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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3875
小松原沢 名取川・二口沢支流
山行種別 無雪期沢登り
こまつばらさわ 地形図 山寺、作並


■山行期間 2006年7月6日
■コースタイム 二口林道ゲート(8:25)→入渓(8:30)→銚子の滝(11:35,13:35)→登山道(15:40)→二口林道(17:30)→二口林道ゲート(19:00)
■写真
林道のゲート 入渓地点 最初からナメ

 
4mの斜瀑

 
ナメが続く
10mの滝は左岸を巻く

 
釜を持った10mの滝

 
小松倉沢出合を通過
下部がいやらしい6mの滝を登る

 
飛沫をもろに浴びながら登る

 
小松原沢流域にかかる雲海
銚子大滝.

■行動記録
 一週間前から計画されていた那須方面の沢は、前日の予報から入渓するのが困難との判断し急遽、今回の場所となった。前線からやや遠いとはいってもまだ梅雨の時期である。空からはほんの少し雨が降っている。8時頃二口林道のゲート前で相馬のAさんと合流。身支度を整えて閉じられたゲートの脇を通る。5分程歩くと橋があり、ガードレール切れた部分から降りて入渓する。
 最初からきれいなナメと3〜5mぐらいの滑滝が連続していて飽きさせない。30分程で8m程の滝に着く。ここは左岸をまく。ここを過ぎ9:11南沢出合。後は3〜6mの滝と滑の連続である。11:00頃6mの滝、ここで初めてザイルで確保して登る。
 次に15mの滝。ここは右岸をまいたが捲きの降り口部分には何も掴む物がないので今回唯一の懸垂下降でおりる。そして今日のメインである銚子の滝に3時間程で着く。ここは40mザイルで2ピッチで登ったが1ピッチ目2ピッチ目とも岩にぬめりがあり登るのに苦労させられた。ここでは5名で2時間もかけてしまった。この後は小さなゴルジュで3m程の滝が続く。今期初の頭からのシャワークライムとなった。水がまだ冷たく心臓が止まるのではないかと思うほどであった。
 14:40水量も少なくなり藪も濃くなり、しばらくすると藪こぎになる。ここではタップリ汗をかかされた。汗が目にしみる。やっとの思いで登山道に出る。稜線からの眺望は得られなかったが濃い緑と雲海の景色がすばらしい。
 ほんの少し景色を堪能した後は疲れた身体に鞭を打ちつつ登山道を歩く。約2時間ほどで林道に到着。少し休んで時間も遅いので急いで車まで戻ったが、辺りは薄暗くなっていた。個人的には今年最初の沢登にしては少々キツイ感じではあったが、その分満足感も大きい山行であった。(Y.K)

■遡行図


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