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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3474
富士山(福島県耶麻郡) 508.8m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ふじさん(ふくしまけんやまぐん) 地形図 野沢


■山行期間 2003年5月10日
■コースタイム 漆窪登山口(11:33)→富士山(12:23,12:48)→泥浮登山口(13:14)→漆窪登山口(13:35)
■写真

漆窪の消防屯所 林道漆窪泥浮線入口 富士川の脇を入る
富士川ダム(砂防ダム) キバナイカリソウ
途中から富士山頂を望む 山頂の石の祠 富士山の三等三角点

■行動記録
 福島県耶麻郡西会津町に「富士山」がある。地元では富士権現山と呼ばれている山で、国土地理院の地形図には間違いなく「富士山」と記されている。以前から機会があったら訪れてみたいと思っていて、鳥屋山の帰りに寄ってみた。
 阿賀川の北方にあり、耶麻郡西会津町と高郷村との境に位置する。登山口は漆窪と泥浮の二カ所あり、いずれも西会津町側である。
 漆窪から登ることにした。駐車場は特に無いので消防屯所の近くの路肩の広いところに車を止めさせてもらった。出発点は富士川の橋を渡ってすぐ右、登山口の小さな立て札が目印である。富士川の右岸を進み、朽ち果てた木の橋を渡り民家の裏庭を通る。流路に沿って左岸をさらに進むと砂防ダム(富士川ダム)を左に確認することができる。ここから道は右に折れ、いよいよ登りになる。道は作業歩道で歩くに支障はない。ナラの混在する雑木林を抜けると右がスギの造林地になっていて、富士山登山入口の標柱が立っている。作業歩道から離れて造林地の中の踏み跡を登っていく。道形は上部に行くほどハッキリし、尾根伝いはちゃんとした登山道になっている。東側は造林地で見晴らしも良い。登路の途中から富士山のピークが見ることができる。写真を撮ったりしてゆっくり歩いて50分ほどで富士山頂に着く。山頂には石の祠と三等三角点があり、東側が見渡せるので休むに良い。
 お昼ご飯を食べていると磐越西線を走る蒸気機関車の汽笛の音が聞こえてきた。臨時列車「磐越物語」の蒸気機関車の音だ。私が最初に会津若松に転勤してきたときは、当たり前のようにD51機関車が貨物列車を、C57機関車が臨時列車を引いて磐越西線を走っていた。見習いで最初に日中線のC11機関車の回転作業したこと、ぬれタオルで口を覆い蒸気機関車の煙で真っ黒になりながら慶徳トンネルで砕石の走行散布したこと、転勤で若松を離れる最後にC57-1号機が牽引する臨時列車に乗務したことを今でも覚えている。
 下りにかかろう。最初は尾根伝いに南南東に下って行き、次に途中で右にカーブしてさらに尾根伝いに下って行く。今では使われていない荒れた畑の脇を通り民家の前の泥浮登山口に着く。畑付近の道が不明瞭、迷うことは無いと思うが赤布を付けておいた。泥浮登山口には車を2台ぐらいだったら止めることができる。泥浮登山口から漆窪登山口までは、1.4`の下り坂、道端のわらびを撮りながら20分ほどで車を置いてきた消防屯所に戻る。(I.I)

■概念図



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