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No.4975
内山 146.1m三等三角点
山行種別 無雪期一般
うちやま 地形図

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山行期間 2014年6月1日(日)
コースタイム 上保原駅(11:00)→玉兎巖(11:20)→内山・三角点(11:31)→採芝崖(11:40)→遍照原(11:56)→愚公谷(12:31,12:46)→高子沼駐車場(13:09)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
上保原駅前にある高子二十境遊歩道の案内板 上保原駅に自転車を駐めて出発 阿武隈急行線のガードをくぐる
案内標識は良く整備されている まずは玉兎巖を目指す 鉄の階段を登る
鳥居がある 玉兎巌の標柱 内山の三等三角点
山頂から北側が見渡せる ノカンゾウ 採芝崖へ寄り道してみる
送電線巡視路にもなっている 遍照原からの眺めも良い 遍照原(返照原)の案内板
放射能除染廃棄物の仮置場 一旦道路に降りる 再び遊歩道へ
愚公谷手前のの石像 愚公谷へ到着 愚公谷からの眺め
愚公谷の開拓記念碑が建つ 水神様 配水施設もある
走馬嶺 舗装路に出てたら高子沼へと向かう 高子沼の駐車場

行動記録
 伊達市保原町には江戸時代の漢文学者・熊阪覇陵が創始したとされる名勝地「高子二十境」がある。遊歩道も整備され、案内標識もあって散策を楽しめるようになっている。その内のひとつ点名「内山」の三角点峰を通るコースを歩いてみた。まずは、車を高子沼の駐車場に駐め、自転車で阿武隈急行線の上保原駅へと向かう。上保原駅前の広場には「高子二十境遊歩道案内板」があり、これから歩くコースを確認する。
 駐輪場に自転車を駐めたら、一旦道路に出て阿武隈急行線のガードをくぐる。すぐ右側に入る道路があり、入口には「高子二十境探勝路」の立て札がある。導かれるように登って行くと、右に玉兎巌への道が分かれる。ここから砂利道になる。一段高いところが広場になっていて、鉄骨の階段が玉兎巌への登山路である。
 なお、「高子二十境」の現在の案内標柱は、実際とは違った場所に立っていると指摘する方もいらっしゃるので、歴史的にどちらが正しいか自分で調べるしかない。ここでは案内板と現地にある標柱の位置で整理した。
 鉄骨の階段を登ると鳥居があり、登山道はさらに奥へと延びている。上保原の駅から20分ほどで高子二十境のひとつ「玉兎巌」(ぎょくとうがん)に着く。林の中で見晴らしはないが、少し手前にベンチがあり北側が開けている場所があって展望が得られる。次に送電線の鉄塔が出てくる。ここにもベンチがあって見晴らしも良い。内山の三等三角点はここにある。なお、内山とは三角点の点名であり、地形図には特に山名は記されていない。ちなみに山裾の受円寺の住所は、伊達市保原町上保原内山である。146.1m三角点峰は、受円寺の裏山であり、点名はその地名から付けられたものとも考えられる。
 三角点を写真に収めて先へ進む。採芝崖に寄り道してみよう。送電線の下を尾根伝いに下り、次の送電線鉄塔の手前から右に折れる。しばらく進むと「採芝崖」の標柱の所に出た。特に見晴らしも無く、崖の下と言った感じである。分岐まで戻る。
 次に進むと遍照原(標柱や案内板には返照原とある)に着く。と言っても案内板を良く読んでみると、遍照原が見渡せる場所であり、北西下の高子工業団地が遍照原と呼ばれているようだ。次は愚公谷へと向かう。途中には放射能除染廃棄物の仮置場が高い塀で囲まれている。ちなみにこのエリアは0.6〜1.0μSV/hの空間放射線量がある。未舗装の道路に出たら右に折れ少し下ると左側に溜池があり、遊歩道は階段を登って愚公谷の開拓地へと続いている。愚公谷の開拓地の中の畑にはかわいい石仏が建っている。その先の「愚公谷」の標柱の所からの展望は良く、下の団地が見下ろせる。ここには配水施設があり、尾根上には愚公谷開拓記念碑と水神様の石碑が建っている。また遊具もあるが、子供達が遊んでいる気配は無い。左に走馬嶺を見て果樹園へと降りていく。道はコンクリート舗装路に変わり、県道へ降りる舗装路へと続く。ここから羽山(白鷺峰)への道を辿ろうかと10分ほど道を探し回ったが見つけることが出来なかった。30年ほど前にも、多少藪をこいで入った記憶があるので、今ではわからなくなったのかもしれない。羽山は次の機会に残し、車を置いてきた高子沼の駐車場へと戻った。遊歩道の案内板を再度確認すると白鷺峰へは県道から遊歩道があるようだ。(I.I)

概念図

国土地理院地図(電子国土web)で見る
トラック 登り=赤 下り=青

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