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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3511
鬼怒沼山 2140.8m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
きぬぬまやま 地形図 三平峠、川俣温泉


■山行期間 2003年9月20日
■コースタイム 福島(6:15)→女夫淵温泉(9:00,9:30)→加仁湯(9:50,10:10)→オロオソロシの滝展望台(11:00,11:10)→鬼怒沼(12:20,12:45)→鬼怒沼山(13:20)→加仁湯(16:00)
■写真

女夫淵温泉駐車場 日光澤温泉 吊り橋を渡り登山道を歩き始める

オロオソロシの滝
オロオソロシの滝展望台 鬼怒沼の入口
鬼怒沼から鬼怒沼山方向を見る 大小の池塘が点在する鬼怒沼
鬼怒沼巡視小屋(避難小屋) 鬼怒沼山山頂(2140.8m) 雨の湿原を歩くのも気持ちが良い
加仁湯
登山口の橋(おさおと橋) 日光澤温泉の脇にある神社

■行動記録
 今にも降り出しそうな空を見ながら、福島西ICから東北自動車道に入る。白河を過ぎるあたりから小雨がぱらつき、やはり今日は雨の中を歩くことになるかと気持ちも憂鬱にうなる。ところが、栗山村に入ったところ、曇ってはいるが道路もたいして濡れてもいないし、空も若干明るくなってくる。
女夫淵温泉にある大駐車場で会津から来たメンバーと合流し、加仁湯のバスに乗り込む。加仁湯に、不要な荷物を置いて早々に旅館の脇から鬼怒川に沿って奥鬼怒歩道を歩くと直ぐに日光澤温泉に着く。 日光澤温泉の水場を左手に進むと根名草山と鬼怒沼・丸沼の分岐の標識があり、小さな神社を過ぎて、吊り橋を渡ると登山道となる。
 しばらく、川沿いに進むと斜面が急になって登山道はつづら折りで高度を稼いでいく。急な登りで息を切らしたので、オロオソロシの滝が見える展望台で休憩をとる。途中急な登りが終わる地点に休憩のベンチがありそこで小休止した後、鬼怒沼までは樹林帯の緩やかな斜面を休まずに歩く。
 鬼怒沼は標高が約2000mもあり、尾瀬ヶ原より600mも高いところにある高層湿原で、また、鬼怒沼といっても大きな沼があるわけではなく、大小約250余りの池塘が点在する湿原となっており、鬼怒川の水源となっているとのことである。
 沼のほとりで、昼食を食べた頃から気温が下がり始める。天気が良ければ景色もきれいに見えるのだろうが、あいにくの天気のため燧ヶ岳が雲の切れ目から見えたぐらいである。山頂へ向かう途中には、鬼怒沼巡視小屋という看板の付いた避難小屋がある。小屋の右手の道を進むと、2万5千分の1の地図の物見山から続いている登山道と合流する。手前の小ピークを越えて、少し登ると鬼怒沼山山頂となる。山頂は三角点はあるものの、道もしっかりしておらず、樹林の中にあるため視界もあまり利かない。鬼怒沼まではしっかりとした歩道や木道となっているのに比べるとあまり整備はされておらず、訪れる人も少ないようである。
下山を始めた途端に、雨が降り始めたので、傘を出し、雨具を身につける。時間があれば、物見山にも登る予定であったが、雨も降ってきたので止めることにする。雨の湿原も雰囲気的には良いのだが、気温が下がってきており急いで下山し、加仁湯を目指す。加仁湯は、温泉、料理とも満足のいく宿であった。(M.K)

■概念図



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