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No.5431
徳網山 787.8m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
とくあみやま 地形図

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山行期間 2016年11月3日(木)
コースタイム 徳網山登山口(9:00)→徳網山(10:37,10:40)→徳網山登山口(13:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
紅葉の中を登る 黄葉の森 山頂が見える
尾根道を辿る 虹が見えた 曇りなのが残念な紅葉
山頂をそそくさと立ち去る やっと日が差した 青空に紅葉が映える

行動記録
 山形県小国町の五味沢地区にある徳網山に登ることになった。五味沢地区は朝日連峰祝瓶山の沢登りなどで何度も通過しているのだが、徳網山のことを知ったのは割合最近のことである。古くから地元の人々に親しまれてきた山で、頂上からは360度のパノラマが楽しめ、北には朝日連峰を、南には飯豊連峰を望め、天気が良ければ日本海も見えるという。山頂までの道が整備されたのは近年のことであり、雑木林やブナの原生林の中を登ると2時間ほどで山頂に至る里山である。秋は燃えるような紅葉が美しいということだが、もしかするとキノコもという期待もあり、N井田さんの計画に友達も誘って便乗させてもらうことにした。
 登山口へのアプローチは、五味沢地区を抜ける道路脇にある白い標柱を見逃さずに左折する。砂利道を200mほど進んで右に折れると車が4〜5台程度置ける広場があり、そこが登山口である。支度をして登山口から杉の植林地を登り始める。ほどなく雑木林になるとブナやミズナラの黄葉が美しい。曇っていなければさぞかしと思われる。急登の湿った路面は滑りやすいので注意しながら登っていく。登山口から350mほど標高を上げると、道は山頂へと続く尾根に乗り右に折れ、先ほどまで無かった風が当たるようになる。細尾根には小さなアップダウンがあり、左手は急な西斜面で結構切れ落ちている。右手は眼下に道や家屋が見えており、この山が里山であるということがわかる。
 そのうち風が強くなり雷鳴まで聞こえてくると、横殴りにヒョウまで降ってきた。とても里山の紅葉を楽しむという状況ではないが、山頂も近いので歩を進める。晴れていればさぞかしきれいであろう錦の尾根道をたどり山頂に着いた。今日はガスで見えないが、晴れていれば何も遮るものない360度のパノラマなのだという。山頂には数分いただけで早々に退散することにする。祝瓶山をはじめ朝日連峰の眺めは次回の楽しみにしておこう。下山はキノコを探しながら、登りと同じくらいの時間をかけてゆっくり下った。途中からは日も差してきて輝く黄葉の中を歩く。どうも一番荒れたときに山頂に登ってしまったようだ。山なんてこんなものさと思うしかない。キノコもナメコとクリタケなどが少々あった程度ですっかり当てが外れ、最後の最後に滑って転倒するというオマケまでついてしまった。今日は誰にも会わなかったなあと思いながら、登山口に戻ると遅い昼食とした。(K.Ku)

概念図


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