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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3743
東沢 黒谷川流域・倉谷川支流
山行種別 無雪期沢登り
地形図 城郭朝日山


■山行期間 2005年7月31日
■コースタイム 車デポ地点(7:14)→胡桃沢出合(7:38)→林道・東沢出合(7:55,8:10)→8m滝(8:34)→右俣出合(8:48,8:55)→上部8m滝(9:33)→遡行終了(10:00,10:10)→林道・東沢出合(11:34)→車デポ地点(12:15)
■写真

 
2m、3mと続いて滝が出てくる


上部の8m滝は滑りやすいので
ロープを使った。下りはアップザ
イレン
8mの滝は上部がいやらしい、
右岸に踏跡がある

■行動記録
 倉谷の集落のゲートから入り、倉谷川の林道に沿って車を走らせる。治山ダムを左に見てさらに進むと林道は対岸に渡る。その先200mほど行って車を駐める。身支度をして出発。すぐに大岩が林道を塞ぎ、その後も至るところのり面が崩壊して林道を塞いでいる。林道の補修工事が終わったら倉谷川流域の調査に入ろうかと考えていたが、この調子では当分直すつもりは無いようだ。
 林道を歩き始めて25分ほどで胡桃沢出合、東沢の出合まではさらに15分ほどで着く。東沢に架かるコンクリート橋から沢に降り立つ。最初は河原歩きで、沢幅が狭まっても平凡な河原歩きが続く。10分ほどで2mの滝が出てくる。続いて2m、3mの連瀑が出てくる。
 さらに遡って行くと、等高線が間延びしている沢なので期待していなかったが、なんと8mの滝が現れる。ちょっと得した気分。中間までは登れそうだが上部のスタンスが見つからない。簡単に捲くことに決定!右岸の草つきを登ると滝の上部まで踏跡がしっかりついていた。
 8m滝を越し、少し行くと右俣に出合う。水量は3対2で左俣が多い。休憩していると上流からカモシカ2頭がすごい勢いで降りてきて、危うくぶつかりそうになった。
 沢は緩やかに登っていく。右から小沢を2本合わせる。所々ナメ床が出てくるが、さしたる変化もなく進む。水量も少なくなり、尾根も見える。もう源頭も近い。
 沢が開けて明るくなったところで右から小沢を合わせる。上部を見ると正面に8mほどの滝がかかる。これを登らない手は無いだろうとトップがノーザイルで突破する。多少、滑りやすいのと、初心者がいるのでロープを使うように指示する。結果、一人がスリップしてロープに助けられた。
 地域研究と同時に、メンバー全員がそれぞれの立場で行動中の判断力を身につけるのも、今回の合宿の目的の一つだ。情報が無い沢で、地形図を頼りに記録を作り、メンバーの力量を見極めながら山行を無事に終わらせることができる能力は、リーダーとしていずれ自立するときに役立ってくる。
 滝の上部で右から小沢が入り、堆積された岩が尾根近くまで続いている。ここで遡行を終了し下降にかかる。8m滝はアップザイレンで下り、登ってきた沢を忠実に出合まで戻った。(I.I)

■遡行図


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