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Fukushimatoukoukai HomePage
山行データ No.3260
権太倉山
976.3m 二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ごんたぐらやま 地形図 羽鳥湖、新甲子、岩代長沼、上小屋


■山行期間 2001年11月18日
■コースタイム 聖ヶ岩ふるさとの森キャンプ場登山口(9:35)→馬の背分岐(10:35,10:45)→権太倉山(11:22,11:45)→つかのまの喜び(11:56)→展望台(12:15)→田ノ沢林道登山口(12:20,12:30)→聖ヶ岩ふるさとの森キャンプ場駐車場(13:47)
■写真
聖ヶ岩キャンプ場側登山口 馬の背分岐・左は大間ヶ嶽 権太倉山は二等三角点峰
山頂から二岐山 みんなで記念撮影 「つかのまの喜び」見事なブナ林
ミヤコザサ・ブナ群落の案内板 下山途中の展望台 林道終点・登山口の案内板


■行動記録
  同じ福島県内なのに、大信村までは結構時間がかかる。小さな山だが機会がなくなかなか訪れることができなかったが、オフシーズンになった11月中旬計画をたててみた。
 聖ヶ岩ふるさとの森キャンプ場の駐車場に車を置かせていただく。お願いついでにお手洗いも貸してもらう。県道に出るとすぐ、権太倉山の登山口の標識が目に入ってくる。登山道は落ち葉が一面敷き詰められている。急坂をトラバースするような感じで登っていく。
 炭焼き釜の跡もある。落ち葉で道がはっきりしないが木に荷造りのビニールが巻かれている。道が角度を増してくるとトラロープにぶつかる。右に折れること。左は急斜面になり途中で踏跡が消えてしまう。704mピークの尾根を越え、杉林の手前を左に折れる。杉林のぎわを通って馬の背分岐への登りにかかる。ここからは、落ち葉も少なく、道もはっきりしてくる。
 やがて大間ヶ嶽(ザル山)の分岐、馬の背分岐に出る。時間が許せば大間ヶ嶽を往復するのも良いだろう。寒いので先を急ぐ。いよいよ権太倉山への登りにかかる。まわりには、ブナ、ウリハダカエデ、サラサドウダン、それにマンサクなどがある。木の名前を書いたプレートが付いているので私でもわかる。権太倉山頂には11時22分到着。ゆっくり登ってきても2時間ほどである。
 権太倉山は二等三角点峰で、山頂からの展望は非常良い。特に天栄村の二岐山が良く見える。みんなで記念撮影をして、しばし休憩して眺めを楽しむ。
 下りは東側の尾根を下りる。最初は急坂を、しだいに緩やかになってくる。まわりはミヤコザサと見事なブナ林、「つかのまの喜び」と命名されたこの場所は、素晴らしい勘当を私たちに与えてくれる。残念ながら、この素晴らしい環境はいつまでもは続かない。次のピークから右の枝尾根の樹林帯へと入って行く。
 下りの道ははっきりしている。途中から道幅も広くなり展望台が出てくる。南側が刈り払われて見晴らしも良い。ここまで来ると田ノ沢林道の登山口はもうすぐである。林道に出たのが12時20分、登山口には案内板があり、車も3台程度は駐車することができる。
 ここから長い林道歩きが始まる。車を置いてきた聖ヶ岩ふるさとの森キャンプ場の駐車場までは、約1時間30分。回りの景色を楽しみながら、林道をゆっくり歩く。途中、橋のところから沢にかかる滝も見ることができるし、眺めもなかなかのものなので飽きることもない。特に地図に登山道が記されていないので、現在地を確かめながら、「今はここを歩いているんだ。いや、ここだと思う。」などと会話を楽しみながら歩くのも良いものである。


■概念図


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