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No.4552 |
井戸沢
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那須・苦土川(湯川)支流 |
山行種別 |
無雪期沢登り |
いどさわ |
地形図 |
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山行期間 |
2011年9月24日(土) |
コースタイム |
大川林道終点・ゲート(5:56)→三斗小屋宿跡(6:53)→井戸沢出合(7:06)→二俣(9:20,9:34)→登山道(10:45,10:51)→流石山(11:03)→大峠(11:42)→峠ノ沢出合(12:09,12:20)→中ノ沢出合(13:37)→三斗小屋宿跡(13:20)→ゲート・大川林道終点(14:12) |
写真 |
写真は拡大してみることが出来ます |
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三斗小屋宿跡 |
苦土川(湯川)にかかる橋 |
井戸沢の出合は流れがあった |
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砂防ダム |
F1・3m滝 |
F2・15m滝は右壁を登って小さく捲く |
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F3・大まけして斜7m |
F4・4m滝 |
F6・10mナメ斜瀑 |
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F7・10mすだれ状、上部が濡れていて左へ逃げる |
F8・10m斜瀑逆くの字 |
F9・10m階段状 |
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6m滝 |
5m滝 |
5m二段 |
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段差のあるナメが続く |
二俣 |
後ろを振り返って見る |
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小滝が続く |
12m斜瀑 |
さらに階段状の斜瀑がある |
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源頭 |
色づき始まった |
振り返ると沼原調整池が見える |
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三本槍岳方面 |
流石山の山頂 |
下郷町方面 |
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大峠のお地蔵さん |
大峠の分岐標識 |
峠ノ沢出合 |
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会津中街道の分岐 |
中ノ沢出合 |
大川林道のゲート |
行動記録 |
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日曜日に用事が出来てしまい予定が狂う。Kくんが休みなので2人で井戸沢へ出かけることにした。福島を前日の夜に発ち、那須ICから那須街道、板室街道と通り深山ダムへと向かった。井戸沢へ行くには、さらに県道を進み行き止まりのゲート手前から右折して大川林道へと入る。しばらく進むと大川林道は終点となり、橋の手前にゲートがあって通行止めになっている。車は橋の手前に4〜5台駐めることが出来る。車の中で仮眠した。
翌朝、三斗小屋宿跡への車道を歩く。ゲートは三斗小屋温泉が管理し地元の人たちは自由に行き来するが、登山者が入れるのはここまでである。三斗小屋宿跡までは3kmちょっと。ゆっくり歩いて1時間ほどだが、早い人だと40分ほどで歩いてしまう。三斗小屋宿跡から道路はさらに奥へと延びているが、すぐに行き止まりになり、右に三斗小屋温泉への登山道を分ける。登山道を降りて行くと苦土川(湯川)に橋がかかっている。橋は渡らずに沢沿いにもう少し進むと左かから井戸沢が入る。普段はカレ沢で本流と出合うと言うが、今日はしっかりと水が流れていた。水量が多いようだ。
石が堆積した沢を進むと、砂防ダムが出てくる。コンクリートの表面は間伐材で覆われている。見た目は木で出来たダムのように見える。右岸に踏跡があるのでそれを利用する。井戸沢に入って30分ほどで最初の滝、3mと出合う。気温は低く、水は冷たくて手がかじかむ。次に15m滝が出てくる。右岸に取り付くと上部に残置ハーケンとアブミがわりのスリングがある。それを乗り越すと踏跡があり捲き道になっている。もしものためにロープを出して登る。
沢に戻ると次は傾斜の緩い7m滝になる。ナメとして記録するか滝にするか迷うぐらいの滝だ。次に4m滝、10m逆くの字の斜瀑、すだれ状の10m滝と滝は飽きることなく出てくる。井戸沢は距離の割にたくさんの滝が出てきて、それも簡単に登れる滝が多いので楽しい。
すだれ状の滝は濡れて滑りやすかった。さらに10m斜瀑、階段状10m滝を越えると小滝が連続するようになる。寒さと水に濡れるのを嫌ってF9・6m滝の手前で雨具を着込んだ。F11・2段5mの滝を越してしばらく行くと二俣に着いた。水量比は1:2で右俣のほうが幾らか多い。時間は9時20分、ゆっくりペースの私にあわせてもらったこともあってここまで2時間ちょっとかかった。休憩中に後続の2人パーティに追いつかれたので先行していただいた。このパーティとは、この後前後しながら登ることになる。
二俣から上は水量も少なくなり高度を上げていく。おまけに見積もって12m斜瀑?、5mと越し右に小沢を分けると、やがて水は涸れてしまう。最後は踏跡を頼りに背の低い笹をかき分けて登って行き10時45分稜線の登山道に出た。5分ほど休んでから稜線通しに流石山を通り大峠へと向かった。大峠から三斗小屋温泉方面へ下り、峠ノ沢出合へと下った。予定では峠ノ沢から沢を下降するつもりだったが、水量が多くバランスを失うと流されそうな感じ。サブルートとして考えていた会津中街道を下ることにした。峠ノ沢を渡渉し登山道を少し下ると会津中街道が道を分ける。数年前に刈払いがされて歩きやすくなったとの情報通り沢沿いにしっかりした道がついていた。中ノ沢はナメ沢で歩いてみたい気持ちにさせるが、あまりにも水量が多いので恐れをなして会津中街道をそのまま進む。12時58分、湯川の徒渉点まで来るが、橋は流されていた。流れも早く比較的流の弱い箇所を見つけて対岸へと渡った。キノコを採りに来た地元の夫婦連れの方も対岸に渡れなくてここから引き返すとのことだった。そう言えば井戸沢で前後して歩いた2人パーティの方は峠ノ沢から沢を下降したのだが、随分と苦労されたと思う。
その後、会津中街道は湯川の右岸を進み、井戸沢を横切って三斗小屋宿跡の道路へと続いていた。三斗小屋温泉を経由して登山道を三斗小屋宿跡へと戻るよりも会津中街道を戻った方が30分以上は短縮できる。三斗小屋宿跡からのんびりと林道をゲートまで戻って山行を終えた。(I.I) |
溯行図 |
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作図:和 |
トラック |
登り=赤 下り=青 |
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