Fukushima toukoukai Home page
No.4162
八ヶ岳 硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳
山行種別 積雪期一般
やつがだけ 地形図 八ケ岳西部、八ヶ岳東部

トップ雪山の記録>八ヶ岳

山行期間 2008年12月29日〜31日
コースタイム 12月29日 福島(1:30)=美濃戸(9:30)→赤岳鉱泉(11:45,12:50)→硫黄岳(14:40)→赤岳鉱泉(16:20)
12月30日 赤岳鉱泉(7:55)→行者小屋(8:35)→文三郎道分岐(8:50)→稜線(10:00)→赤岳山頂(10:35)→中岳山頂(11:50)→阿弥陀岳(12:35)→鞍部(13:25)→行者小屋(13:55)→赤岳鉱泉(14:25)
12月31日 赤岳鉱泉(7:30)→美濃戸(9:00)=福島(20:00)
写真
赤岳鉱泉アイスキャンディー 大同心が見える 文三郎道を登る
赤岳山頂 赤岳をバックに阿弥陀岳山頂
写真は拡大して見ることが出来ます

行動記録
12月29日(月)晴れ
 深夜に福島を出発し、東北自動車道、首都高速を経由し、中央自動車道小淵沢ICから美濃戸口へ。ここから未舗装となり、駐車場の方からは4WDでない車はここに置いて歩いた方が良いと勧められるが、タイヤチェーンを装着し乗り入れることにする。
 9:30美濃戸に到着。装備を整え9:45出発、北沢をたどる。途中、沢に架かる橋の上から大同心が見えると「また八ヶ岳に来れた!」と嬉しさがこみ上げてくる。11:45赤岳鉱泉到着。小屋の前には人工の氷柱「アイスキャンディー」が突っ立っているが、今回はアイスクライミングではないので、写真を撮るだけでパスする。今日はまだ時間があるので、小屋で受付を済ませた後、アイゼン歩行訓練として硫黄岳に登ることにする。
 アイゼンを装着し小屋の前から樹林の中のルートをたどる。しっかりとした踏跡がついており、ルートに不安は無い。ジョウゴ沢の出合を横切ると登りとなる。樹林の尾根をつづら折りに登っていくと、森林限界を越えて稜線に出た。硫黄岳の山頂に向かって稜線を行きながら、横岳、赤岳、阿弥陀岳と一望にできる。「明日はきっと赤岳山頂に!」と期待が膨らんだ。14:40硫黄岳山頂。帰路、ジョウゴ沢をF1まで偵察する。16:30赤岳鉱泉到着。

12月30日(火)晴れ
 小屋泊まりということもあってか、出発は遅かった。小屋にはもうほとんど客が残っていなかったが7:55出発。行者小屋を経て文三郎道分岐。まず阿弥陀岳と中岳の鞍部を目指す計画だったが、稜線上の強風が見てとれたので、文三郎道を行き、まっすぐ赤岳を目指すことにした。我々と共に10人位の登山者が文三郎道を登っていったが、ほとんどは、途中から赤岳主綾に取り付いていく。みんな冬季の岩登りだった。わたしたちは、そのまま文三郎道を稜線へ、10:00到着。このとき稜線は強風が吹き荒れ、対風姿勢で踏ん張ること度々、必死に前に進み、岩と雪のルートをたどる。
 10:35赤岳山頂に到着。休憩後下山開始。このころには風は収まり、安心して稜線を歩くことができたので阿弥陀岳を目指す。中岳を越え、阿弥陀岳との鞍部に12:00到着。ここからは、少し急な雪壁の登りで、今回がアイゼンを使った初めての山行となるK.Kにとっては少し難しかったようだが、12:35阿弥陀岳山頂。赤岳をバックに記念撮影。
 鞍部に戻り、行者小屋を目指して、沢沿いに下降する。文三郎道分岐、行者小屋を経由し、赤岳鉱泉到着14:25。

12月31日(水)
 赤岳鉱泉を7:30に出発し美濃戸へは9:00に着いた。ゆっくりして福島へ戻った。(K.S)


概念図



Copyright(C) 2001-2008 福島登高会 All Rights Reserved.