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No5222
吾妻山
山行種別 積雪期一般
あづまやま スノーシュー

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山行期間 2015年11月29日(日)
コースタイム 高湯温泉ゲート(8:01)→水飲場(8:58,9:09)→賽ノ河原(9:58)→井戸溝(10:42,10:48)→慶応吾妻山荘分岐(11:08)→慶応吾妻山荘(11:16,12:16)→井戸溝(12:39)→賽ノ河原(13:20)→水飲場(13:57)→高湯温泉ゲート(14:42)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
高湯温泉白樺荘先のスカイライン冬季閉鎖のゲート 夏道沿いに登る 右に折れ、すぐに左の登山道へ
50cmほどの積雪か 閉鎖されたスカイラインを横切る 水飲場はまだ埋まっていない
賽ノ河原でひと休み 山鳥山の標識 湯の平の標識は埋もれ始まった
井戸溝で休憩 井戸溝の単管橋 慶応吾妻山荘入り口の看板
雪の中の慶応吾妻山荘 ニッポンビールのプレート 昔からのツアー標識

行動記録
 ゆうやく雪が降った。とは言ってもスキーが履けるほどでもない。月山まで足を伸ばせば滑ることは出来そうだが、今日はスノーシューを持って近くの吾妻山に出かけることにした。
 高湯温泉へと車を走らせる。道路は除雪した形跡があり路肩に少しだけ雪が残っていた。スカイラインの高湯ゲートまでは路上に雪は無かった。ゲートより先は20cmぐらいの積雪だろうか。スノーシューを履くまでもない。登山届けをボックスに入れ夏道に入る。昨年は福島市側の登山口はすべて入山禁止されてしまったので一度も足を踏み入れないでしまった。今年は一切経山の問題となっている火口から500m範囲が立入禁止になっているだけで、その他には入山規制などもなく入ることができる。冬期は一切経山の西側を通れば500m範囲に入らないので問題は無い。
 スカイライン横断箇所までは1時間とかからない。道路の積雪は約50cm、水飲場を越えたらスノーシューを履くことにして前へ進む。水飲場はまだ沢が埋まっていなかった。濡れないように沢を越えてからスノーシューをつけた。もう少し雪が欲しいところだ。
 賽ノ河原までは雪が積もったばかりで、登山道のデコボコがまだ埋まりきっていないため歩きづらい。賽ノ河原まで来て休憩をとった。標識の下に森林管理所が「許可無く立木を損傷することは森林法で禁止されています」の注意書きが付けられていた。わざわざここに付けたと言うことはシモフリ新道の刈り払いに対する警告だと推測する。許可をとってやれと言うことか.....。
 吾妻山の登山道は山形県側は良く整備されているが、福島市側の登山道は荒れるに任せている。県外から訪れる慣れない登山者にとって登山道は荒れているし標識もあまり整備されていないため、観光エリアである鎌沼周辺や東吾妻山から外れると、道迷いの危険がある。自治体が正式に森林管理所から許可をもらい登山道整備をしないと、いずれ訪れる人もいなくなると思う。登山道整備と言っても、自然破壊してまで道を広げたり木道を整備することではない。人が歩けるだけの最低限の刈り払いと指導標の修繕だけで良いのである。
 賽ノ河原からは歩きやすくなる。山鳥山を過ぎ樹林帯の中に入ると風も無く静かな時間が過ぎて行く。湯の平の標識は半分雪に埋もれていた。もう1回雪が降ると埋もれてしまうだろう。小沢を越え井戸溝への登りにかかる。積雪量がまだ足りなくて夏道しか歩けないが初冬の山歩きは楽しめる。井戸溝の単管橋にはうっすらと雪が載っていた。井戸溝までトレースが付いていた。後でわかったことだが慶応山荘の大○さんがお客さんのために付けたトレースだった。井戸溝からひと登りで慶応吾妻山荘の入口に着く。五色沼方面を見上げるとガスの中である。天気が良ければ五色沼まで行きたかったが、今日は足慣らしなので五色沼には向かわずに慶応吾妻山荘へ向かうことにした。小屋の手前の雪原で大○さんが待っていた。コーヒーを入れてもらい昼食休憩とした。
 先シーズンは福島市側の登山口は入山禁止になっていたこともあって、この間、慶応吾妻山荘は無人でテンに小屋の中を荒らされたとのこと。酷い被害だったようだ。今シーズンはお客さんを受け入れるとのことなので泊まりにくる機会をつくることにしよう。小屋で1時間ものんびりしてしまった。それにしても高湯ゲートで一緒に歩き始めた人たちが、まだ小屋に着かない。遅くならないうちに戻ることにしよう。
 小屋の表に出てスノーシューを付け出発すると、高湯ゲートから登ってきたパーティとスライドする。長靴のツボ足の人もいるので遅れたのだろう。だいぶ苦労して登ってきたようだ。上空を見上げると一が切れて少しだが日が差している。1時間前に晴れ間が出ていたら五色沼を目指したのだろうが、小屋でノンビリしてしまって機を逃してしまった。賽ノ河原までは順調に降りてきたが、ここから歩きづらくなる。膝を痛めているのでゆっくりと下った。水飲場を過ぎ、スカイラインまで来てスノーシューを外す。高湯ゲートまではもうすぐである。標高1200mあたりで積雪50cm、もう2回ぐらい雪が降ってくれればスキーを持ってきて良いかもしれない。雪不足を心配していたが、ほぼ例年通りで12月中にはこのコースも滑ることが出来そうだ。(I.I)

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トラック ルート=赤

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