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No6119
小阿寺沢
蔵王 白石川松川流域澄川支流
山行種別    無雪期沢登り
こあてらさわ 地形図

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山行期間 2019年7月7日(日)
コースタイム
登山口(10:10)→入渓(10:21)→F1・10m(10:41)→F3・2段15m(11:18)→F4・7m(12:06)→F6・6m(12:56)→枝沢出合'13:03)→10m滝(13:25)→管理道(13:42)→スキー場ゲレンデ(14:00)→登山口(14:50)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
入渓(思ったほど増水していない?) F1を見るとやはり増水している 同じ滝だが昨年の写真
ナメを走る水勢が強い 普段は何でもないところもこの勢い F2
安心して見ていられる西○さん F3(ロープ練習) F4(ロープ練習)
F5 横切ると足元をすくわれそうになる F6
送水パイプが現れた 少しボルダリングもやっていたとか 枝沢を登る
普段は涸れ滝だが見事な水量 2012年の同じ涸れ滝の写真 送水管の管理道を辿る

行動記録
 7日は福島登高会で沢登り講習会を吾妻の大滝沢で計画していた。前日から6人で滑川温泉に泊まり(湯治部屋だが)準備万端参加者を迎える手はずだった。しかし土曜日午後から降り出した雨が止まない。結局夜通し降り続けて日曜日の朝になっても時折雨脚が強くなるほどだった。いわゆる「やませ」の影響であり、奥羽山脈の太平洋側は冷たい風が吹き付け山間部では雨となるのだ。大滝沢の状況はといえば当然ながらかなり増水している。とても初心者対象の沢登り講習会が出来る状況ではないということで中止となった。ちなみに同じ吾妻でも山形側は雨も降らずに沢も穏やかだったようだ。現地解散となったが自分は今年初の沢登りと思っていたので残念至極。諦めきれないので地元の蔵王で沢登りをすることにした。小阿寺沢なら何度も遡行しているので勝手が分かる。少々増水していても遡行可能と考えた。相方は同じ市内の西○さんで沢登りは今日が初めて。とはいえ山スキーで何度も一緒に滑っているので、西○さんの身体能力の高さは分かっている。
 登山口で準備を済ませるとスタート。気温は14度ほどと低いので最初から上下カッパを着込んだ。沢に入ると平常時より水量の多さは感じるが、そもそも大きな沢ではないので特に支障になるほどではない。それでもいつもは気にならないほどの落差がちょっとした滝になり越えるのが楽しい。F1が現れるとなかなかの水量だ。いつものようにシャワークライミングというわけにはいかない。そもそも気温も水温も低いので水を被ろうという気にならない。難なく水流の脇を登りクリアする。それ以降の滝もナメも増水によって楽しさアップである。西○さんはといえば初めての沢登りとは思えないスムーズな動きで何の問題も無い。この頃スピードの鈍った自分から見ると羨ましい限りである。
 F3とF4では練習ということもありロープを出した。スキー場の水源である黒いパイプが現れるとやがて右から枝沢が合わせる。枝沢も水量が多い。いつもは少し登ると水流が消えるのだが今日は違う。そんなこともあって帰路に使うスキー場の水源管理用の踏み跡入り口を見落としてしまった。登りすぎたと気づいたがせっかくなので上部の滝を見に行くことにした。いつもはほとんど水流のない涸れ滝だが見事な滝になっている。この滝のこんな姿を再び見る機会はないだろう。引き返して沢を下るとやっとテープが見つかった。以前より周囲の状況も変わりかなり分かりにくくなっている。踏み跡も不明瞭になっているので、見つけられないときは黒い送水パイプを辿るという方法もあるだろう。斜面をトラバースする踏み跡をたどりゲレンデに出た。濡れたゲレンデの草がやたらに滑るので何度か尻餅をついた。登山口に戻り今シーズン初沢登りも無事終了。増水した分いつもは易しい滝も難度が上がり楽しい沢登りとなった。そう思えるのも初めての沢登りとは思えない動きの相方とサクサク遡行できたからだと言える。天気が悪くても沢登りは楽しめるが、次回はスカッとした青空での沢登りをしたいものだ。(熊)

.ルート図 登り=赤 下り=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平30情複、 第400号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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