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No.3536
高陽山 1126.5m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
こうようざん 地形図 飯里


■山行期間 2003年11月15日
■コースタイム 登山口・山田川砂防ダム(7:38)→高陽根簡易水道水源地(7:59)→取水口(8:23)→尾根取付点(8:55,9:00)→高陽山(10:04,10:25)→高陽根簡易水道水源地(11:27)→登山口・山田川砂防ダム(11:40)
■写真
奥川郵便局から高陽根へ 山田川砂防ダム 歩き始めると権現山が目の前に
高陽根簡易水道水源地 伐採跡地から見た高陽山 ガマズミ
雲海がひろがる 尾根の取付点 山頂まで急登が続く
ブナも見事 山頂の小さな祠 高陽山の二等三角点

■行動記録
西会津町の北方に位置する高陽山は、新潟県東蒲原郡鹿瀬町に境を接している。標高は1126.5mと低いものの飯豊連峰を背にし、目立たない会津の奥深い静かな山である。
 登山口は飯豊の弥平四郎登山口の手前、奥川郵便局から奥川に架かる橋を渡り、高陽根に向かう。中ノ沢の集落からさらに奥に入り、山田川砂防ダムが出発点になる。中ノ沢集落から山田川砂防ダムまでは、農家の軒先をかすめるように車を進める。登山口は最後の分岐を左に入り沢を渡るとすぐだ。右に登山届けのボックスがあり、砂防ダムに入る道があるので車を乗り入れると、すぐに4台程度の駐車スペースがある。
 車を置いて歩き始める。最初はダムの左側を捲くように登っていく。軽トラックは入っていける道幅だが、十五夜沢の左岸(左岸とは水流から見て左側のこと、登りの場合は沢の右側のこと言います。)に渡ると山道に変わる。少し行って丸太の橋で右岸に戻り、林の中をさらに進むと「高陽根簡易水道水源地」に着く。次に十五夜沢の左俣を右に渡ったら、尾根を挟んで延びている右俣の沢に沿って登っていく。
 緩やかに沢沿いに登って行くと左岸にビニールシートで覆われた簡易水道の取水口がある。ここから登山道は、沢の左岸に渡り伐採跡地に出る。高陽山が目の前に見える。振り返れば会津の山々が雲海から顔を出し幻想的な雰囲気を醸し出している。
 伐採跡地からの眺めを楽しんだらスギの間伐地に入っていく。右側から作業道を合わせると尾根の取付点の道標の所に着く。ここまで緩やかだった山道も一変し急登になる。ブナとカラマツの混交林になる。切れるほどの急坂をゆっくりと登っていくと左から水の音が聞こえてくる。登山道から少し入ると水が流れ出している。飲み水に使える。山頂までは、ここからさらに登りが続く。
 左から尾根が入り、ようやく勾配が緩くなったと思ったら山頂に飛び出す。小さな祠と二等三角点がある。見晴らしは良くないが、木々の間から雪化粧した飯豊の峰々が、少しだが見える。夏は木々の葉が覆い展望は期待できないと思う。花の季節には、沢沿いにいろんな花が咲くとのこと、機会があったら再度訪れてみたい。
 山頂でしばらく休んだら、登ってきた道を戻る。出だしは急斜面が続くので雨の後などスリップしないように充分注意したい。(I.I)


■概念図



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