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No.5325
岩手山 2038.0m一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
いわてさん 地形図

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山行期間 2016年5月15日(日)
コースタイム 御神坂登山口・駐車場(6:07)→切接(7:07)→わらじ脱ぎ場(7:35,7:44)→大滝展望台(8:18,8:25)→鳥居(8:44)→笠締(9:17)→鬼ヶ城分岐(10:23,10:33)→不動平避難小屋(10:38)→岩手山・薬師岳(11:24,11:27)→不動平避難小屋(12:06,12:35)→鬼ヶ城分岐(12:44)→笠締(13:48)→大滝展望台(14:39,14:44)→わらじ脱ぎ場(15:12)→切接(15:35)→御神坂登山口(16:21)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
御神坂登山口にあるトイレ 御神坂登山口 林の中を進む(葉を見るとモミ?)
一旦未舗装路に出る 御神坂沢を過ぎたら登山道に入る 左の柵は砂防ダム道路との区分のためか
オオバキスミレが咲き誇る 切接 まだ登山道は緩やかに登って行く
わらじ脱ぎ場に着く 登山道の脇にはカタクリやキクザキイチゲが群生する 展望が開けてきた
大滝展望台でひと休み 遠くに大滝が見える 雪も出てきた
埋もれた鳥居 急なガレ場の登り 振り返ると麓が良く見える
笠締からは御神坂コースの最大の難所だ 足場の悪い危険地帯を抜けると尾根も緩やかになってくる ようやく鬼ヶ城分岐に着く
八合目避難小屋が眼下に見える 残雪を踏みながら不動平避難小屋へと下る 不動平避難小屋
いよいよ岩手山の山頂を目指す 雫石スキー場のある高倉山の奥は秋田駒・乳頭山か お鉢(外輪)には63基の観音像があるとされている
一等三角点がある薬師岳が見えてきた 薬師岳の山頂 岩手山神社奥宮側から見た妙高岳
時計回りにお鉢を廻ると眼下に八合目避難小屋が見えてくる 新緑にはまだ早い、東側の尾根はダケカンバの林か 午後になって水量が増えたのか大滝がハッキリと見える

行動記録
 御神坂登山口から岩手山に登ってみることにした。今日は家内と一緒なので最初からコースタイムをゆっくりに設定した。案内書を見ると御神坂コースは登り4時間10分、下り2時間30分とあるが標高差は1600mほどあるので、健脚でないとこの時間での往復は難しいようだ。いつの間にか二人とも60歳後半になってしまった。花の写真を撮りながらノンビリと歩くことにしよう。時間はコース標準の1.5倍程度はかかるかも。
 御神坂駐車場にはトイレもあり、結構な広さがある。駐車場の道路側にある登山口から歩き始める。最初は緩やかに林の中を登って行く。葉と木肌を見るとモミのような感じだが、樹木や花の名前には疎いので自信は無い。15分ほど林の中を行くと林道に出る。右に折れてしばらく林道を進み、伏流になっている御神坂沢を横切って少し行くと左に登山道の入口がある。このコースの歩き出しは緩やかだ。左には砂防ダムのための道路があり登山道には柵があり、道路へ入らないように注意書きが立ててある。登山道にはシラネアオイやキクサギキイチゲなどが花を付ける。切接には1時間ほどで着いた。さらに30分ほどで「わらじ脱ぎ場」に着く。
 登山道は徐々に勾配を増してくる。斜面にはカタクリやショウジョウバカマも群生している。この時期、ユキワリコザクラにはまだ早いが、何かしら咲いているものだ。樹林帯を一旦抜けると見晴らしが良くなり大滝展望台に着く。御神坂沢を覗き込むと上方に大滝らしきと思われる滝状の箇所が見える。水の流れが少なく確信が持てない。帰りにもう一度確認してみよう。
 大滝展望台から上で登山道に少し雪が残っていたが、ほぼ消えかけていた。登山道は一気に急勾配になる。8時44分、埋もれかけた鳥居に到着。ここまで3時間近くかかっている。山頂まで5時間ペースだ。天気が良いので写真を撮り、景色を楽しみながらゆっくりと登って行く。ザレ場の急斜面を登り笠締に着いたのが9時17分、急斜面のザレ場は滑りやすい。危険箇所を通過しても急斜面は続く。傾斜がいくらか緩やかになってくると鬼ヶ城分岐は近い。
 鬼ヶ城分岐まで上がったら不動平避難小屋まで50mほど高度を下げる。ここは雪渓が残っているので下るのは楽だ。ここからいよいよ岩手山の山頂を目指して最後の登りになる。登山道は火山礫の急斜面なので歩きづらい。外輪に上がると観音像が迎えてくれる。資料では63基あるとされている。前回訪れたときは吹雪の中だったので、あったことすら気づかなかった。今日も外輪の風は強くて飛ばされそうだ。どうも火口内の妙高岳がビル風の役割を果たしているようで、風向きによって強くなるようだ。
 岩手山山頂の薬師岳には11時24分に着いた。登り始めて5時間15分、時間がかかるのは覚悟していたが多少下りる時間が心配になってきた。それでも計画通り時計回りにお鉢巡りをして不動平避難小屋まで下りて昼食休憩とした。ここまでくると外輪で吹いていた風は嘘のように収まる。
 30分ほど休んでから下山を開始する。一旦鬼ヶ城分岐に登り返し、笠締に向かう。傾斜は急なので注意しながらゆっくりと下りて行く。笠締手前のザレ場の危険箇所を通過し鳥居を通り、大滝展望台までは急斜面が続く。夕方になって水量が増えたのだろうか大滝がハッキリと確認できた。ここでまたひと休み。
 わらじ脱ぎ場を通過すると傾斜も少しずつ緩くなってくる。切接を通過するころは歩き始めて9時間が経過、歩くのも飽きてきてのんびりと下る。途中たくさんの人たちに抜かれて、下山は最後かなと思ったら駐車場にはもう1台残っていた。(I.I)

岩手山で出会った花
シロバナエンレイソウ シラネアオイ カタクリ
キクザキイチゲが色鮮やかに咲き競う
これもキクザキイチゲ ショウジョウバカマ
キジムシロ オオカメノキ ツクバネソウ
オオバキスミレ ナガハシスミレ マイズルソウ

概念図


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