Fukushima toukoukai Home page
No.4972
土合山(土合舘公園) 223mピーク
山行種別 無雪期一般
どあいやま(どあいだてこうえん) 地形図

トップハイキング>土合山(土合舘公園)

山行期間 2014年5月31日(土)
コースタイム 土合舘公園駐車場(11:10)→駒形三社神社(11:25)→展望スポット(11:30〜寺山調査〜12:20)→原西児童遊び場(12:26)→あやめ園(12:35,12:40)→土合舘公園駐車場(12:43)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
駐車場の土合舘公園案内図 トイレも整備されている 松川町史跡案内鳥瞰図
文科省のリアルタイム放射線量計 叶観世音像 その後ろ一段高いところに小さな祠がある
芝生広場のあずまや 園内には遊歩道が整備されている 一番高いところに駒形三社神社がある
展望スポットは曲輪の跡 展望スポットから安達太良が見える 神社の鳥居
原西児童遊び場の放射線量表示 あやめ園へ向かう八つ橋 あやめ園

行動記録
 福島市松川の南端に土合舘公園がある。園内には約4,500株のアジサイが植えられ、別名「あじさい公園」とも呼ばれている。また、土合舘公園は古城の跡でもある。当時の八丁目城主清野遠江守の父、備前守によって築かれたと聞いている。伊達氏の内紛「天文の乱(1542-1548)」の際に八丁目城の支城として築かれたという。それゆえ隠居舘ともよぶこともあったという。また、規模も大きく八丁目城(西館)に対し東館ともよばれたという。
 天文の乱のあと一時二本松城畠山氏の支配下となるが、すぐに伊達氏(大森城主伊達実元)が奪回し八丁目城とともに畠山氏攻めの拠点として用いられた。その後は二本松城の支城としての役割を担っていたが、伊達氏の移封とともに1591年八丁目城とともに廃城となったようである。聞きかじりなので誤っていたらご容赦いただきたい。
 この山には三角点があるわけでもなく、どこが山頂かははっきりしない。もっとも高い場所は稲荷神社、厳島神社、駒形神社の三社が祀られている駒形三社神社のところである。国土地理院地図(電子国土web)で確かめると標高223mと表示する。駐車場に車を駐めて登ってみることにする。駐車場には公園の案内図、松川町史跡案内鳥瞰図が立ち、立派なトイレも整備されている。道なりに登っていくと右側の曲輪が芝生広場になっている。さらに一段高いところの曲輪には叶観世音像が立ち、その後ろには小さな祠がある。水場もあり、文科省のリアルタイム放射線量計もある。数値は0.160μSV/hを表示していた。
 戻って歩道を進むと右に階段があるので登ってみる。林の中を通り駒形三社神社へと出る。この山のピークでで、城の主曲輪になるのだろうが林に囲まれていて見晴らしはない。展望を得るには、南側の切通しに下り、南端の曲輪からが良い。ここからは安達太良山が良く見える。土合山だけが目的であればここから戻る。今日は土合山の南にある寺山の調査も兼ねているので、切通しから道路に降りて寺山を登ってから再びこの地点まで戻った。寺山の記録は別に掲載する。
 展望スポットから駒形三社神社に戻り、参道を進むと鳥居をくぐる。ここからスポーツ広場の脇を抜け原西児童遊び場を通り、もう一つの駐車場へと出る。あやめ園はここから八つ橋を渡る。すると曲輪に囲まれた窪地があって、あやめの咲く庭園になっている。ひと回りしてから車に戻った。この公園の見所は何と言ってもアジサイだろう。7月上旬になると新聞やテレビなどでも紹介されるので一度は足を運んでみても良いだろう。(I.I)

概念図

国土地理院地図(電子国土web)で見る
トラック 登り=赤 下り=青

より大きな地図で 2014.05.31_土合山 を表示
トップ

Copyright(C) 2014 福島登高会 All Rights Reserved.