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No.4411
摺上沢、イリミツ沢
摺上川流域・中ノ沢支流(摺上沢)、中津川支流(イリミツ沢)
山行種別 無雪期沢登り
すりかみさわ、いりみつさわ 地形図 稲子

トップ沢登り>摺上沢(遡行)、イリミツ沢(下降)

山行期間 2010年7月31日(土)
コースタイム 中ノ沢林道車止め(8:40)→摺上沢入渓点(9:00)→二俣(9:24)→尾根(11:15,11:28)→摺上山(12:09)→イリミツ沢標高800m地点(12:49)→中津川林道(14:27)
写真 写真は拡大してみることが出来ます
車止め脇の堰堤 中ノ沢林道を歩き始める 摺上沢出合に着けておいた赤布
摺上沢の出合 最初の3m滝 二俣手前の5m滝
高さ15m長さ30mの滑滝 2段7m滝 獣道か?微かな踏跡
摺上山の三等三角点 イリミツ沢の5m滝 下降最後の2m滝を過ぎると中津川林道は目の前

行動記録
 今回は会の合宿で摺上川流域に入る。朝7時に摺上ダムの神社近く左側の駐車場に集合した。今日は、私とOさん、Yさんが摺上沢を遡行し摺上山の三角点を確認してからイリミツ沢を下降するパーティで、KさんとYさんが中津川流域の日蔭沢を遡行し、七ッ森のピークを踏んでから大沢を下降する計画である。
 摺上ダムの上流部はメジロといわれる小さいアブが大量発生することで有名で、下山してから逃げ込む場としてテントを中津川の広場に設営してから、それぞれの取り付き点へ向かった。
 国道399号線から中ノ沢林道に下り、亀石といわれる大岩を左に詰めていくと左側に中ノ沢の堰堤が二つ続いている所があり、ここまで車を入れる。
 林道を20分ほど歩くと摺上沢の出合だ。出合は藪に隠されていてわかりづらい。6月末に一度下見したコースで、その際に赤布をつけていたので見逃すことはなかった。
 GPSの普及とともに藪山でも三角点を探し出すことが容易になった。以前には栗子山系の藪山の三角点を見つけ出すことなど不可能で、三角点を写真に収めることなど当時では考えもつかなかったことである。
 摺上沢は小さな沢である。歩き始めるとすぐ小滝が連続するようになる。5m滝を越えて5分ほどで二俣になる。右俣に入る。ここから先は水の流れのある方に沿って進み、二俣は左へと進んで行った。特徴があったのは二俣から左に入ってすぐの標高650m付近の滝であろうか。15mの滝30mのナメと記録した。
 標高860m辺りで水の流れがなくなる。いよいよ藪漕ぎの開始だ。左左と行き過ぎていくらか予定より920mピーク寄りの稜線に出てしまった。稜線はケモノ道であろうか微かな踏み跡らしきものがあった。
 尾根に出てひと休みをしてから摺上山を目指して出発した。山頂が近づくにつれ藪がひどくなる。石楠花が特につらい。30分ほどで山頂に着いた。三角点は写真に収めたが眺望も得られず、藪もひどいので早々にイリミツ沢への下降に入る。
 方向を定めイリミツ沢に下降を開始する。傾斜はいくらかキツイが藪に捕まりながら一気に下りた。できるだけ西よりに進路をとったつもりだったが源頭にある8m滝よりも下に出たようだった。
 イリミツ沢一番の滝を見れなかったのは残念だったがとにかく下るしかない。途中には所々に短いナメあり単調ながら目を楽しませてくれた。小さな滝は簡単に下れたが迷ったのは標高570mにあった5m滝だった。右岸に適当な2本の木があったので下ることが出来たが、しっかり掴まらないとそのまま落ちそうで唯一危険を感じたところだった。最後に2m滝を下りると中津川林道の橋が見えた。ホッとした。中津川の林道に上がり、ひと休みしてから1時間40分かけてテン場まで戻った。(Y.K)

溯行図



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