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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3999
天拝山、百貫山
568.8m三等三角点峰(天拝山)、525.1m四等三角点峰(百貫山)
山行種別 無雪期一般
てんぱいやま、ひゃっかんやま 地形図 桑折


■山行期間 2007年6月23日
■コースタイム 林道(12:31)→ 天拝山(12:56)→ 林道(13:09)
■写真
林道の出発点 道路状況、手前伐採跡地、奥
宮城県の状況
内谷三等三角点(天拝山)
伐採跡地よりの展望 赤門(百貫山)の取付き 白石市の国調杭
赤門(百貫山)四等三角点

■行動記録
 宮城県白石市と国見町との間、東西に延びる県境尾根上に無名の三角点峰が数点存在する。この県境を挟んで林道水晶森線、県道白石・国見線、赤井畑・国見線、などが南北に縦断し、この県道と県道を県境尾根に沿って林道鳥取線が東西に延び、この県境にも無名峰ではあるが三角点があるので林道を利用して行ってみようと計画した。
 県道白石・国見線登って行き小坂峠まで行き県境を越えると右側に林道入口がある。林道を600mぐらい行くと最初の三角点があるが後回しにしてその先の三角点へと向かう。
 このピークのデータは国土地理院の点の記以外にはデータが見つからず点の記と地形図だけが頼りである。点の記で点名は内谷となっており、後から調べたところ天拝山であることがわかった。点の記の自動車道到達地点は山崎峠より東西方向約700m地点、山道0.8m、距離100mとしてデータがあるが地形図と多少ニアンスが違う。この山道は下方の鳥取から延びている黒の実践、破線ではないかと思い、破線と林道の交差点に車を置き身支度を調え出発する。
 周辺は伐採が進んでおり重機も置いてある。笹と草の生い茂った微かな踏み跡をたどるが、踏み跡も怪しくなり判別不明となってしまったので、地形図に合わせて林の中の藪の無い所を尾根めがけての登りに切りかえる。もうすぐ尾根かと思ったあたりから異変が襲ってきた。山の中に捨てられる類のゴミが散乱している。なぜこのような所にゴミがあるのかと先を進めると目の前は木材搬出の作業路である。
 作業路周辺を歩いてウロウロしていると、今度は敷砂利の施された道路がある。そして周辺は伐採跡地の裸山である。今登って来た尾根と県境の尾根を結んで山崎峠まで裸山である。
 この道路は山崎峠まで延びているようである。私の地形図は平成10年7月1日発行の物であるが、帰って国土地理院のHPを覗いてみたらこの道路は山崎峠まで新しく載っている。ここでやっと点の記の書かれた状況と一致したことに納得する。三角点方向もはっきりしたが背丈ほどの灌木類と笹で覆われている。県境より少し行って灌木類の少ない林の中からピークを目指す。途中微かな踏み跡も見つかる。
 多少の藪をかき分けて行くと藪の中に点拝山の三等三角点を見つけて写真に納める。帰りは道路を少し下り右左に切られている作業路を登ってきた方向より下がった方へ下って行くと車を置いた100m下方の林道に飛び出した。
 車に戻り小坂峠へ向かう。もう一つ525.1mの四等三角点へ登ることにする。点名「赤門」とあるが調べたところでは百貫山と呼ばれている。来るときに場所と登り口に当たりを付けておいた。林道よりピーク部分が見えていたので5分とかからないと思っていた。車を降りて三角点へ向かう。白石市の国土調査の杭があり県境なのだと実感する。10分で百貫山の三角点を往復する。(S.O)


■概念図



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