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No.4121
倉ノ沢
大中子山・伊南川支流見通川流域
山行種別 無雪期沢登り
くらのさわ 地形図 檜枝岐、帝釈山

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山行期間 2008年9月7日
コースタイム 倉ノ沢出合(8:30)→二俣(9:35,9:46)→2m滝・溯行終了(10:32)→林道(10:53)→倉ノ沢出合(12:19)
写真
出合にある堰堤 最初の小滝(2m) 前日からの雨で水量は10〜20cmぐらい多い
3m2段の滝 次の4m滝は水量が多いためシャワークライミング 勢い良く水が流れる
2段5mの滝 出合から1時間ほどで二俣 ダイモンジソウ
二俣の上の連瀑帯 連瀑帯の5m滝 上部も小滝が続く
沢の脇には見通川林道東山支線が走る 林道の入口 道路の脇に咲くツリフネソウ

行動記録
 前日から雨が降り続く。半分あきらめ、したたか酒を飲んでテントで休んだ。もしもの時のために6時に目覚ましだけはかけておいた。朝6時に起こされる。昨日の雨はあがっていた。出発だ。
 お湯を沸かしカップ麺を腹に流し込み、テントを車に放り込んで見通川の倉ノ沢に向かう。8時過ぎに倉ノ沢出合に到着、身支度をして沢に入る。出合には小さな砂防ダムがある。釣り人が入るのだろうか、左岸に踏跡があった。沢は前日からの雨で濁ってはいないものの水量は多い。10〜20cmは平水よりはあがっているようだ。まあ、歩くに支障はないので溯行を開始する。
 歩き始めて30分ほど過ぎて、ようやく2mの小滝が出てくる。沢の感じは悪くない。次に3m2段の滝、間を置いて4m滝が出てくる。水量が多いのでシャワークライミングになる。少し過ぎて2段5mの滝に出合う。
 9時35分に最初の二俣に着く。水量比は1:1ぐらいと思う。二俣で休んでから右俣に入る。15分ほど歩いたろうか。遠方に階段状の滝が見えてくる。近寄ってみると小さな滝の連瀑帯になっていた。3m、3m、5m、3m、2mと5つの滝が連続し、高度を上げている。いずれも直登できる。連瀑帯を過ぎたところで雨が降り出した。連日、不安定な天気が続く。このところ降り出すとスコールのように激しい雨が降り続く。核心部も終わったようなので、溯行をやめて林道に逃げることにした。2m滝のところから右岸の尾根に取り付き林道に向かってヤブ漕ぎを開始する。樹林帯なので、そうヤブが濃いわけでもない。ゆっくり登って20分ほどで林道に飛び出した。この林道は見通沢林道東山支線と言い、林道の終点は2万5分の1地形図よりもさらに奥まで入っていて、確認すると次の二俣の手前まで道は延びていた。但し林道は途中何箇所か落石があり車の乗り入れは出来ない状態だった。
 沢は、この先に3〜4mの小滝が出てくるようだが、次の機会に再び訪れて記録を整理することにした。沢としては、大きな滝は無いが滝がすべて登れて、途中林道にエスケープも出来るので初心者同士で入っても問題なさそうな感じがする。見通川本流とあわせ、来年の合宿の時に初心者の溯行対象の沢として課題を残しておくのも良いと思い、沢を後にした。
 林道を広域林道まで戻り、舗装路を車を置いてきた倉ノ沢出合まで戻った。帰り足、お風呂に入ろうと「アルザ尾瀬の郷」にまわったころには土砂降りの雨になってしまった。福島県内の会津、福島には大雨警報が発令された。あきらめて風呂に入り、福島へ戻った。(I.I)


概念図



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