トップページ/沢登り/山スキー/ハイキング/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会
Fukushimatoukoukai HomePage
No.3366
本名御神楽・御神楽岳 1266mピーク・1386.5m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ほんなみかぐら・みかぐらだけ 地形図 狢ヶ森山、御神楽岳


■山行期間 2002年8月17日
■コースタイム 大鍋又沢・御神楽橋(5:33)→登山口(5:46)→八乙女滝(6:02)→尾根取付点(6:48)→杉山ヶ崎(7:58)→避難小屋(8:58,9:03)→本名御神楽(9:23,9:37)→御神楽岳(10:25,10:40)→本名御神楽(11:25,11:40)→1091mピークトラバース地点(12:30)→825mピーク(13:30,13:40)→造林地・作業道(13:54)→御神楽橋(14:53)
■写真
大鍋又沢に架かる御神楽橋 登山口 八乙女滝
急坂を登り杉山ヶ崎に着く 熊打場を過ぎると鎖場 2階建ての避難小屋
ガマズミ 御神楽岳山頂 御神楽岳には二等三角点
オトギリソウ ミヤマアキノキリンソウ 林道本名室谷線から見た御神楽岳

■行動記録
 御神楽岳に登るために、前夜、福島を発つ。本名ダムから林道本名室谷線に入り、霧来沢支流大鍋又沢に架かる御神楽橋の手前に車を止め、テントを張って仮眠する。翌朝4時半起床、朝食を済ませて早めに出発する。
 御神楽橋を渡り、林道の分岐を左に進むと登山口に着く。登山届けのボックスもここにある。いよいよ登山道だ。霧来沢にそって進む。今年はメジロがなかなかいなくならない。メジロを追い払いながら八乙女滝に着く。左岸の捲き道には鎖がつけられ岩場を慎重に通過する。鞍掛沢を過ぎしばらく行くと道は少しづつ沢から離れ登りにかかる。尾根取付点だ。ここまで1時間ちょっと。いよいよ急坂の登りとなる。1時間弱で尾根に乗り、ようやく急登から解放される。着いたところは杉山ヶ崎と呼ばれ、本名御神楽の山頂が望まれる。
 尾根道をさらに進むと熊打場に出、続いて鎖場を登ると避難小屋に着く。小屋は2階建ての立派なもので、以前の地形図には御神楽岳管理舎と記されている。水場まで200mとのことだが確認はしていない。次に緩やかな道を進むこと20分、本名御神楽の山頂に到着する。山頂からは遮るものはなく360度の景観を楽しめるはずなのだが、残念ながら今日も天気には恵まれなかった。ガスに覆われて御神楽岳へ続く尾根がが辛うじて見えるだけだ。
 しばし休んだ後、新潟県側の御神楽岳を目指す。一旦コルに下り、北に延びる尾根をたどり、1時間ほどで御神楽岳の山頂に着く。天気が良ければ水晶尾根の大スラブを拝めるのだが何も見えない。本名御神楽に戻る。刈り払いがされていないのでヤブがかぶさり歩きづらかった。
 帰路は、本名御神楽から東に続く尾根に進路を取り、1091mピークを目指す。途中、岩場や急坂もあるのでロープを伝って慎重に降りよう。両側が開けているので見晴らしは良い。1091mピークの右をトラバースするように南南東に延びる尾根に入る。地形図に登山道は記されていないが測量杭が打たれ、ハッキリした踏跡が着いている。尾根道はブナとスギが目につく。スギは自生のもので、スギの大木が尾根伝いに並んでいる様は見事である。
 825mピークに登り返し後ろを振り返ると、ガスの中に本名御神楽のピークが顔を出す。幻想的な風景である。先を急ぐ。急坂を下り、造林地に入ると道は不明瞭になってくる。踏跡を見失わないように注意して下りていくと、造林地のための作業道に出る。ここからは1時間ほどで車を置いてきた御神楽橋まで戻ることができる。(I.I)
■概念図


トップページ/沢登り/山スキー/ハイキング/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会