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No.5034
豪士山 1,022.4m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ごうしさん 地形図

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山行期間 2014年11月24日(月)
コースタイム 豪士山登山口(9:40)→豪士峠(11:10)→豪士山(11:28,11:43)→豪士峠(11:53)→江の沢山(12:25)→中ノ沢峠(12:46,13:17)→中ノ沢登山口(13:44)→豪士山登山口(14:10)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
豪士山登山口 急登が終わった辺りから見えた江の沢山 明るい尾根道
乾き気味のナメコ 駒ヶ岳 豪士峠の標柱
灌木を透かして見える豪士山頂 豪士山頂 鳥海山
雲に浮かぶ飯豊連峰 これから辿る尾根が見渡せる 江の沢山
山頂より豪士山と駒ヶ岳を眺める 熊に囓られ半分になった中ノ沢峠の標柱
ブナ林を下る 不明瞭な沢沿いの道 中ノ沢登山口

行動記録
 豪士山は山形と福島の県境尾根にある、1000mちょっとの低山である。山頂北側に豪士峠があり、古くから福島と山形を繋ぐ道があったという。人々の往来が途絶えて久しく、尾根道も定かではなくなっていたらしいが、近年地元の人達の努力により整備が進められたようだ。そんな山を職場の若い同僚と訪ねてみた。なお、足元は沢の渡渉や雪を想定し、低山では万能靴である長靴とした。
 国道113号からブドウまつたけラインを通って元宮キャンプ場を目指す。案内標識はほとんど無いので、地図かナビで確認しておこう。適当に走っていた我々は行き過ぎて戻ってしまった。山に向かっていくと未舗装路になるが、道路は整備されており2駆でも問題はない。看板がなければ気付かないような、施設は何も無い元宮キャンプ場を過ぎると豪士山登山口だ。先客らしい2台の脇に駐車する。登山口からすぐ沢を渡り、杉林を抜けると尾根の急登で標高を稼ぎ、150mほど登ると勾配が落ち着く。落葉して見通しの良い林へ降り注ぐ日の光が心地良い。休憩中のナメコ採りグループを追い越し、細い尾根道を辿っていく。やがて道は尾根を外れ、南斜面をトラバースする。この辺りで立ち枯れのコナラにナメコを発見。やや乾燥していたが有り難くいただく。標高850mを過ぎると、雪がチラホラ見えてくる。トラバースしていた道は沢に近づくが、この沢の源頭が豪士峠のある辺りになる。暑いときはこの沢の水場でひと息つくのも良いだろう。峠までは残り100mほどだ。道は左手の急斜面を九十九折りで登り、稜線に出るとそこが豪士峠だ。
 西側の急斜面と異なり、豪士峠の東側はなだらかな灌木と笹原になっている。豪士山の山頂を踏もうと向かう道には雪が残っていて、人の足跡もあるが熊の足跡も多い。この辺りの山域は熊が多く、今でも熊猟が行われている。豪士峠から豪士山頂へは、コルに降りてから登り返すが勾配は緩い。左から回り込むようにして山頂に到着。急いだ訳ではないが2時間とかからない。先行者がいて鳥海山が見えますよと言う。なるほど今日の空気は遠望が効き、葉山と月山の間に白く鳥海山が見える。近くには蔵王連峰、先月登った朝日連峰の祝瓶山も白くなっており、飯豊連峰は雲に浮かんでいるようでどっしりとした存在感がある。豪士山からはこのまま尾根道を辿り、ひかば越えから本沢コース、さらに足を伸ばして駒ヶ岳から信濃沢コースで戻ることもできる。しかし今日は豪士峠へ戻り、さらに南へ尾根を辿り中ノ沢峠から中ノ沢コースを戻ることにした。
 豪士峠から先はしばらく雪に踏み跡も無かったが、そのうち足跡が現れた。前後に行く道来た道が見通せる、見晴らしの良い尾根道が続く。右手には七ヶ宿スキー場のある峠田岳が見えた。江の沢山を経由し、中ノ沢峠まで来て昼食休憩とする。バーナーでお湯を沸かしてのラーメンタイムは久しぶりだ。風も無く穏やかなのでゆっくりする。中ノ沢峠からは明るいブナ林を下る。沢沿いを歩くようになると、一部で道が不明瞭なところもあるが、先を見通せば問題無いだろう。やがて林道の末端に出ると、そこが中ノ沢登山口だった。だらだらと続く林道は長く感じたが、30分弱で豪士山登山口に戻った。晩秋の1日ゆったり歩いたが、たまにはこんな山行も良いものだ。(K.Ku)

ルート

概念図

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