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No.5119
木曽駒ヶ岳 2956.1m一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
きそこまがだけ 地形図

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山行期間 2015年5月11日(月)
コースタイム 菅の台バスセンター(7:15)=しらび平(7:45〜8:00)=千畳敷(8:07〜8:39)→乗越浄土(9:47)→中岳(10:06,10:21)→駒ヶ岳(10:48,11:23)→中岳(11:51)→乗越浄土(12:09)→千畳敷(13:12)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
菅の台のバスセンター ロープウェイのしらび平駅 千畳敷カールは雪の中
遊歩道と登山道の境の標識 ホテル千畳敷が眼下に見える 雪渓上部
雪の急斜面から夏道へ 乗越浄土から見る中岳 伊那前岳方面を見る
宝剣山荘 天狗荘 後ろは宝剣岳
中岳の山頂 中岳から見る駒ヶ岳 御嶽山が良く見える
頂上山荘 駒ヶ岳の山頂 山頂には一等三角点がある
山頂の方位盤 駒ヶ岳山頂にも雪が残る 翌朝には天候も崩れ始まった
ホテル千畳敷 駒ヶ岳ロープウェイ乗り場から眼下を望む しらび平でバスに乗り換え帰路に着く

行動記録
 駒ヶ岳ロープウェイに乗るには、バス停のある菅の台まで福島からだと500kmほどあり、途中で一般道に下りたこともあって7時間ほどかかった。冬の千畳敷には以前は毎年のよう通っていたのだが、家内が一度も言ったことがないと言うので出かけてみることにした。
 前日に福島を発ち、夜半に菅の台バスターミナルの駐車場で車中泊する。駐車場にはトイレもあり洗面を済ませ朝食を摂ってから、7時15分発の朝1番のバスに乗り込んだ。雪のない千畳敷は47年ぶりである。最初に訪れた時は荒天のため宝剣山荘で足止めされた記憶が残っている。今日は風も無く穏やかなハイキング日和である。
 バスとロープウェイを乗り継ぎ8時過ぎには千畳敷に着いた。今夜泊まることになっているホテル千畳敷で受付を済ませ、余計な荷物を置かせてもらう。今日のコースは駒ヶ岳往復なので半日で終わるのだが、ホテル千畳敷では、6月末までバス・ロープウェイ料金込みのセット特別料金で泊まることが出来るのだ。特に労山会員はさらに割引きされて1人10,000円なのだ。
 登山計画書を提出してから春スキーの邪魔にならないように夏道ぞいにカールに降りてアイゼンを着ける。乗越浄土手前までは、まだ雪で覆われている。遊歩道と登山道の境の標識までくると勾配がいくらか増してくる。それでも気温が高く、雪が柔らかいので危険は無い。左に宝剣岳の岩稜を見ながらゆっくりと登って行く。標高2830mあたりで雪が途切れるのでアイゼンを外す。乗越浄土まではもうすぐである。
 乗越浄土まで上がると中岳が見える。夏道沿いに宝剣山荘へ向かい、小屋の裏を通って中岳へと進む。左には御嶽山が見える。上空には微かに巻雲が見られる程度で風も無く暖かい。まるでピクニックにでも来たようだ。天狗荘を右に見て中岳の登りにかかる。中岳の山頂を踏まないでトラバースする道もあるが、雪の残る今の時期は通行禁止となっている。中岳からの眺めも素晴らしい。もったいないので休憩して長めを楽しむ。休んでばかりいるようだ。
 中岳から駒ヶ岳のコルへと下る。高度を60mほど下げると頂上小屋のあるコルになる。駒ヶ岳の山頂へは90mほどの登り返しだ。残雪と夏道が交互に出てくるが、尾根幅もあり危ないような箇所は無い。駒ヶ岳の山頂には10時48分に着いた。千畳敷から2時間10分。本当にのんびりペースである。山頂からは360度の大パノラマで、御嶽山、北アルプス、反対側には南アルプスの山々が峰を連ねる。時間は早かったがゆっくりと昼食を摂りながら時間を過ごした。
 さて、戻ることにしよう。一旦コルへと下りてから、中岳へ登り返する。中岳からは正面に宝剣岳を見ながらの下りになる。今でこそロープウェイで簡単に登ってこれるが、本来は中央アルプスの核心部であり、眺めは一級品である。乗越浄土から千畳敷カールを下る。夏道から残雪の斜面に変わるところで再びアイゼンを着ける。最初は角度があるので注意しながら下降するが、直に勾配は緩くなる。勾配が緩くなれば、気温が高い日は雪も腐れてスリップしても止まるので、特に怖がる必要はないだろう。ゆっくり下っても30分ほどで千畳敷へと戻った。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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