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No6353
コガ沢滝沢
蔵王・児捨川流域垂清川支流
山行種別    無雪期沢登り
こがさわたきさわ 地形図

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山行期間 2020年8月16日(日)
コースタイム
白石スキー場(9:48)→入渓(11:28)→10mナメ滝(11:56)→滝沢出合(13:59)→20m涸れ滝(14:59)→稜線登山道(16:39,16:53)→不忘山(17:13)→白石スキー場(19:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
登山道でコガ沢渡渉点へ 渡渉点へ下降 コガ沢へ入渓
早速泳ぐ シャワーが気持ち良い 小滝が次々現れる
水に入って取り付く 10mナメ滝の先に10m滝がある 10m滝でロープを出す
登るために水流に入る 釜のある8m滝 水流右を直登する
滝沢出合の二俣 苔の8m滝(今年から沢登りを始めたHくん) 5m滝で出合う二俣
7m滝 上部から見る 8m涸れ滝を登る
20m涸れ滝 最初の5mを登れば後は容易 ヤブが被ってくる
いったんガレ場に出る 稜線登山道に出た 不忘山の山頂

行動記録
 予定していた沢が前日からの雨で大増水で遡行不可能と、先に現地入りしていた鈴○さんより連絡があった。このまま解散ももったいないので、急遽天気の良さそうな蔵王へ転進することにした。沢は勝手知ったるコガ沢とその支沢の滝沢にした。会の山行管理者の了解を取り付け、転進で3時間ほどのロスがあったので、白石スキー場を歩き始めたのは午前10時も近くなっていた。遡行時間短縮のため、いつもの入渓ポイントではなく登山道がコガ沢を渡渉する地点から入渓することにした。スタートが遅い割に行動時間は長めになりそうだが、今日のメンバーなら大丈夫だろうとの判断である。
 ゲレンデを登り登山道に入ると日陰で涼しいかと思いきや蒸し暑い。コガ沢右岸のトラバース道なのだが、結構アップダウンもあり汗が流れる。ひと休みしながら1時間40分かけてコガ沢渡渉点に到着。ここまで遡行した場合と比べて短縮できたのは30分程度だろうか。汗をかいた割にはあまり稼げなかった。さっそく入渓し遡行開始。熱を持った体に冷たい水が気持ち良い。コガ沢が初めてのメンバーもいるのでどんどん先行して楽しんでもらう。Hくんなどは泳がなくても良いところもあえて泳ぐ。
 やがて10mナメ滝と10m滝。10m滝で鈴○のリードでロープを出した。ここはフリーでも登れるが見た目より岩が滑るので要注意である。2つ小滝を越えて遅い昼食とした。濡れた体は少し寒いくらいになってきてカッパなどを着込むほどになった。下界の酷暑とは大違いである。次は8m滝だが左岸をへつってから水流右を直登するのが自分の定番。ロープを張ったのだがラストの河○さんがへつりで大苦戦し釜に何度も落ちてしまう。結局上がれず西○さんが懸垂下降してサポートした。2年ぶりの沢登りの河○さんだがブランクの影響は大きいようだ。1,365mで左から滝沢が合わせる。滝沢は短い区間にその名の通り滝が続くが直登可能なものが多い。
 最初の苔の付いた8m滝を直登すると水が明らかに冷たい。次は滝で出合う二俣だ。ここは無理せず左俣の右岸を小さく巻く。左俣に入るとすぐ苔の付いた7m滝があり直登する。やがて水は涸れてしまう。沢の途中に湧水があり水源となっているようで水が冷たいこともうなずける。8m涸れ滝を直登すると20m涸れ滝だ。ここもフリーで登れるがロープを出して慎重に登る。最初の5mを登ればその上は易しいが浮石があるので要注意である。詰め上げていくとザレ場に一度出るが少し登ると笹ヤブになり20分漕ぐと稜線登山道に出た。3年前の遡行時とまったく同じ場所のようだ。既に稜線にいる時刻ではないので急いで下山にかかる。ガスがかかり展望はまったくなし。不忘山を経由し白石スキー場に着いたのはちょうど午後7時。暗くなってきてヘッデンギリギリのタイミングだった。
 沢登りとしては6人と大人数だったので、遅いスタート時間を考えもっと行程の短い沢にするべきだったかと反省。河○さんのブランクを考慮しなかったのも想定が甘かったと言わざるを得ない。今回の遡行区間(登山道渡渉点から稜線まで)は約1.5kmしかないが、滝が続きスタート地点からの標高差も大きいので意外に時間がかかる。2〜3人のパーティーで駆け抜けるのが良いだろう。(熊)

.ルート図 往路=赤 復路=青
電子地形図(タイル)(標準地図)を加工して作成

トラック 往路=赤 復路=青

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