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No6173
大行沢〜カケス沢
二口山塊  名取川流域
山行種別    無雪期沢登り
おおなめさわ〜かけすさわ 地形図

トップ沢登り>大行沢〜カケス沢

山行期間 2019年9月8日(日)
コースタイム
二口渓谷駐車場(7:40)→入渓(7:41)→ゴルジュ(7:50)→3m滝(8:20〜8:45)→駒止の滝・6m(9:30)→京渕沢出合(10:48〜11:06)→2段10m滝(11:27〜11:51)→カケス沢出合(13:05)→北石橋(15:31,15:50)→大行沢渡渉点(16:20)→駐車場(18:25)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
二口渓谷の駐車場 さっそく大行沢に入渓する 滑りやすいゴルジュ
3m滝左岸をへつる 巨岩が現れる 6m駒止の滝
巨岩地帯を通過 京渕沢の梯子滝 2段10m滝の1段目
2段10m滝の2段目 「天国のナメ」と呼ばれるナメが始まる ナメが続く
カケス沢出合 3m滝 カケス沢の2段7m滝
右岸を巻く 小滝が続く 4m滝
北石橋(きたしゃっきょう) まさに自然の造形美 カケス沢出合にある案内板

行動記録
 二口山塊にある大行沢からカケス沢右俣の北石橋まで熊○さんリーダーで遡行した。大行沢は「天国のナメ」で知られたメジャーな沢である。当初は大行沢のみの計画だったが、オプションでカケス沢右俣を追加してくれたこともあり充実した山行となった。
 大行沢はアプローチが非常に楽で二口渓谷の駐車場から1分で入渓できる。広いナメを少し歩くとゴルジュになる。岩は水流でツルツルに磨かれ、しかもぬめっているのでかなり滑りやすい。数名がドボンしたが今日は水量も多くなく気温も高めなので問題ない。ただし、水量によっては無理をせず登山道に上がった方が良いだろう。
 ゴルジュを過ぎると釜のある3m滝。左岸をへつる。トップが後続を肩がらみで確保し無事クリア。その後はしばらくゴーロ歩きが続くと、右岸に大きな岩屋のある6m滝が現れる。今日は水流も少ないため右岸をフリーで登る。その後は巨岩地帯が続き、岩を登ったり跨いだりしてルート取りに苦労しながら進む。やがて右から京渕沢が合流する。歩いて数分のところにある梯子滝に寄り道して、滝に打たれたりしてしばらくクールダウンする。
 巨岩帯が終わると2段10m滝が現れる。1段目は右岸からバンドを利用し斜めに登る。2段目は左岸の濡れていない場所を選び、ロープで確保しながら慎重に登った。沢はやがて穏やかな流れになり、いよいよ「天国のナメ」の始まりだ。青々とした樹木に覆われた広くて長いナメを歩き続けると心が洗われていくようだ。ナメを30分ほど歩くと左からカケス沢が合わせる。
 カケス沢に入ると、すぐに二俣になるので北石橋のある右俣を進む。始めのうちは小滝が出てくる程度だが、10分ほど歩くとゴルジュ帯になる。右に曲がると3m滝が現れ、左岸のバンドを利用し登る。次の2段7m滝は右岸を巻いた。リーダーの熊○さんがトラバースしたラインは他のメンバーには無理のようで、さらに巻いて懸垂下降で滝の落口に下りた。その後も小滝が連続し、やがて難しそうな4m滝が現れた。トップが右壁からルート取りをしていると残置ハーケンを見つけたので、そこを支点にして左斜めに進み灌木にロープをフックスして後続が続いた。
 やがてゴルジュを抜けナメが出てくると、突如前方に巨大な北石橋が姿を現す。北石橋は天然のアーチ橋で、その美しさと迫力には感嘆するしかない。石橋の下のナメ滝を登ると左岸の分かりにくい踏み跡が登山道だ。靴を履き替え北石橋から大行沢へは30分ほどで戻った。当初は樋ノ沢避難小屋までの予定だったが、時間切れとなりヘッデンでの下山を避けるため、今日はここまでとして下山した。なお、二口渓谷駐車場までの登山道も崖を縫うようなところも多く疲労した足には要注意である。今回、初心者中心に7名のパーティーを組んでいただいたリーダーの熊○さんには感謝である。(遠)

.ルート図 往路=赤 復路=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。
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トラック 登り=赤 下り=青

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