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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3768
下ノ沢 会津駒ヶ岳
山行種別 無雪期沢登り
しものさわ 地形図 会津駒ヶ岳、桧枝岐


■山行期間 2005年9月23日
■コースタイム 林道車デポ地(7:35)→竜門の滝展望台遊歩道駐車場(7:40)→下の沢入渓(7:45)→下部二俣(9:48,9:59)→上部二俣(13:30,13:40)→登山道(14:30,15:00)→会津駒ヶ岳登山口(16:00)
■写真
竜門の滝手前のゴルジュ、残
置シュリンゲはあったが手強い
2段になっている竜門の滝、巻
き道の途中から
大きな岩の間から流れ落ちる滝
10mの滝は左岸を直登する 2条8mの滝は落ち口が嫌らし
い登り
樋状12m滝は右岸を登る
くの字の8m滝は落ち口が嫌ら
しい
12m滝は右岸をロープを出し
て登る
8m滝は左岸を巻く
10m滝は登れず左岸を上の2つ
の滝と一緒に巻く
小滝が連続して出てくる 上部二俣手前の8m滝は右岸を
巻く


上部二俣の右沢からかかる8m


紅葉が始まりつつある稜線、奥
は駒の小屋
左沢に入ってすぐに出てくる
10m2条の滝は右岸を直登
する

■行動記録
 天候は、晴れ時々曇り。会津駒ヶ岳の登山口へ林道の途中に車を駐車し、竜門の滝の展望台へ続く遊歩道を歩き下の沢を渡るところで入渓する。昨日の天気予報とはうって変わり青空が広がり秋の日差しがまぶしい中歩き始めるとすぐゴルジュとなる。
 ゴルジュの中の3mぐらいの滝を越えたところが竜門の滝であるが、水量がやや多くゴルジュの突破が難しくの左岸を高巻く、このため竜門の滝は巻き道の途中からの写真となってしまう。巻き道はしっかりしており2段目の滝の落ち口に続いている。
 ここをすぎると沢は明るくなり、大きな岩の間から流れ落ちる滝(4m)をはじめに滝が出てくるがすべて直登できる。10m滝は左岸を登り、8mの滝も左岸から取り付くが、水量が多いせいもあって落ち口が嫌らしくお助け紐が出される。そのあとは河原歩きとなりしばらくして下部の二俣となり小休止。地図上の大滝は今回も確認できなかった。
 二俣からしばらくはゴーロを歩くが、突然2m弱の滝の上でT君がスリップし下の岩に左胸と左の膝を打ち付ける。胸を打ったためかしばらくは呼吸をするのも苦しそうであった。休憩後少し痛みはあるが歩くのは大丈夫ということなので荷物を他のメンバーで分散し歩き始める。12m樋状の滝は右岸を登り、続く 8mくの字の滝は念のため上からロープを出す。12mの滝は右岸をリードで登り、滝の落ち口へトラバースして降りる。右からの顕著な支沢を過ぎた8mの滝は左岸を巻き、10mの滝も登れず左岸を巻くが、その先の2段12mの滝も登るのが難しそうなのでそのまま一緒に巻いてしまう。そのあとはナメ滝と小滝の連続になり、楽しく登れる。最後の8mの滝の右岸を巻きくと右沢から8mの滝をかけた上部の二俣となる。
 小休止後、左沢を進むと2条10mの滝の右岸を登るとあとは河原歩きとなる。本来であれば駒の小屋へ向かって左沢を詰める予定であったが、T君の怪我の具合も心配なため登山道への最短の沢を詰めることとしたが、結局は15分位の藪こぎを強いられることとなってしまった。登山道に出ると稜線の湿原の草紅葉が大変きれいだった。
 最後に、T君の怪我の状況から、当初は、沢が西に向きを変える1550m付近で支沢を抜けて登山道に抜けようと考えていた。しかしながら、支沢の入り口で検討した結果、出だしの傾斜がきついこと、上部の藪こぎもかなり厳しいことが予想されるということで、遡行経験のある本流を詰めて藪こぎの少ない支沢を詰めた方が本人の負担も少ないと判断した。結果的にはほとんど最後まで沢を詰めることになった。(M.K)

■遡行図


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