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No.4520
杉田川
安達太良山・阿武隈川支流
山行種別 無雪期沢登り
すぎたがわ 地形図

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山行期間 2011年7月3日(日)
コースタイム 遠藤ヶ滝駐車場(7:00)→遊歩道→遠藤ヶ滝(7:46)→二条8m滝(10:50)→二俣(12:34)→作業道跡(13:28)→仙女平(14:07)→遠藤ヶ滝駐車場(15:27)
写真 写真は拡大してみることが出来ます
増水すると難易度はいっぺんに高くなる 安全のためほとんどの滝をロープで確保する 7m滝(F3)は泥つき
8m滝、上部に古い鉄梯子がある 水流が激しく、いつもは簡単に抜けられるところも微妙なトラバースを強いられる 二俣上部の2段8m滝

行動記録
 沢登り教室は7月3日に行われた。場所は安達太良の杉田川。ここは沢登りとしては初級の沢とされている。登るには手頃な滝が多く、沢登り教室にはちょうどいい長さの沢だ。梅雨時なので曇ってはいるが雨は降っていない。飲み過ぎてしまったらしく、少々痛む頭での参加となった。
 集合場所の遠藤ヶ滝駐車場に行くと、既に10数台の車があり賑やかだった。我々の他にも杉田川に入るパーティーがあるようだ。沢登り教室の参加者は12名だが、沢登りどころか山登りもあまり経験のない参加者もいるが、沢登り経験豊富な人やクライミングをやっている人もいる。
 私は2年前の沢登り教室で初めて本格的な沢登りを経験した。沢登り人口は少ないので、こういった機会に沢登りというものを経験し仲間が増えてくれれば嬉しい。ちなみに自分の2回目の沢登りがこの杉田川だった。それ以来2年ぶりの訪問となる。
 遊歩道をしばらく歩き、遠藤ヶ滝を過ぎてから杉田川に入る。久しぶりの沢登りは楽しい。沢には沢の歩き方があり、歩き始めてしばらくはぎごちなかったが徐々に体が思い出してくる。やがて最初に滝が現れるが、斜瀑ともいえる滝でありそのまま登ることが出来る。しかし沢登り教室の今日は、初心者もいるし練習にもなるので積極的にロープを出すことにしている。杉田川はロープをほとんど出さなくても登れる沢とされていて、実際2年前は練習として1箇所ロープを出しただけ(そこもフリーで登れる)で、他の滝は全部直登した。しかし今日は、そのときの印象よりも岩が滑りやすく、思ったより難しく感じたのはなぜだろう。
 ここでちょっとしたハプニングがあり、他のパーティーのメンバーがナメ床で滑り、こちらのロープと人に引っかかって止まるということがあった。まあ傾斜も緩いので、下まで滑ってもウォータースライダーで釜にドボン程度ですんだとは思うが、いずれにしても油断してはいけないということだ。
 その後も滝ではロープを出し確保しながら登るのを基本とした。5〜6回はロープを出しただろうか。この日は他のパーティーも2つ入っていて、滝で相前後する場面もありにぎやかな杉田川だった。しかし自分がやっているときはあまり感じないが、人が滝に張り付いていたり、急斜面をトラバースしているのを見ると怖いと感じる。久しぶりの沢登りを、皆とワイワイゆっくり時間を掛けて登った。赤布のある地点から古い作業道に入り、途中ヤブを漕いで登山道に出ると後は下山するだけ。自分にとっても今シーズンの沢登り始めを無事終えた。(K.K)

溯行図


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