Fukushima toukoukai Home page
No5875
湯川(沢登り講習会)
安達太良山・阿武隈川流域油井川支流
山行種別    無雪期沢登り
ゆかわ 地形図

トップ沢登り>湯川

山行期間 2018年7月8日(日)
コースタイム
塩沢スキー場(9:05)→入渓(9:18)→5m滝(9:56)→三階滝(10:37〜11:30)→八幡滝(12:12)→霧降滝(12:35)→八幡滝(13:05〜14:10)→塩沢スキー場(15:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
へつりも沢登りのひとつの技術 三階滝の最初の滝は確保されて登る 相恋ノ滝でポーズ
相恋ノ滝右岸をへつって登る 湯川右俣の八幡滝上部のナメ 霧降ノ滝で遡行を終える
下降して中ノ滝 八幡滝で懸垂下降の講習 八幡滝での集合写真

行動記録
 今年の沢登り講習会は安達太良山の湯川で実施することになった。総勢17人のうち講習生は6人で、そのうち4人が沢登りはまったく初めてなのだという。この講習会が初体験となる4人だが、既に岩登り講習や机上講習を受けている人もいるので、装備もいでたちもしっかりしている。自分も2009年の講習会で初めて沢登りを体験したのだが、その時は最低限の装備で参加したことを覚えている。初体験の沢登りはとても楽しく感じ、それ以来ハマってしまい9年間続けている。その頃は毎回の沢登りが新鮮でワクワクドキドキ感があった。回数も歳も重ねた今はそこまでの感じることは少なくなり、ある意味落ち着いた沢登りになっているが、感動し感激したという事実はずっと自分の中に残っている。初体験の皆さんにも自分が感じたように、沢登りのすばらしさをぜひ体感してもらいたい。
 自分は50歳を過ぎてから沢登りを始めたのだが、その頃そんな年齢から沢登りを始める人は珍しかったと思う。しかし、今回の講習生のうち3人は50代後半と、現代の高齢化社会を象徴するような状況になっている。以前と比べると、今の中高年は体力的にも10歳ほど若返っているそうだから、その歳から沢登りを始めていけないという理由はないだろう。しかし、沢登りは一般的な登山よりも、より体力やバランスが必要とされることが多い。特にバランスの良し悪しは、持って生まれた資質のほかに、年齢的なものが大きく影響するだろう。否が応でも年々低下していくのがバランスだ。以前は何の気なしに歩くことができたところも、一歩踏み出すのがためらわれるようになる。中高年から始めるということは、若い人と比べるとハンデがある状態から始めるということに他ならない。だからこそ、リスクがあるということを十分理解しておく必要があるのだ。
 さて、沢登り講習会だが、4班に分かれて時間差でスタートした。それぞれのリーダーのもと、遡行しながら沢登りのあれこれを体験していく。自分としても4年ぶりの湯川になるが、初心者の講習にはほどよい沢だと思う。三階滝はすべて登ることができるのだが、初心者対象の講習会ということで、下段のみロープを張って登り、中段と上段は巻くことにした。少し慣れてくれば中段と上段も登ることができるだろう。その他の滝はすべて直登可能だ。へつりでドボンした人もいたが、それもまた沢登りの楽しさになる。我々1班は早めに八幡滝に着いたので霧降滝まで往復。八幡滝に戻ると後続も着いていたので、一緒に懸垂下降の練習をしてから登山道で下山した。アクシデントもなく無事講習会を終了できてホッとする。少しでも沢登りのすそ野が広がることを期待したい。(熊)

.ルート図 登り=赤 下り=青

トラック 登り=赤 下り=青

 トップ



Copyright(C) 2018 福島登高会 All Rights Reserved.