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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3336
二ッ箭山 709.7m四等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ふたつやさん 地形図 川前、水石山


■山行期間 2002年6月9日
■コースタイム 登山口・駐車場(9:35)→御滝(9:53)→〆張場(10:15)→飛石(10:37)→女体山(11:09,11:35)→二ッ箭山(11:50)→月山(12:05,12:10)→〆張場(12:39)→登山口・駐車場(13:10)
■写真
駐車場にある案内板 杉林の中を進む 御滝
〆張場で休憩 コルまで鎖場を登る 女体山への登り
女体山から男体山を望む 女体山から二ッ箭山への途中 二ッ箭山の四等三角点
月山の小さい祠 月山からの男体山、女体山 月山で記念撮影

■行動記録
 いわき山の会の人たちが企画してくれた清掃登山で、久しぶりに二ッ箭山を訪ねてみた。私たちは11名のパーティ、天気にも恵まれのんびりとした1日を過ごすことができた。
 二ッ箭山は何と言っても男体山、女体山などの岩峰が特徴。その阿武隈山系特有の山容は初めて訪れる人を驚かせる。国道339号線から案内板に導かれて登っていくと左手に駐車場がある。うまくすれば10台程度は止められるだろうか。この先にも最近になって駐車できるスペースが確保された。案内板のある駐車場に車を止めて歩き始める。未舗装の車道を登って行くと右に修験堂がある。左手に沢を見ながら進むと、やがて注連縄の張られた御滝に到着する。不動明王が祀られている。右岸の岩場を越えて御滝の上部に出てしばらく行くと、男体山方面への尾根コースと沢コース、月山新道コースと三方向に分岐する〆張場に着く。登山口から40分ほどで登ってこれる。小休止を取ると良いだろう。
 ここから左の尾根コースに取り付く。すぐに急坂となる。滑り岩と呼ばれる一枚岩を過ぎ尾根まで一気に登り切る。すぐに分岐、左は飛石、胎内潜の道、いずれ道は合わさる。次の分岐は岩場コースと一般コースの分岐、自信があれば岩場コースも良いだろう。私たちは一般コースを進む。それでも男体山と女体山のコルまでは鎖の付いた岩場を登らなければならない。コルから女体山までは左の巻き道を登っても良いし、鎖の付いている30mほどの直登ルートを登っても良い。女体山からの眺めは素晴らしい。頂は多少広くなっているので休むにも良い。眼下に広がるいわき市の平野部、太平洋、また阿武隈山系の山々が良く見える。
 しはし休んだら東側の道を下り、三角点のある二ッ箭山を目指す。登山口に置かれてあった案内図のプリントでは、三角点のあるピークを「湯殿山」、男体山、女体山のピークを二ッ箭山としてあった。地元ではそう呼んでいるのだろうか。三角点は林の中で見晴らしは良くない。ピークからは猫鳴山、屹兎屋山(きっとやさん)への縦走路が続いている。屹兎屋山や猫鳴山も静かな山なので機会があったら是非行ってみると良い。
 下山路は月山を経由して降りることにする。尾根伝いに月山へ向かう。15分ほどで月山に着く。ここからは対面の男体山、女体山の全容が一望でき、すこぶる眺めが良い。しばし眺めを楽しんで記念撮影をして急な下りに入る。慎重に降りて20分ほど行くと七曲分岐になる。ここを右に、さらに広葉樹林の中を下っていくと左に道を分けるが、これも右に入る。急坂を下ると、先ほどの〆張場に出る。
 ここから沢に沿って戻るのだが、足場が悪いので十分注意したい。〆張場を出てすぐに右に登山道がついている。ここを入るとやがて道は広くなり作業歩道が右の尾根に沿って下って行く。右手に送電線の鉄塔を見、しばらく行くと左に登山道があるのでここから入ると登ってきた登山道の御滝の下のところに戻れる。
 以前よりも脇道の踏跡がはっきりしてきて、メインのルートと誤りやすくなっている。初めての人は案内図と地形図を見ながらコースを間違わないようにしたい。(I.I)
■概念図


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