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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3898
鳴虫沢 名取川支流
山行種別 無雪期沢登り
なきむしさわ 地形図 作並


■山行期間 2006年8月27日
■コースタイム 福島(5:15)→二口渓谷姉滝駐車場(7:20,7:30)→鳴虫沢出合(7:45)→シシ滝(8:50)→二俣(9:20)→2段15m上部(9:50,10:00)→スラブ直下終了点(10:50,11:15)→三神林道標識(11:27)→家形山(11:56)→720mピーク(12:25)→姉滝上(12:55)→駐車場(13:10)→福島
■写真
F1 F2 F3
F4 15m2段を登る F6 20mシシ滝

■行動記録
 姉滝見学の遊歩道をたどって姉滝上の本流に降りる。程なく右岸から鳴虫沢が出合う。鳴虫沢に入ると直ぐF1(5m)。登れず出合いまで戻り、右岸の巻道を使う。F2(4m)は柱状節理の滝。右側を登る。ナメが続き小滝が連続してあきない。雑に行くと釜にドボンする。
 F5(2段15m)は下段は登れたが、上段はかぶっているので登れない。残置ピトンがあったが難しいので右岸のしっかりした巻道を使う。1時間程でF6(20m)のシシ滝。迫力満点。ここで先行パーティに追いつく。写真を撮ってもらってから柱状節理の右側に取り付く。ホールド、スタンスとも豊富であるが逆層になっているところもあり、気が抜けない。中間部が微妙で上は水流の際に良いルートがあるがなにせ高さがあるので緊張する。
 上は渓相がガラリと変り、巨岩のゴーロとなる。岩の隙間を潜ったり、岩を乗り越えたり。石が小さくなとゴルジュの中に2段15m。下段3mは容易。上は堆積岩の滝でホールドが細かく、コンクリートの骨材の石が剥き出しになったような感じなので下手するとつかまった石がポロッと取れる可能性があるが、ザイル確保で左側に取り付く。中間部で左側にズレる所が微妙で、躊躇していると真新しい連続した残置ピトン2枚発見。クリップして落ち着く。なんとかクリア。本日の核心でありました。
 奥の2俣を過ぎると堆積岩の急なルンゼ登り。小さな岩がポコポコ出っ張っているのでそこにつま先を引っ掛けて高度を稼ぐ。最後はスラブの壁に突き当たって沢は終わるが少し手前に「仙台山想会」製の標識が倒れていてそこから左側に踏み跡がある。壁を迂回して稜線に出ると「三神林道」の標識がある。林道とあるが実質は登山道程度の幅しかない。下りきって少し登り返すと家形山で頂上と想われる所に「三神林道」の標識。ここから北に下って行くと姉滝の上に出て本流の狭まった所をジャンプで越え、駐車場に出る。(M.M)

 
■遡行図


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