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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3367
袖山 701.8m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
そでやま 地形図 会津横田


■山行期間 2002年8月18日
■コースタイム 田代鉱山跡(11:32)→尾根分岐(11:57,12:05)→662mへの分岐(12:13)→袖山(12:27,12:35)→662mへの分岐(12:45)→尾根分岐(12:50)→546m地点→林道(13:55)→田代鉱山跡(13:20)
■写真
振り返ると横田の集落が見える 刈り払いされた道 袖山の三等三角点
帰路は尾根伝いに 変形したブナの木 横田から見た袖山

■行動記録
 袖山は、福島県大沼郡金山町大塩の北方に位置する700mほどの小さな山である。合宿などで只見通いをしているうちに地形図に登山道が記されている、この小さな山にいずれ登ってみたいと合宿の時に下調べをしておいた。下調べの際に運良く地元の人に山の話を聞くことができた。山頂まで道があること、沢向かいには田代山と言う山があり道がついていること、大塩の神社の裏山は要害山と呼ばれていて道がついていることなど詳しく教えてもらった。また、登る山が増えてしまった。
 川口から只見方面に向かい、横田から橋を渡り大塩の岩崎にある大塩温泉を過ぎると、大塩の集落の手前端から右手に道が付いている。ここが袖山の入口になる。車はこの奥の田代鉱山跡まで入れる。田代鉱山はかつて鉛の露天掘りをしていたらしく車を止められる広場と、その下部にはスキー場のような斜面が広がっている。登路は奥の広場の少し手前から入る。
 幅広く刈り払われた道を登っていく。廻りはナラやヒメコマツの混交林、なだらかな山容に見える袖山だが、意外に急坂だ。途中から振り返ると麓の横田の集落が良く見える。一汗かくころに尾根道と出合う。道はこの先も尾根伝いに幅広く苅り払われている。しばらく行くと道は分岐する。左の道がが662mピークへ向かって延びている。道もこちらの方が広い。袖山に登るには右に入る。すぐに尾根沿いに山頂への踏跡があるのだが分かりづらく見逃してしまった。尾根の右側をトラバースするように進むと造林地に出た。造林地を真っ直ぐ登っていき、雑木林を抜け尾根の踏跡に戻る。山頂はすぐである。
 袖山の山頂には三等三角点があり、地元の人は「何も見えないよ」と言っていたが三方向が開けていて多少は見渡すことができた。帰路は登ってきた道を戻る。造林地を下り、右のテープを目印に登山道に入る。造林地はもっと下まで続いているので見逃さないこと。帰りがけに袖山の頂上へ延びる尾根伝いの踏跡を見つけた。草が覆っているので今の季節は造林地を経由した方が歩きやすいと思う。次の分岐からは、コースを変え尾根道の方を歩いてみた。地形図の546m地点を経由して林道に下りた。546m地点から564.7m三角点のある要害山への道は確認できなかった。林道を田代鉱山跡まで戻り、山行を終えた。山頂の手前の踏跡が刈り払いされれば快適なコースになると思う。(I.I)

■概念図


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