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No.5610 |
下文珠沢 |
栗子山系 摺上川流域烏川支流 |
山行種別 |
無雪期沢登り |
しももんじゅさわ |
地形図 |
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山行期間 |
2017年7月30日(日) |
コースタイム |
駐車地点(8:40)→烏川林道6号橋(9:38,9:42)入渓渡渉下文珠沢出合→下文珠沢F1(9:50)→二俣(9:53)→右俣→くの字滝・6m斜(10:36,10:47)→索道ワイヤー(10:52)→4m滝(11:00,11:14)→源頭(11:56)→休憩(12:24;12:43)下降開始→左俣沢下降(12:47)→7m滝懸垂(14:14,14:35)→右俣出合(14:39)→烏川(14:52)→駐車地点(15:56) |
写真 |
写真は拡大してみることが出来ます |
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烏川に架かる第6号橋梁 |
烏川に降り立つ |
対岸に下文珠沢の出合がある |
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烏川を徒渉する |
下文珠沢のF1(2m+4m) |
二俣から右俣へ入る |
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脆弱な法面 |
3m滝 |
くの字6m斜瀑 |
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索道のワイヤーがあった |
4m滝はシャワークライミングになる |
W君は頭から水流を浴びる |
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5m斜瀑 |
水流も少なくなると源頭は近い |
ヤブは気にならない程度 |
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左俣を下降する |
支沢が合わさってくる |
高さはないがナメの小滝が続く |
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4m2段 |
7m滝は懸垂下降 |
烏川の出合は目の前 |
行動記録 |
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茂庭地区摺上川水系で沢合宿を予定していた週末であったが、天候不順により雨が降り続き順延となった。しかしせっかくの日曜日だし、増水しても遡行できそうな下文珠沢を登ってみることにした。この沢の遡行は私たちの会にとって32年ぶりの遡行となる。その変化も気になった。
摺上川ダムを右に見て周回道路を利用して烏川を目指す。途中サルに出会い興奮しながら進み烏川に架かる橋を渡ると烏川林道と合わさる。下文珠沢の入渓ポイントへと向かうが落石も多く乗用車では車の底を擦ってしまい奥まで行くのが無理なようなので、リョウケン沢に架かる4号橋を過ぎたあたりに車をデポした。
烏川林道を歩くことにし身支度をする。駐車箇所から約1時間歩くと6号橋に着く。途中がけ崩れの為烏川林道は完全に通行止めになっている。軽四駆なら崩落地点までは入ることはできそうだ。6号橋からの入渓は斜度があり危ないので、林道を少し戻ると傾斜の緩いところがあるので、そこから烏川へ降りる。昨日までの雨で烏川が増水しているので慎重に渡渉し、対岸の下文珠沢へ向かう。渡渉を終え下文珠沢に入るとすぐにF1と出会う。
ここからがいよいよ下文殊沢の始まりである。32年前の遡行図を頼りに滝を超え右俣へと入る。ひさしぶりの遡行であり、沢も変化していると思われるので丁寧に遡行図を書きながら進む。全体を通してロープを出すほどの滝は無いが、右俣では4mの直瀑のみロープを出し後続を確保した。それ以外は巻くこともなくフリーで登れるので全体的には難しくはない。安達太良などの流域とは違い沢事態がヌメリがあるように感じられる。
6mのくの字滝を過ぎると索道ワイヤーが沢に出てくる。かつて摺上川流域は原生林の伐採作業が行われ林道まで索道で木の切り出し作業が頻繁に行われていた時代があった。沢で見つけたワイヤーはその名残である。右俣を登り詰めると枝沢が分かれる。水も切れたあたりから登りやすい地形を選び文珠山から伸びるピークを目指す。山菜採りなどでだれか入っているのだろうか踏み跡らしきものがあった。
ピーク近くで昼食をとり、左俣源頭を目指すして下降することとした。踏跡らしき跡を追っていくと沢地形となり、すぐに流れが出てくる。沢を下降するが、源頭部は勾配も急で慎重に降りていく。やがて泥沢から岩底のナメとなる。やはり右俣と同じく左俣も高さのある滝は無い。その中でもクライムダウンの終となる昔の遡行図に10m3段と記されていた滝は、練習も兼ねてロープを出し懸垂下降した。今回は7mとして整理したが、上部を含めると10mになるかどうか。記録を取る人によって滝の高さは多少違ってくる。
懸垂下降をすると、直に右俣と出合う。烏川出合を見ながら2つの滝をクライミングダウンで下り、対岸に徒渉して烏川林道に上がる。林道歩1時間で駐車地点へと戻った。今回の行程ではメジロ(イヨシロオビアブ)が黒色の衣類と下半身を目指して刺してきた。虫除けスプレーは使ったものの54箇所刺されたメンバーもいた。衣類などを工夫してメジロなどから肌を守る対策も必要だと思う。(T.W) |
遡行図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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