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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3724
湯川 安達太良山・阿武隈川流域油井川
山行種別 無雪期沢登り
ゆかわ 地形図 安達太良山


■山行期間 2005年6月18日
■コースタイム 塩沢登山口(7:15)→馬返し(7:30)→湯川出合・遡行開始(7:34)→三階滝(8:48〜10:48)→屏風岩(11:11)→八幡滝(11:20,11:37)→中の滝(11:44)→霧降の滝(11:57,12:10)→八幡滝(12:30)→塩沢登山口(13:20)
■写真
塩沢登山口には沢山の車が駐
められ、多くの登山者が訪れる
湯川に架かる丸太橋 最初の滝(5m)は右岸を上る
適当に滝がかかる 三階滝最初の滝(8m)、奥には2
つ目の滝が見える
三階滝・最初の滝は右岸を登る
最初の滝を上からのぞき込む 2つ目(10m)の滝は左岸を直登 2つ目の滝で確保するYくん
3つ目の滝(8m)全容 3つ目の滝は左岸を直登する 滑りやすいので注意
ナメと滝が続く 4m滝は右岸直登 ナメが出てくると屏風岩も近い
右岸に屏風岩が出てくる イワカガミが咲く 2m小滝、8m斜瀑と続く

登山道との出合、右俣に架かる
八幡滝(6m)

湯川右俣に入って少し行くと「中
の滝」斜瀑20mに出合う
今日はここまで「霧降の滝(20m)」

■行動記録
 ひと冬お世話になったスキーをしまい、沢登りに出かけることにした。シーズン始めの足慣らしは安達太良の湯川渓谷、霧降の滝までの核心部だけの遡行計画だ。
 塩沢登山口に車を置いて、登山道を少し行くと馬返しの分岐に着く。右が笹平への道で、入ってすぐに湯川に出合う。湯川には新しい丸太が架けられ、整備対象外の登山道で廃道になっているのだが、時々登る方もいるようで手が入っていた。
 7時34分遡行開始、右岸、左岸から小沢が入る。30分ほどで最初の5mの滝、右岸を直登する。次に2段4mの滝、しばらく行くと落差20m以上はある滝がかかる小沢が右岸から入る。ここまでくると三階滝は、もうすぐ。
 三階滝は3つの滝が連続する湯川の核心部で、右岸には登山道のようなしっかりした捲き道がついている。メンバーの力量によって、滝を直登したり捲いたり選択できるので、初心者にも充分楽しめる。
 1つ目は、大きな釜を持つ8mの少し傾斜のある滝で、右岸を斜めに落口を目指して登る。2つ目は左岸を直登、3本目も左岸を直登する。いずれも滑りやすいのでザイルを使う。ルートを探していると残置ハーケンも見つかる。
 ここから先、小滝とナメ、釜が続く。右からの小沢を確認すると、屏風岩に到着。続いて2m、8mの連瀑が出てくるので右岸を登る。滑りやすいので左岸の踏み跡を登るのも可。
 屏風岩から15分ほどで湯川右俣に架かる八幡滝に出合う。6mほどの階段状の滝で登れそうだがヌルが着いていていやらしい。湯川は、ここで天狗岩を経てくろがね小屋に向かう左俣と、八幡滝のかかる右俣とに二分する。八幡滝(6m)の幅広く水を落とす様は、見応えがある。右には登山道の鎖が張ってあり、上部は、きれいなナメが続く。右股に入り少し行くと、階段状の斜瀑「中の滝」が出てくる。ヌルがついてる嫌らしい滝で、注意しながら左岸を登る。なお国土地理院25,000分の1地形図には、誤って「中の滝」に「霧降の滝」と標記されている。昨年春まで「中の滝」と書かれてあった標柱には、なんと今年は「霧降の滝」と書き直されている。滝の形状を見れば、ひと目で誤りと気づくはずなのに、こんなの有りですか。
 次に20mの落差を持つ「霧降の滝」が出てくる。20mの直瀑で、滝の落口から霧が降るように水しぶきが飛んでくる。どうも今年から(それとも昨年夏から)この滝には名前が無くなったようだ。今日の計画はここまで、少し休んでから登山道を塩沢登山口に戻る。(I.I)
 

 
■遡行図


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