しそう。無難なのはスキー場がオープンして最初の休日あたりが最適のようだ。来シーズンの課題に残しておこう。
 風は少しあるものの、山頂で休んでいても、そう寒くない。20分ほど休んでから下降にかかる。戻りかけるとビックフットのHさんたちのパーティと出合う。時間があるので本沢方面へひと滑りしてから石跳川へ降りるとのこと。魅力はあるもののメンバーの体力を考えて、私たちは姥ヶ岳へと、ひと足先に向かうことにした。
 鍛冶小屋跡から四ッ谷川へ向かって滑る。標高1520mまで標高差400mをひと滑りし後続を待つ。雪が適当に腐れて来てちょうど滑りやすい。シールをつけ直してから、ゆっくりと昼食をとった。次は金姥に向かって緩やかに登っていく。金姥手前から左にルートを取り姥ヶ岳へ直接向かう。登り返し40分ほどで姥ヶ岳へ着いた。山頂から朝日連峰が一望できる。体を壊してからは冬の朝日はご無沙汰している。歩けるうちに、また登ってみたいものである。
 今年は雪が少なく、姥ヶ岳から西斜面へは雪がつながっていなかった。少ない年でも1688mとのコルからはスキーを脱ぐことなく滑れるのに、そこも雪がついていなかった。仕方なくスキーを持ったまま山頂から斜面を50mほど下がってから滑り始めることにした。低木なので下るに苦労することなく雪のついている斜面に降りることができた。
 コルまで標高差300m、あっと言う間に降りてしまう。他のメンバーも思い思いに滑り降りてくる。天気も良く風を切りながら滑る楽しさは何とも言えない。
 コルから石跳川へと入り込む。右岸の湯殿山側の斜面からデブリが入る。例年になく早いようだ。デブリの脇を滑り降りると斜面は緩やかになってくる。後はブナの間を縫うように石跳川の左岸をのんびりと滑り降りていく。石跳川はカワクルミ沼からの沢を合わせるだいぶ手前から沢が顔を出している。3月末に来たときよりも沢は大きく割れていて、湯殿山から滑ってくるときは注意しないと登り返しになりそうだ。13時40分にネイチャーセンターに着いた。デポしておいた車に乗り込み、姥沢に駐めておいた車を回収してから福島へ戻った。(I.I)


概念図



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