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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3383
俎倉山 1056.5m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
まなたいぐらやま 地形図 野尻


■山行期間 2002年9月15日
■コースタイム 野尻口・中向口分岐(10:25)→十字路(袴沢口分岐・NTT無線中継跡地)(11:10)→作業小屋・美女峠(11:40)→俎倉山(12:28,12:53)→美女峠・作業小屋(13:09,13:20)→十字路(13:40)→野尻口・中向口分岐(13:56)
■写真
野尻口と中向口との分岐 ツリフネソウ NTT無線中継跡地
作業小屋 ミズナラの大木 大岩
最後の急登で汗を絞られる 各テレビ局の共同中継アンテナ NHKのパラボラアンテナ
山頂の三等三角点 美女峠の高姫清水 テン場から俎倉山を見る

■行動記録
 地形図にも記されている美女峠は、昭和村中向から三島町間方をつないでいる。かつては南会津から大沼郡を経て会津若松を結ぶ交通路だった。遊歩道として標識は整備されているものの今では訪れる人も少ない。今回は、中向口から美女峠を通って、三角点のある俎倉山に登ってみることにした。
 旧美女峠遊歩道の入口は、中向口か野尻口、それに袴沢口の三カ所がある。中向口、野尻口とも特に駐車場はなく、道も細く途中で車は入れなくなる。私達は中向口と野尻口の合流点まで車で入り、野尻口側の伐採作業地の前のスペースに車を止めた。伐採作業している時は車を止めることは難しいと思う。時間を短縮したいのであれば、袴沢口から林道に入り奥の十字路に駐車すると良いだろう。
 車を止めて中向口と野尻口の分岐から歩き始める。道幅は2mほどあるのだろうが車の乗り入れは不可能。少し行くと道は二つに分かれる。右は入の沢沿いの林道なので左に入る。しばらく行くと右から未舗装路が出合う。この未舗装路は県の広域道路で何を目的に作られたは定かでない。ジグザグに登っていくと今までの悪路が嘘のように、急に広い道路に出る。左に下りていくと広場に出(この日のテン場)、右に登っていくと袴沢口からの林道と十字路で道を合わせる。十字路手前右には、NTT無線中継跡地がある。この先も車道は続いているがそうとうの悪路だ。作業車は入っていくのだろうが、一般車の乗り入れは避けたい。十字路付近は道幅も広く駐車スペースもあるので、俎倉山が目的の場合は、ここまで車で乗り入れた方が良いと思う。
 十字路から30分ほど登っていくと作業小屋に着く。この先1分も歩くと道は下草に覆われてしまう。右にテレビ中継アンテナの保守管理用の道が付いている。ここが俎倉山への登山道となる。道は良く整備されている。上を見上げるとテレビ中継アンテナのための電線も一緒だ。電線が地中に入ると道は急に角度を増してくる。次にミズナラの大木が3本出てくる。大岩を過ぎ、急登を一気に登り詰めると各テレビ局の共同テレビ中継放送所に着く。俎倉山の三角点へは、さらに先に進む。左に受信用八木アンテナを見て、右の踏跡に入るとNHKの2つのパラボラアンテナが見えてくる。最初のパラボラアンテナから12.7mの草に埋もれた地点に三等三角点がある。テレビ中継放送所まで戻って昼食とする。
 帰りは登ってきた道を戻る。美女峠の道まで下ってから三島側に少し進み高姫清水を訪れてみる。ここは美女峠の最高地点で、このコース唯一の水場で、喉を潤してから下山にかかる。作業小屋を過ぎ、道路を十字路まで戻る。さらに旧道を車を置いてきた中向口と野尻口の分岐まで戻り山行を終える。
 この日は、車で袴沢口からの林道を十字路まで登り返し、南に下って尾根の上の広場にテントを張って泊まった。だれにも邪魔されない最高のテン場だった。(I.I)

■概念図


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