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No5934
長谷川右俣
木地夜鷹山 阿賀川水系 
山行種別    無雪期沢登り
はせがわみぎまた 地形図

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山行期間 2018年11月4日(日)
コースタイム
駐車地点(7:10)→入渓(7:30)→最初の二俣(8:25)→二俣(8:46)→スラブ基部(9:30,9:40)→稜線(12:12)→木地夜鷹山(12:19,12:42)→百戸沼(13:11)→駐車地点(13:56)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
西会津町下谷落合から林道へ入る 長谷川は小さな滝しかない 最初の二俣は右へ
大きな魚影も ナメも出てくる 緩やかなスラブ
キツネ戻しのスラブ 山頂を示すプレート 秋の装いの百戸沼

行動記録
天候・秋晴れ
 秋には一度はスラブを登りたい。過去の熊○さんの木地夜鷹山の記録と地形図を見て、それほど傾斜のきつくない手ごろなスラブかもしれないと、メンバーを募ったら涌○さんと遠○さんが応えてくれた。この週末は高気圧に覆われ絶好の行楽日和とのこと。期待して西会津の木地夜鷹山に向かった。西会津ICを降りて国道400号を落合集落へと向かう。
 途中2か所に黒男山、百戸沼、木地夜鷹山登山口を示す標識があった。標識の通りにすんなりと林道へ入る。通行止めになっている林道大山美坂高原線に架かる祝沢橋を左に見て先に進むと林道終点である。思ったよりも短時間で木地夜鷹山の登山口へ到着した。朝霧の中、にじむような紅葉が美しい。しばらくは長谷川に沿って踏み跡をたどり、20分ほど歩いてから入渓する。
 沢を登ると言っても、子供時代に遊んだような河原歩きが続く。ほんの少しゴルジュっぽいところがあり、小滝も出てくる。いずれも1〜4mくらいで楽に越えられる。沢登りというより、沢遊びだ。小滝が終わると流れは緩やかになり再び河原歩きになる。
 入渓して1時間で初めの二俣だ。ここを右へ(これからも分岐はあるがすべて右にとれば山頂近くに出られる)。なんのツルかわからないが7m位ありそうな長いツルがあった。浅い流れにイワナが泳いでいる。
 ナメをすぎると次第に水量が減り、やがて視界が開けてスラブの基部に達する。スラブといっても所々露岩が表れているといった感じだ。傾斜もさほどきつくないし、灌木もあるので恐怖感はない。予定時間よりもだいぶ早いので、3人でトップ、セカンドを交代してランニングビレイの取り方、アンカーの取り方、確保の仕方、ハーケンの打ち方を復習する。もう、稜線が目の前だ。数分のヤブ漕ぎで稜線に出た。キツネ戻しの白いスラブが目に飛び込んでくる。
 木地夜鷹山山頂へは東へ向かう。達筆の木地夜鷹山の山名板が木に縛り付けてあった。真っ白に雪化粧した飯豊が見える。磐梯山、浅草岳も見えた。下山路はしっかりとしていて、赤布も取り付けてある。輝くようなブナの金色の林を歩き、百戸沼を見てから車に戻った。帰りに農家のそば「わたなべ」で新そばを堪能して帰路についた。(深)

.ルート図 登り=赤 下り=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平30情複、 第400号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

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