トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会
Fukushimatoukoukai HomePage
No.3968
麓山(羽山)
897.1m一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
はやま 地形図 岩代小浜、上移


■山行期間 2007年4月21日
■コースタイム 南口登山道入口・鳥居(10:54)→米石山(11:21)→麓山・羽山神社(12:04,12:14)→神明水(12:24)→米石山(12:42)→南口登山道入口(12:59)
■写真
南口登山道入口の鳥居 鳥居の脇の石碑
参道脇のスギ林 米石山を示す案内板 一旦林道と合わさり石切場跡へ
あがっていく作業道
ところどころにテーブルとベンチ
が整備されている
石切場跡の広場から鳥居をくぐ
って山頂へ向かう
コースはロックガーデン風に整
備されている
最後の登り百段坂 山頂手前の鳥居 山頂の石の祠
麓山は一等三角点が建つ 北口登山道を少し下ると神明水
がある
白猪森から見た麓山

■行動記録
 麓山(羽山)は福島県二本松市東和町の東に位置し、山頂には一等三角点と羽山神社の祠がある。登山道は南口と北口、それに田沢側の麓山牧場からの3コースがある。車は乗り入れるつもりだと山頂まであがってしまうが、今日は南口登山道、林道米山羽山線の起点にある鳥居から登ることにした。
 鳥居の脇に車を駐める。特に駐車場は無いので邪魔にならないようにしたい。鳥居をくぐると脇に石碑が並んでいる。すぐ林道に出る。参道(旧作業道)は林道を横切るのだが藪に覆われているので、舗装された林道を登って行く。カーブミラーの電柱のところから旧道に入ると近道である。しばらく登っていくと666mの米石山に着く。すぐに林道と道を合わせる。車を駐めるに良い場所として、米石山の道と林道との合流点、林道と山頂へ向かう旧作業道との分岐点がある。どちらも広いので、ここを起点に麓山を登ると良いと思う。
 分岐点には登山道の標識がある。ここから幅の広い、昔は石切場のための作業道だった道を登っていく。途中に石で作ったテーブルとベンチがあり見晴らし台になっている。やがて石切場跡の鳥居に着く。右手は広場になっている。車もここまで登って来れるが、自然を楽しむのであれば下から歩いてきてほしい。石切場跡はロックガーデン風に遊歩道が整備され、季節になると山頂までツツジが咲き誇る。例年だと5月下旬ごろに開花する。
 一等三角点を持つ麓山の展望はすこぶる良い。天気にさえ恵まれれば吾妻山、安達太良山、磐梯山など360度の大パノラマだ。地形図には「麓山」とあるが、地元では「羽山」と呼ばれ、昔から信仰の山とされ、山頂には羽山神社の石の祠が祀られている。
 風が冷たいので祠を囲む土塁の中で昼食にする。下りは北口登山道を下りて、途中から南口登山道へ戻ることにした。最初から車道歩きになる。10分ほどで鳥居のある駐車場に着く。15台ほどの駐車スペースががある。トイレも設置されている。林道を少し下ると左手にこのコース唯一の水場である「神明水」がある。渇水期でも涸れることがない水場だ。
 神明水から少し下ると林道は三叉路になる。左に折れると、先ほど登ってきた石切場跡の広場に出られる。南口登山道の鳥居までもどり、登ってきた旧作業道を下りる。私たちはこのまま車を置いてきた南口登山道入口の鳥居まで戻った。
 北口登山道は林道歩きになるが、鏡沼、毘沙門堂、愛蔵寺など見どころもある。時間が許すのであれば、杢少内バス停を起点に一周コースを歩いてみると、楽しみながらも結構な運動量になるので挑戦してみてはいかがでしようか。(I.I)


■概念図



トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会